ラリーは、地元のフットボールスタープレーヤー。
ある日、彼が道をジョギングしていると、燃えあがっているビルが見えた。
そして女がひとり、3階の張り出しに立ち、腕にペットのネコを抱いている。
『おい、君!』
ラリーが叫ぶ。
『そのネコをこっちに投げろ!』
「だめ!」
女が泣き叫んだ。
「遠すぎるわ!」
『大丈夫!俺はフットボールをやっているんだ。ちゃんと受け取れる』
煙が窓から吹き出している。
ようやく、女がラリーに手で合図し、ネコにさよならのキスをして道へ軽く放った。ラリーは、猛スピードで落ちてくるネコから目を離さない。ネコは日よけに当たって跳ね、ラリーはネコを受け取ろうとして道に飛び込む。
そして、6フィートも宙を飛び、見事、片手でネコを受け取った。
火事を見に集まった野次馬の群れが、どっと歓声をあげる。
その歓声を聞いたラリー、いつも通り小躍りしてネコを頭上へかかげネコを道路にトライした。
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