小学校の頃、グループ分けが好きで誰かを常にグループから省かなきゃ気がすまない子がいた
その子の命令は絶対だったし私もハブかれた事もあった。昨日まで普通に話してたのに、次の日登校したら口を聞いてくれなくて、
何日かたつと何事もなかったかのように話しかけてくる。こういうのって小学校の女子にはよくあることだと思う。
私は小学校卒業と同時に青森へ転校した。青森に引っ越すのはあまり気乗りしなかったけど、おばあちゃんもおじいちゃんもいるし、家を建てたので犬も飼える。
なによりもうあの子の事で悩んだり誰かをハブいたりハブかれたりしなくていいんだって本当にうれしかった。
転校先のクラスはみんな優しかったし中学生活はすごくたのしかった。
グループはあったけれど、小学校の頃の嫌な思い出により、どこにも属さない私とも普通に仲良くしてくれていたしよくある班分けでも
おいでよ、と誘ってくれるいい子たちばかりだった。
小学校の友達とは何人かとは連絡を取っていたけど、あの子とは連絡をとっていなかった。連絡をとっていた子達と電話してもあの子の話題すら出なかった。
あの子のことなんて忘れていた中1の夏、私宛に手紙が届いていた。
あの子からだった。
「中学でいじめにあっている。○○ちゃんも○○ちゃんも小学校の頃はあんなに私の言うこと聞いていたのに。意味がわからない。
あなたから何か言って。私を助けて。親友でしょ」という感じの内容だった。
私はやっぱりざまぁみろ、とすがすがしい気分になった。でも手紙の後半部分が気に入らない。私は返事を書いた。
思い出せないが本当にひどい内容だったと思う。溜め込んでたものをいちいちひどい言葉にしてそれを赤のペンで書いた。
次の夏に、その子が自殺したことを友達から聞かされた。
私の手紙も原因になったのだろうか。
今年、私は二十歳になった。小学校の同窓会が、来月にある。
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