小学生…まだまだ子供だ、新しい物だらけで刺激的な毎日が楽しい、ただただ流れる時を体いっぱいで感じて過ごす
中学生…だんだんと大人への階段に近づいてきた、世の中の様々なことに頭を悩ます思春期、未来ある自分への期待が膨らむ
高校生…そろそろ自己分析が済んで、自分の将来がボンヤリと予想できる、将来の夢を語るのがだんだん恥ずかしくなる年頃…
大学生…もうだいたい自分の人生の道筋が決まる頃、子供の頃に思い描いていた自分との差にちょっとガッカリ
社会人…いままでは3年〜6年もすれば進学等で環境の変化が訪れたが今度はそうはいかない
閉鎖的な職場で淡々とルーチンワークをこなす毎日、時間が永遠のように感じる、しかし気付くと年が明けていることも
毎日に刺激がない、自分がなりたかった大人はこんなのじゃない、しかし泣いても誰も助けてはくれない
気付けば三十路、階段をのぼるのがつらくなってきた、子供の頃は一段飛ばしでスイスイ上がれたのにな…
結婚はしないのかと両親が露骨に聞いてくる、焦りがないわけではないが、しようと思って出来るものでもない
もしかして…自分はもう子供の頃の夢はつかめないのか、ついに薄々感じていたものが確信に変わる、最後の希望を失う
考えることをやめた目は死んだ魚のよう、通勤の電車の中で騒ぐ学生が輝いて見える
生きるのがつらくなってきた
おわり
0 コメント:
コメントを投稿