じりりりりりりりりりりりりり
今日も馬鹿デカイ時計の音で目覚めた。
布団の上で大きく背伸びをする。
するとなにやら胸のところに違和感がある。
嫌な汗が背筋をそっとなでる。
「まさかまた例の症状か・・・。今日も仕事を休まなくちゃいけないのか」
と一人でぼやきそっと襟から手を入れて確認する。
(ん・・・?いつもと何か様子が違うぞ!違うこれはいつものじゃない!)
急いで服を脱いで眼で確認する。するとそこには・・・
「な・・なんだよ。ただのパイ毛か・・・。なら今日も仕事に行けそうだな・・
ったく、脅かしやがって・・」
いつものように身支度をしていつものように朝ご飯を食べていつものように仕事にでかけた
ただいつもと違うのは男の靴が一つ足りないということだけだ・・・
「お仕事行ってらっしゃい」マンションの管理人が言った
「行ってきます」
いつもの朝だった。靴がないことを除けば・・・
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