編集「ゲームから離れて漫画を連載しろ!」
冨樫「・・・。」
机に置いたペンは、
描く意欲のないことを示す精一杯の所作であり
編集はそれを知っていた
冨樫「たのむ・・・まってくれ・・・」
編集「ふざけるな!!何を待つっていうんだ!!!」
「座れ!!ペンを持て!!」
ザッ・・ザッ・・
冨樫「あとからでも!!あとなんでも言うこと聞くから!!」
冨樫「だからまってくれ・・・ボクは」
「どうしてもこのゲームで・・・休載しなくちゃいけないんだ!!」
編集「キュウサイ・・・・?キュウサ・・・何?」
編集「キュウサイシナクチャ・・・・って、何?」
返答次第で休載は消える
でもどう答えていいかわからない
極限まではりつめた空気の中で冨樫が選択した答えは
冨樫「ボクの大切なゲームで、大切にしてるキャラです」
偽らないことであった
冨樫「このゲームがあったからボクはボクに・・・
このゲームがなくなったら冨樫は・・・冨樫でなくなる・・それほどの・・だから」
冨樫「ボクはゲームをクリアできればそれでいい
ゲームをクリアした後は編集達の望む通りにする!」
「だから・・・待ってくれ・・・」
編集「キュウサイシナクチャっ・・・・て
休載するってこと?はぁ・・・はっ」
編集「勝 手 な こ と 言 い や が っ て」
編集「畜生・・・だれがっ冨樫の言う通りなんかに・・・」
「待った後でそいつが編集の望み通り
連載するってのもおそらくか!」
編集「ふざけんな・・・!ふざけんなよ!」
冨樫「ゲームが終わった後でボクが・・・妙な気を起こすかもしれないと思うなら
ゲームクリアに支障が出ない範囲で君達もプレイしてくれてかまわない・・・!」
冨樫「たのむからオレに・・・休載させてくれ!」
編集「ずるい!!!ずるいぞチクショウ!!!
何で冨樫ばっかり!!!
他の連載陣はあんなに頑張ってるのに!!!」
何でだよーーっ!!!」
編集「ぅ・・・ぅ・・・・ふざけんな!!」
読者「そいつ打ち切ったら、読者は離れるぞ」
編集「ああわかってる。もう大丈夫」
0 コメント:
コメントを投稿