韓国は資源輸入国でもあり加工輸出国でもある。
独自の資源を持っているわけではないため、材料費がこの場合問題になる。
例えば携帯電話を作って100ドルで輸出するとしたら
以前までは
100ドル−材料輸入費30ドル+国内加工費50ドル =20ドルの儲け
こんな感じだった。
最近は材料輸入費が高騰しているため
100ドル−材料輸入費50ドル+国内加工費50ドル =儲け0
こうなっている。通貨が安くなれば海外への輸出は有利にはなるが、材料輸入費はかさむため
結局差し引きは0である。(実際は輸入費の方が高くなりつつさえある)
しかも、国際的金融危機で個人消費が減退しているため、そもそもその商品が売れない。
つまり、儲けが少ない上に売れず、材料費が高いからコストカット不能。儲け0はまずいからと加工費を削ると
品質が下がりさらに売れなくなるというダブルパンチ。
こういう場合、輸出ではなく国内消費が大きければ国内でキャッシュを回すことも出来るが、
韓国はむしろ海外製品を好み個人輸入する傾向にあって、国内消費が著しく低いため、
国内に金が循環せず市場が維持できなくなる。
なおかつ、国が市場に介入しようにも、短期外債の支払いで韓国政府は火の車で
国内市場を助けられるような余裕がない。つまり、詰んでいる。
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