255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 02:17:24.34 ID:PK1/ut5J0
学生時代DQN傾向化し殆ど親と口利いてなかったんだが朝、珍しい事にダイニングテーブルに弁当が置いてあったから持って行く事にした。
そしたらどうも朝っぱらから教室中が臭い。
どうも俺のかばんが臭い事に気付き鞄開けてみたら俺の弁当のおかずが沢庵と奈良漬けで
汁が鞄の中で漏れまくってて俺は鞄を臭くされた上クラス中に恥かいたと激怒して食わずに捨てた。
家に帰ってから知ったのだが、問題ばかり起こす俺の面倒を放棄したお袋の変わりに
田舎からばあちゃんが出て来て作ってくれた弁当だったのだが。
ばあちゃんの「どうだった?おいしかったかい?」って笑顔に対して「あんなもん捨てたわ!食えるか!
俺の鞄どうしてくれんだよ」ってキレたら、ばあちゃん顔真っ赤にして
「食べ物を粗末にするのは許さないよ!!」ってひっぱたかれた。
それでも次の日も次の日もばあちゃんは弁当作ってくれた。
しかも弁当に手紙まで付けて「みんなと仲良くしろ、暴力だけはいけない」とか
「勉強できなくてもいいから楽しく過ごしなさい」とか説教じみた事ばかり書いてあってある日から
弁当が置いてあるのに無視して家に放置してた。
それでも毎日ばあちゃんは弁当を作ってくれてた。
271 名前:255[] 投稿日:2010/01/12(火) 02:27:04.57 ID:PK1/ut5J0
ある日、ばあちゃんは家に帰る事になり、もちろん弁当もなくなって俺はせいせいしていたのだが
高校卒業前にばあちゃんが倒れて入院した。
親に見舞いにだけは行きなさいと何度も言われたがずっと無視してた。
そんなある日、校内放送で職員室に呼び出されて行ってみるとばあちゃんが危篤だからすぐ帰れと言われた。
帰る最中、こんな時になってはじめて自分の行いを反省しずっとばあちゃんに心の中で謝ってた。
病院に駆けつけるとばあちゃんが俺を呼んでいるから病室に入るように言われた。
俺はばあちゃんの手を握りしめて泣きながら弁当の事を謝った。
ばあちゃんは弱々しくも微笑みながら「立派になりなさい、苦労を沢山しなさい」と俺に言った。
それからばあちゃんがなくなってから遺品の片付け中に俺宛への手紙が見つかったと親戚に手渡された
中を読むとあのばあちゃんのお説教と今日の献立と品目が書かれていてあのときの弁当の手紙を
取っておいたのだと知った。
それから俺は今、なんとか2浪して入った大学を卒業し、会社に勤めて真面目に働いている。
まだまだ苦労と呼べる程の苦労もしてないし立派にも成れてはいないけど、
ばあちゃんに誓って頑張ろうと思う。
高校・中学のときの悲しかったエピソード
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263217763/
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