先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました。
「オッス オラ 極右!」
主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするものでとても、
子どもには見せられる内容ではありませんまた主人公がピンチになると金
髪で青い目に変身します。
(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)時代遅れの脱亜入欧的表現
に笑ってしまいましたが、
こういう所から同じアジアの同胞への差別が始まるのかと思うと薄ら寒い
気がします。
そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大な
エネルギーにするというものなのですが、
その表現が更に恐ろしい全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なので
す。
万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのも
のでその衝撃にへたりこんでしまいました。
このアニメでは更に恐ろしいシーンが描かれています。
年端も行かぬ幼い子供が、神と名乗る男から強制的に戦闘訓練を受けさせ
られていました。
これはまさに戦前の軍国主義そのものです。
悲劇は続きます。
あろうことか、その弟さんも強制的にフュージョン、つまり他人と「融
合」されられたのです。
これは個人の人格否定に他なりません。
人権を蹂躙された挙句、この弟さんも戦場へとかり出されて行きました。
今この危険思想を粉砕せねば、この国に未来はないと痛感いたしました。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。
この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか。
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