「あれ?ケータイが無い」
おかしい、ほんの少し目を離した隙に携帯電話を見失ってしまった。
まぁよくある事だよな、と思いつつ部屋中を探してみるがどうしても見つからない。
俺は痺れを切らしリビングにある固定電話からケータイにかけてみた。
「もしもし、鈴木ですけど」
「え?鈴木さん?」
「はい、鈴木ですけど」
「………」
ガチャ俺は慌てて電話を切った…
おかしい、何もかもおかしい…
少し落ち着こう。コンビニにでも行くか。
家から出た瞬間、俺の顔は凍り付いた。
信じられないような光景を見てしまった。
ガチャ
俺はドアを閉め部屋に戻り急いで受話器をとった。
「鈴木さんですか?あなたは誰なんですか?」
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