近所の小さい本屋で

2009年12月28日月曜日 ·

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近所の小さい本屋で新書を物色中、突然入り口で奇声が上がって、
見たら小学生くらいのガキが店のおっさんにとっ捕まっていた。
ガキは半狂乱で、違いますとか僕じゃないですとか泣き喚いてて
うわー万引きかーと思って見てたら、まともに目が合った。
するとガキはあろうことか大泣きしながら俺を指差し
「あの人にやれって言われました!ごめんなさい!」
( ゜д゜)ポカーン
まさか信じねーよなおっさん…と見ると、素直に俺に向けられた怒りの視線。
ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwとか言う余裕はまったくなく、
「いや、え?え?」とかかえって不審なほど慌ててしまい、頭まっしろ。
したら、外で雑誌を立ち読みしていたおれの妹が入ってきて、ガキに、
「見てた見てた、さっきあの人何か君に言ってたもんね」
(  Д )゜ ゜
この女状況考えてふざけろやと本気で背筋がゾッとしたが、
妹「なんか、外でこの子脅して先に行かせて、自分もあとから入って、
盗るとこ見張ってたみたいです」と真面目な顔しておっさんに言い、
ガキに「違ったかな、違ったら言って」。
最初妹の顔を凝視していたガキが、すぐに調子よくうなずきやがった瞬間
妹「おかしーね。あの人キミが入る前から中にいたよ。この子ウソついてますよ」
おっさん凄まじい変わり身でまたガキを羽交い絞め。ガキ再度大暴れ。
子供の頃からこんな調子だった妹と、ガキがバカだったのとに救われた。


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