ある未開の村に宣教師がやってきた
それから数年たったある日、村一番の狩人が斧を片手に押しかけてきた
「やい、お前は村長の娘に手をつけたな」
「何を言うんです。私はそんなことは決してしません」
「とぼけるな、今朝村長の娘が白い子供を産んだ。白い人間はお前しかいないだろう」
「いいかい、落ち着いてよく聞くんだ。あそこにヤギの親子がいるだろう
みんな白いのに、一頭だけ黒い子供が混ざっているだろう。自然はときどきそういういたずらをするんだ」
「わかった。もうあんたを責めない。だから、あのヤギとオレの事ももう言わないでくれ」
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