小さな運転士さん

2010年1月31日日曜日 · 0 コメント

796 :本当にあった怖い名無し :sage :04/09/27 23:37:17 ID:1j2NzGmr
もう10年くらい前の話ですが、東海道新幹線に乗っていた時のこと。
三人がけの窓際に私、通路側に小さな2-3歳くらいの女の子、真中にそのお母さん。
女の子は電車大好きらしく、「ちっ!かっ!ちぇっ!てっ!はぁいねぇ〜!」
(=新幹線って速いねー)と、すごく嬉しそうでした。
まだ「ん」が上手に言えないみたいで、言葉足らずがまた可愛かった。
結構喋りっぱなしでしたが、いかに自分は電車を好きかと延々お母さんに語っており、
将来は絶対電車の運転士になりたい、等と言っていました。暴れることは一切ナシ。
周囲もうるさいというよりも、あまりに微笑ましくて、車両全体あたたかい雰囲気。
指定席だったので車掌さんが切符拝見ーと来た時、女の子大興奮。
「あっ!!ちっ!かっ!ちぇっ!の、はぁ(息継ぎ)、うっ!てっ!ちゅさんだ!
かっこいいー!!」(=新幹線の運転手さんだ、格好いい!)まさにかぶりつかん勢いw
で、白い制服に帽子の車掌さん。「新幹線好きなの?」と女の子に。
女の子更に大興奮。またもや自分は将来電車の運転士になりたい話をする。
車掌さん、とても優しい笑顔で、自分の白い帽子をちょこんと女の子にかぶせて、
彼女たちの降りる駅までかぶってていいよ、と。
その後は本当に女の子が嬉しそうで、周囲の私たちもとても楽しい時間でした。
蛇足。一応夜で窓の外は見えなかったんだけど、やっぱり窓側がいいかと思って
女の子のお母さんに「良かったら席替わりましょう、どうぞ」と言ったところ、
その前の段階で女の子はお弁当等の車内販売にも興奮しまくりだったため、
「通路側でいいです、うるさくてごめんなさいね」とお母さんもとても丁寧な人でした。
始終優しい静かな声で女の子と話していたお母さんにも好印象。
当時新幹線は仕事で月イチ以上で乗ってた私でしたが、
女の子のことも車掌さんのことも、今でも忘れられないあたたかい思い出です。

身長

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846 名前:774RR[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 01:57:02 ID:xx3688UI
【相当高い】188cm 0.29% (大男。かなりデカい。注目されない事は皆無)
【相当高い】187cm 0.48% (デカい。目立たない事はない)
【相当高い】186cm 0.76% (デカい。かなり目立つ)
【相当高い】185cm 1.17% (デカい。目立つ)
【相当高い】184cm 1.77% (デカい。)
【高い】  183cm 2.64% (高い。欧米では6フッターと呼ばれ、ここからが長身)
【高い】  182cm 3.85% (高い。長身と呼ぶに相応しい)
【高い】  181cm 5.5%  (高い。長身と呼ぶに相応しい 男子からみた理想的身長)
【高い】  180cm 7.77% (高い。長身と呼ぶに相応しい オランダ人の平均身長世界一)
【高い】  179cm 10.38% (高い。長身と呼ぶに相応しい)
【高め】  178cm 13.78% (高め。数値、見た目、共に高め 女子からみた理想的身長)
【高め】  177cm 17.87% (高め。数値、見た目、共に高め 米国男子平均身長)
【高め】  176cm 22.52% (高め。数値、見た目、共に高め)
【高め】  175cm 28.07% (高め。数値、見た目、共に高め)
【やや高め】174cm 34.18% (普通。まだギリギリ普通)
【やや高め】173cm 40.78% (普通。平均的な身長。)
【やや高め】172cm 47.77% (普通。平均身長。学生の平均身長)
【普通】  171cm 54.80% (普通。平均的な身長)
【普通】  170cm 62.17% (普通。平均身長。日本人で一番多い)
【普通】  169cm 68.50% (普通。平均的な身長)
【低め】  168cm 74.55% (普通よりやや小さいが、チビではない)
【低め】  167cm 79.86% (普通よりやや小さいが、チビではない)
【低め】  166cm 84.44% (普通よりやや小さいが、チビではない)
【低い】  165cm 89.56% (男としては小さい。)
【低い】  164cm 89.56% (男としては小さい。)
【低い】  163cm 89.56% (男としては小さい。)
【チビ】  162〜160cm(男としては極めて小さい)
【ドチビ】 159〜157cm(人としても極めて小さい)
【hyde】  156cm

小学4年生の子から手紙で相談を受けました

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573 :癒されたい名無しさん :05/02/01 00:18:57 ID:5m9CY41l
私は昨日小学4年生の子から手紙で相談を受けました
『僕のお母さんに元気になってほしくてプレゼントをあげたいんだけど、僕のお小遣いは329円しかありません。この値段で買えて女の子が喜ぶ物は何ですか?』
という内容でした。その子の母親はガンで長く生きられないのです。男の子はその事実は知りません。
私は今日デパートに男の子を連れていきました。
「お母さんダイエットしてるのかな?ご飯全然食べないし無理して笑ってるみたいなんだ。ダイエットのやつ買えるかな」
「靴かえるかな?お母さんと水族館いきたいな」
「手紙かぁ、恥ずかしいよ!でも書いてみるね。うん、折り鶴に書いてみる」 「お花買えるかな?でも枯れたら悲しいから、サボテンにしようかな?」
「お母さんの手冷たかったから手袋買えるかな?でも、冬しか使えないよね」
「お母さん、キャビア食べたいって言ってた!買えるかな?」
その子の母を思う言葉一つ一つに涙が出そうになりました。
「僕、靴にする!お母さんといろんな場所に行きたいんだ!」
靴なんてとても300円程度では買えません
私はその子がトイレに行ってる間に靴売場に行き、事情を話し、300円で買えるようにお願いしました。もちろん後から足りない分、私が払うつもりでした。店員は快く、了解してくれました。
その子を連れて靴売場に行くと、300円均一と紙に書いてありました。急いで作ったのか雑でしたが胸が熱くなりました。
「これにする!」選んだのは白いヒールの靴でした。後で払おうとしたら「300円ですから、ちょうどです」と笑顔で言われました。感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
「早くお母さんの喜ぶ顔が見たい」
と言われ、さっそく病院に向かうことになりました。
お母さんプレゼント!!大きな声で笑顔で病室のドアを開けました。
驚いて中身を見、母親は泣きだしました。
『ありがとう。でも、ごめんね、お母さん、もう靴を履いて出かけられないかもしれないの。死んじゃうかもしれないの』
男の子は驚いた顔をし、うつむきこう言いました
『一生懸命生きた人間は星になるんだ!一生懸命輝いた星は人間に生まれ変わるんだよ。空を見ればお母さんがいるから寂しくないよ!でも、一生懸命に生きないとダメだから諦めないで頑張ろう!
僕、お母さんと水族館いきたいんた!ずーと、はけるように大きいの買ったよ」
母親は涙をふき笑顔で男の子を抱き締めました
もし、病気などで諦めかけてる方、男の子の言葉を思い出してください。諦めず頑張る事、マダ幼い子でも大切だと言っています
諦めないで頑張りましょう
長文失礼しました

13,000ドル/100 g。

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あるアメリカ人の脳に腫瘍があることが分かった。おまけに大きすぎて手術もできないとのことだった。
残された道は脳移植しかない。
担当医の説明によると、日本人の優秀な技術者の脳は50ドル/100 g、イギリス人の由緒ある貴族の脳は60ドル/100
g、アメリカ人の脳はなんと13,000ドル/100 g。
怒り狂ったアメリカ人が言う。
「それじゃ、ボッタクリでしょうが。何でアメリカ人の脳がそんなに高いんだ?」
医者は答えた。
「あなたね、100 g の脳を集めるのにアメリカ人が何人いるか分かってますか?」

それは何処かの誰かのお伽噺。 part3

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それは何処かの誰かのお伽噺。
史学界で知られた話として、「紀元前500年の中断」というものがある。紀元前500年から400年までの約百年間にわたり、欧州、中国、アジア、中東といったいずれの地域においても歴史書が断絶しているのだ。世界的な異常気象によって混乱がもたらされていたと論じる者もおり、実際にそれについて記した碑文なども発見されている。
史料が乏しいこともあってこの学説は一般的ではないが、しかし昨今発達したDNA解析によれば、紀元前500年以前の「人類」と、紀元前400年以後の人類のDNAは、生物学的に全くの別種といっていいほど構造が違っているという。
果たしてその百年には何があり、そして今の人類はどこから来たのだろう?
それは何処かの誰かのお伽噺。
1977年、フランス北東部の町カリロフスで、二十歳以上の男女が大量に殺害されるという事件があった。百人近くの被害者たちは、白昼の街中で見るも無残な有様で殺害されたにも関わらず、しかし目撃者は皆無だった。
事件は結局、犯人と疑われた移民の男が取調中に病死したことで幕を閉じたが、1990年代にジャーナリストのゴラン氏が追跡調査を行っている。それによると容疑者は明らかに冤罪であり、街ぐるみで真相を闇に葬ったというのだ。
それを聞かされた知人は、何故そんな事が、と当然のようにゴラン氏に問うたが、彼は口を歪めてこう答えたという。「当時、町に在住していた小学生児童、約1300人。そのほぼ全員が殺害に加わっていたなんて、誰が公にできるというんだい?」
それは何処かの誰かのお伽噺。
医学用語で、癌は「悪性新生物」とも呼ばれる。文字通り悪性の細胞が体内で増殖することからつけられた呼び名だ。
だが、大病院の医師の間では、決して表に出されないエピソードがしばしば語られる。何千人何万人という癌患者の中で、時折、人類とはまったく別種の生物へと「変化」するケースがあるというのだ。
例えば1988年にドイツで死亡したカナリスという男性は、キリスト教国であったにも関わらず死後即座に火葬にされた。理由はとあるウィルスのキャリアであったからと説明されたが、ナースの一人は「まるで半魚人のような」カナリス氏の顔をたしかに見た、と後に証言している。
それは何処かの誰かのお伽噺。
旧ソ連が医学・科学の発展を急ぐあまり、人体実験まがいの試行錯誤を繰り返していたことはよく知られている。
その中でもとりわけ奇異なのが、在任中に急死したとある共産党指導者を蘇生させようとした事例だろう。
何としてでも蘇生させろと指示された医師たちは、腐敗の始まった遺体から頭を切り離し、頸部に無数の機械をつないで生き返らせることに成功したという。結果、生首だけで「生き返った」その指導者は、しかし半日後には舌を噛んで自殺したとされる。
なお、執刀に携わった医師たちは、それ以前の粛清によって家族を失った者ばかりで占められていたという。
それは何処かの誰かのお伽噺。
1917年、中国南東部の沿岸に巨大な海蛇らしき生物の遺骸が打ち上げられた。
それは全長五キロに及ぶ海岸いっぱいに広がるほどに長く、色は鮮やかな青緑に輝いていた。
現地の村人はこれぞ龍神として騒ぎ、祟りを恐れるがゆえに政府の調査団が到着する以前に総出で遺骸を海に流してしまった。
数人がひそかにその生物の鱗らしきものを採取しているが、大人の掌以上のサイズを持つそれを後日学者が分析したところ、哺乳生物の角質にひどく近いとする結果が出たという。
それは何処かの誰かのお伽噺。
真言宗の開祖である空海は、その生涯の最後において高野山奥の院の霊廟に籠り、入定した。以後、霊廟は閉ざされ、外部の者は誰一人として立ち入ることが許されていない。
1970年代の半ば頃、とある雑誌の記者がその霊廟を取材しようと強引に押し掛けた。
高野山の僧が頑なに立ち入りを拒もうとする中、記者はかなり暴力的に霊廟に入り込もうとしたのだが、そのとき、廟内から「静かに」とたしなめる声がたしかに聞こえたという。
件の記者は直後に事故死したが、その死はほとんど自殺に近いものだったと記録されている。
それは何処かの誰かのお伽噺。
かつてエジプトに存在したアレクサンドリア図書館は、世界中の書物が集った場所として史実に刻まれている。図書館はその後崩壊、ためこんだ書物も焼失・散逸しているが、1980年にエール大のリシェル博士が発掘調査によりそれらの蔵書の一部を発見した。
そのうちの一つは、現代においても解読不可能の文字で記されていたが、表題に記された象形文字が「世界」を意味しているらしいことはどうにか判明した。リシェル博士はその研究に熱中したが、どうにか解読できそうだ、と家族に漏らした翌日、謎の自殺を遂げる。
残された遺書には「世界の真の姿がわかってしまった。しかし私はそれに耐えられない」と記されていた。
それは何処かの誰かのお伽噺。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は、その死因がはっきりしないことでも知られている。
落馬した怪我がもとで死亡したという説が有力だが、武家の棟梁としてはあまりに不可解な死に様といえよう。
だが、当時の頼朝の近習だったとされる榊原某なる御家人がこう日記に記していることは、あまり知られていない。
「夜半、鎌倉殿の寝所より大音声が轟いた。それは朗々たる鬨の声であり、矢羽が風を切る音であり、刃が打ち交わされる音であった」と日記は伝える。驚いた近習が駆けつけたとき、頼朝の遺体は無残に切り刻まれ、さらに海水につけたようにずぶ濡れであったという。
それは何処かの誰かのお伽噺。
1980年、某オカルト雑誌のライターであったN氏は、「悪霊に憑かれた少女」の噂を聞き、その取材を試みた。
青森在住というその少女の父親とコンタクトを取ったN氏は首尾よく少女本人と出会えたが、少女が至って朗らかで明るい普通の少女であり、語る内容も平凡であったことに拍子抜けした。
無駄骨であったかとN氏は帰京したが、取材内容をどうにか脚色して記事に仕立てている最中、奇怪な噂を同僚から聞かされる。
件の少女は半年前に事故死しており、精神を病んだ父親は日頃から娘が生きているかのような言動を取っているというのだ。
果たしてN氏は誰に出会い、誰に取材したというのか?
それは何処かの誰かのお伽噺。
十九世紀末頃、フランスの富豪リュトーシュ家の末娘が五歳にして病死した。家族はその死を悲しみ、少女が大事にしていたビスクドールを一緒に埋葬した。その後、フランスがナチスドイツに占領された頃。件のビスクドールがとある高名な職人の手になる美術品であることを知ったナチス高官の命令により墓が暴かれた。
十字を切りつつ棺を開けた兵士は仰天した。記録では三十センチ足らずとされたビスクドールは、発見時には一メートル以上の大きさで、棺の中で窮屈そうに膝を丸めており、そして小さな白骨体は所々が貪り食われたように欠けていたという。
それは何処かの誰かのお伽噺。
古代の貴人の陵墓には、粘土細工の人形が多数埋葬されていることがある。
これは当時の、死去した貴人のお伴として奴隷たちが生き埋めにされたという風習に代わるもの——つまり粘土の人形は生きた人間の代わりであるとする説があるが、しかし一部の史書に次のような記述があることは知られていない。
史書はこう伝える。永遠の旅路についた貴人の供となる者は、やはり永遠でなければならぬ。故に、粘土を溶かした湯を高温で沸騰させ、その中に生きた奴隷を投げいれて、骨も肉も土と一体化するまで煮詰めるべし、と。

降りてくるエレベーター

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149 :おさかなくわえた名無しさん :2007/03/30(金) 23:51:56 ID:c1K3k0hD
17.8年前の話。
中学生の分際で朝刊を配る新聞配達のバイトしてたんだけど、その時に配達を
任されてた場所が、大きな団地1棟とその周りだけだった。
その大きな団地で起きた体験なんだけど・・・
その大きい団地はその頃の建物にしては階層が高くて地域でもかなり目立つ
建物だった。その高さのせいかその団地で何度か飛び降り自殺があってね。
そんな事が有ったから、その団地にはお約束の様に色々噂が有ったんで、その
団地の担当になった時は本当に嫌で仕方がなかった。
怖さに慣れるのに1ヶ月以上掛かったけど、何とか慣れてきたときの事。
その団地の配達をする時は、まずエレベーターで一気に最上階まで行って、
そのフロアーを配り終えたら階段で1階づつ下っていく、と言う方法で配って
いて、その日もそれで配り終えた後に一つ仕事を忘れているのに気付いた。
その日はたまたま新聞と一緒に封筒を入れなければ成らない家があって、その
事を忘れていて(映画のチケットだったかな・・・預かってた)また戻るハメ
になった。
その家が11階だったんでエレベーターを使い、その家に封筒を入れてエレベ
ーターの所まで戻って来た時には、エレベーターは最上階で止まっていた。
普段は下りで乗る事は無いけど、その時はもちろんエレベーターを使おうと
少し上の最上階から降りてくるの待ってたら、1つ上の階でエレベーターが
止まった。エレベーターのスグ横に階段があるので、誰かが上に居たら気配
や音でスグわかる様な状態なのに、そのどちらも全く無かった。
エレベーターに乗り込む気配も音も、もちろんしない。

 それは何処かの誰かのお伽噺。 part2

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それは何処かの誰かのお伽噺。
1993年、アメリカはオハイオ州の精神病院でジョナサン・フィッシャーという男が病死した。
彼は日頃から「世界は嘘ばかりだ」と喚き散らす病的な人間不信の塊だった。
死後、彼の血液型が現行の分類のどれにも当てはまらない珍しいものであったことが判明。
また、DNAの塩基配列も人類のそれとはかけ離れたものだった。
彼は最後にこう言い残していたという。
「皆、変わってしまった。残ったのは俺だけだ」

それは何処かの誰かのお伽噺。
学界の一部では、2002年に死亡したフランス国立病院の患者の記録が密かに注目を集めている。
記録上、A氏とのみ伝えられる彼は、普段から常人の十倍以上の食料を摂取、五百キロ近い体躯で110歳まで生きた。
脂肪だらけの体で生涯を終えた彼の死因は、栄養失調だった。
「食べても食べても細胞がまだ足りないと喚く」
そう漏らした彼の肉体年齢は、医学的にはどう見ても三十代前半だったという。

それは何処かの誰かのお伽噺。
大正の末まで、青森県の北東部に家落村という集落が存在した。漁によって生計を立てていたその村は豊かとはいえなかったが、村人は概して朗らかで、よそ者に対しても友好的であったとされる。
しかし、村は大津波により壊滅。百人足らずの村人も運命を共にした。
郷土年鑑に残されている一枚の写真には、惨禍に合う数ヶ月前の村人数名が映されている。
おどけたポーズを取る彼らの手指は不自然に短く見え、まるで水かきのようになっていた。
なお、家落村の跡地からは、水深一万メートル以下に生息する深海魚の骨が多数発見されている。

それは何処かの誰かのお伽噺。
1985年、太平洋に一機の旅客機が墜落。多数の死者・行方不明者を出した。
原因は天候の激変による嵐に巻き込まれたためであり、各地気象台の記録もそれを証明した。
わずかな生存者が例外なく精神に異常を来していたことも、不幸な事例として処理されている。
「雲一つない晴天だった。なのに、眼下の海が突然渦巻き出して、あっという間に暴風雨になった」
かろうじて会話が可能であった生存者の一人はそう証言したという。
そして、「真っ黒い暴風の中、海から飛び出る巨大な蛇のような何かを見た」とも。

それは何処かの誰かのお伽噺。
飛行中のジェット機の翼、そのエンジンに野鳥が飛び込む事例は、実は珍しくない。
現行のジェット機はその対策として、エンジンに様々なシールド、フィルター等を設けているが、それでもそうした事故は減少こそすれ絶えることはない。
しかし、航空関係者に密かに知られる話として、次のようなものがある。
何年かに一回、ジェット機のエンジンに、鳥にしては明らかに巨大すぎる翼、人間らしき生物の手足の欠片がこびりついていることがあるのだ。果たして空の上では何が飛び、何が生きているのか。

それは何処かの誰かのお伽噺。
原始人が描いたとされるラスコーの洞窟画は、学術上極めて重要な資料として研究されている。
しかし、とある地質学者が次のように発表したことは、学会ではほとんど無視されている。
「洞窟の奥には、明らかに人工と思われる凹凸が刻まれている」と、彼は発表したのだ。「解析によれば、それらはどう見ても、パンゲアと呼ばれる原始以前の超大陸の詳細な地図であるとしか考えようがない」
現在、ラスコーの洞窟画は岩壁の劣化を理由に非公開とされており、彼の主張の是非を確認することは不可能となっている。

それは何処かの誰かのお伽噺。
1976年、イングランド西部の都市エルソンでは五ヶ月に渡り曇天が続いたという記録があるが、実はこれには余談がある。
分厚い雲の中、人の形をした巨大な影が遊弋するのを何百人もの住民が目撃しているのだ。
一人の住民がカメラを積んだ観測気球を飛ばしたが、半日後には気球は墜落していた。フィルムはほぼ完全に破損していたが、二十年近く経ってからとあるTV会社が一カットだけ復元に成功した。
映っていたのは黒褐色の楕円で、ある医師は「人の網膜の三千倍の拡大写真そっくり」と断定した。

それは何処かの誰かのお伽噺。
戦後間もない頃、とある地方県警に「名人」と呼ばれる刑事がいた。容疑者の取り調べに暴力を伴うことが珍しくない時代ではあったが、しかし彼はどんな容疑者にも傷一つ負わせず、次々と自白させたのだ。
ただし、それらの容疑者の多くは精神を病み、中には直後に急死した者もいた。
そうした事実に関わらず、とにかくも彼は優秀な刑事として評価され、定年で退職した。
獄中で死亡した容疑者達の検死結果——外皮には傷一つないのに内臓だけが刃物で嬲ったかの如く切り刻まれていた、という奇怪な記録だけが、県警の事件ファイルに残されている。

それは何処かの誰かのお伽噺。
昭和初期まで、四国にY村という村が存在した。この村の風習として、数十年に一度、選ばれた娘を「神子」として崇めるというものがあった。
「神子」はその生涯に渡り、村人を好き勝手に傷つけ、殺戮する。特に残虐になるよう育てる訳でもないのに、彼女らは例外なく殺傷を好む性質となるのだ。
記録にある最後の「神子」の名は「ときこ」。あるときY村と外部の連絡が途絶え、隣村の住民が調べた所、百人ほどの村人は皆殺しにされていたという。凄惨な拷問を受けたと思しきそれらの骸は、しかし全て恍惚とした笑みを浮かべていた。
なお、当時十歳の「ときこ」の消息だけは、今に至るもわかっていない。

それは何処かの誰かのお伽噺。
現存する人類、そのミトコンドリアのDNAをたどると、アフリカの一人の女性に行き着く。
通称「ミトコンドリア・イヴ」。人類のアフリカ起源説を補強する有力な学説だが、これには例外がある。約3%の割合で、明らかにアフリカ起源とは異なるDNAを有する人間が存在するのだ。
仮称「ミトコンドリア・リリス」。ただし、これは公に認められた学説ではない。DNAの組成に、どう考えても生物史の系統樹からかけ離れた情報が含まれているためだという。
発見者はスペインの学者だが、そもそも何故キリスト教における悪魔の名をつけたのか、彼が事故で急死した今となっては謎である。

それは何処かの誰かのお伽噺。
オーストラリア南部に、原住民から「人食い沼」と恐れられていた沼が存在した。水質は比較的澄み、特に険しい地形でもないのに、その沼では人や獣が頻繁に行方知れずとなるのだという。
1970年代、現地のテレビ局が「今なお残る秘境」という特番で沼を調査した。
彼らはプロのダイバーを雇い、水中カメラで沼の中を探ろうとしたのだが、ダイバーは沈んだきり一向に戻ってこない。警察を動員した捜索の結果、沼の底から水中カメラだけが見つかった。
フィルムには、沼に潜った直後から数時間にわたり、何かが何かをむさぼるような音だけが記録され、画像は完全に真っ黒のままだったという。

それは何処かの誰かのお伽噺。

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それは何処かの誰かのお伽噺。
飛行機発明といえばライト兄弟だが、彼ら以前にも飛行機械を研究した人間は少なくない。
特にドイツのシェーヴェル博士が試作した飛行機械は数秒間だが確かに「浮いた」らしい。
しかし奇妙なことに、ライト兄弟の成功が知られるやそれらの試作品はまったく飛びも浮きもしなくなった。
その後の航空力学からすれば冗談のような失敗作とされたシェーヴェル博士らの試作飛行機械。
現在残されたスケッチによれば、翼がなく、円形だったという。

それは何処かの誰かのお伽噺。
現存するわが国最古の文献には、雲間に浮かぶ城と街、そしてそこに住む人々についての詳細な記述がある。
しかも、同様の記録は欧州、中東、果ては南米にも史実として刻まれているのだ。
ただし、これら「空の国」についての各地の記録は、西暦1400年頃を境にぷっつりと途絶える。
この時期に何があったか、知る者はいない。
尚、この「空の住人」については「地上に降りてきたとき、常に霧がかかった」と記されている。

それは何処かの誰かのお伽噺。
WW�の最中に雲の中から現れドイツ軍を駆逐した「モンスの天使」の伝説は広く知られているが、同様の事象がベトナム戦争中にも起こっていたことを知る者は少ない。
それは湿地帯の底から現れ、北ベトコン兵に包囲された米兵を助けたという。
目撃者の元米兵は、「助けてくれたのはありがたいけどさ——」と言葉少なに語る。
「全身真っ黒の毛むくじゃらで、ベトコンを食い殺しながら笑っていたんだぜ?」
米国大統領は就任時に聖書に手を置き宣誓する。しかし実際の彼らは何に守護されているのか?

それは何処かの誰かのお伽噺。
旧約聖書に記されたバベルの塔の一節によると、神はそれまで人類で使われていた単一の言語をばらばらに乱し、意思疎通を困難にさせたという。
1960年代、この伝承を信じたとある言語学者が各地の単語・文法を解析し、その起源をたどって失われた「単一の言語」を復元しようと試みた。
彼は数年後に病で急死するが、残された資料に記された「言語」は猿の鳴き声にそっくりの、意味不明な発音の羅列であったという。

それは何処かの誰かのお伽噺。
世間にオーパーツとして知られる代物の大多数は、単なる学者の誤解・悪戯だったと判明している。
しかし、中には「本物」が見つかることも少なくない。
中欧の7000年前の遺跡から発見された金属のプレートも、その一つだ。
アルミを含む合金製と推測されるそのプレートには、英語に酷似した文字でこう刻まれていた。
「ここまで逃げても、奴らはまだ追ってくる……」
プレートの主は何処から来て、何から逃げていたのだろう?

それは何処かの誰かのお伽噺。
明治中頃の日本に、宮澤誠治という変わった絵ばかりを描く画家がいた。彼の絵は痩せ細った人間だったり白骨の山だったりと気味の悪いものばかりで、まったく売れることはなかった。
やがて大正二年、一枚の絵を描き上げた翌日、彼は焼身自殺を遂げる。
遺された絵には廃墟じみた建物が描かれ、焼け焦げた死体が積み重なっていた。
昭和の終り頃、彼の子孫の手によりこの絵が美術展に出品された。
一目見て審査員はいった——「原爆ドームの絵ですね」と。

チョットマッテクダサイヨー!

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939 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 04:38:54
公園で全く帰る気のない娘に
「じゃあパパは先に帰ってるからね、じゃあね」と、
背中を向けてスタスタと歩き始めた途端、背後で娘が叫ぶ
「チョットマッテクダサイヨー!」
振り返ると思いっきり困った顔を作った娘が立ち尽くしている。
たまらずに娘を抱きかかえた俺の目じりは、思いっきりタレさがっていた。

膝枕

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300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] :2010/01/21(木) 15:52:17.04 ID:c93dKcX10
昔、飲み会があるといつも膝枕して貰う子がいたんだ。
こっちも頼む訳でもなく、フラっとして貰う感じで向こうも嫌がるでもなく
俺を膝枕しつつ他の奴らと飲んでる、みたいな。
別に付き合ってる訳でもなかった、単なる会社の同僚。可愛かったけど。
んでセクハラって言葉が世間に広まりだした頃、俺も上司から
「あんまり宴会で破目外すなよ」ってサラッと言われたんだ。
だけど、こっちはすぐに「あ、あの子本当は嫌だったんだな…」ってちょっと凹んだ。
上司に相談って事は、セクハラオヤジとかと同レベルで嫌われてたのかってさ。
んで宴会で膝枕しなくなってしばらくして、一人で年末に休日出勤してた時
たまたまその子が会社にやってきたんだ。どうも昨日貰ったカレンダーを忘れてたらしい。
社会人だし、例の事件からも特にヨソヨソしくはならなかったんだけど
やっぱり二人っきりだと気まずい、というか会話しづらい。結局ちょっと最初に挨拶しただけ。
んで、カレンダー取ったからもう帰るのかと思ったら、こっちに来たんだ。
なんか用か?とは思いつつも、こちらからは話しかけずにパソ見てたら。
「あのさ」って話しかけてくる。「何?」ってこっちも普通に返すと、
「最近、膝枕、してこないよね?」って言ってきた。
嫌がってるのはお前だろって思いつつも「いやwセクハラ話題になってるしwww」
とか返すと、営業所内の喫煙エリアにあったソファーの方いって座って、膝をポンポンって。
「何やってんのwww?」
って返したら
「おいで」って
それが今の嫁さん。

い ら っ さ い ま さ い

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873 :おさかなくわえた名無しさん :2007/03/01(木) 02:04:25 ID:wI9po1i7
バイト中にぼーっとしてて、自動ドアから入ってきたお客さんに
「ありがt・・・」って言いかけてあわてて「いらっしゃいませ」って言い直したら
「い ら っ さ い ま さ い」  とかなった
超謎語作成。超訛。イラサイマサイが脳内ぐるぐるしてレジ対応中やばかった。
あのときのお客さん、私ビミョウな顔で対応しちゃってごめんね。
あとついでに
店に入ってきた時に「いただきまーす」って言われたお客さんもごめんね。
私お客さん食べないからね。怖くないからまた来てね。
でもこういうことってあるよね。あるよね・・・。

芸人の顔

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(ヽ'_'ノ)(`▽´И)ノンスタイル
('ω')(乙_ ̄└)オードリー
(´-ω-`)(□-□)ナイツ
(´ー`)ヾ( ゚∀゚ )ノはんにゃ
( )`Å´)(`L´∵)ブラックマヨネーズ
(o`(ェ)´o)()らぶらぶ☆ズキュン
(´_ゝ`)(`∀´)U字工事
(-L-)( )`∀´( )(・-・)我が家
┏|∵|┛ξ□Д□ξロッチ
(`ё´)( -_-)キングオブコメディ
( )■-■)(仝|仝)サンドウィッチマン
ヽ(`曲´)(`・д・)ノ マシンガンズ
(б▽б)〔〉´A`〈〕ロザン
( ´∀`) (゚∈゚* ) タカアンドトシ
8(`Д´)8 ('レ')ハイキングウォーキング
(・○∋○)(,,○ω○)おぎやはぎ
(誘笑) (童貞) ハライチ
(~・ω・~)(。・∀・。)しずる
(´・д・) \(\´◇`*) フルーツチンポ

ネズミが出るので誰か捕まえて欲しい

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287 名前:1/2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 02:06:24 ID:cVPhM3lf
高校時代のある日、担任の先生(地学教師)が朝の会で
「地学準備室にネズミが出るので誰か捕まえて欲しい」と訴えた。が、
誰も立候補しないので、夕方になって先生が仕方なく自分で粘着式の鼠捕りを置いていた。
翌日、朝の会で先生が
「鼠が罠にかかったけど、怖くて触れないので誰か処分して欲しい」と訴えた。が、
誰も立候補しないので、先生は準備室に入れず、地学の授業が自習になった。
さらに翌日、朝の会で先生が
「誰か鼠捕りごと捨ててきて。1000円あげるからお願い」と訴えた。もう涙目。
さすがに可哀想だし1000円欲しいので、クラス皆で見に行ったら、ドアを開ける前から
罠にかかった鼠のもの凄い叫び声が聞こえて来て、怖くなって引き返した。授業は自習。
そのまた翌日、先生が朝の会に来ない。いつまで待っても来ないので、クラス皆で
職員室まで探しに行ったら、保健室へ行ったらしいとの情報が。
何人かの女子が代表で保健室へ様子を見に行った。
その日は一限目が英語だったので、とりあえずクラスの何人かで地学準備室へ行き、
教材の準備をしていた所、壁際の床にピンクと茶色の何かを発見。
よく見ようと近寄った瞬間、背後からクラスメイトの悲鳴。振り返ると
288 名前:2/2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 02:07:25 ID:cVPhM3lf
右半身は普通に茶色い毛皮、左半身は肉&骨むき出しの超デカい鼠が
腹から躍り出たを内臓ひらひらさせながら部屋中を疾走していた。
泣き叫び逃げ惑う友人達、倒れる花崗岩標本、砕け散るチョーク、舞うプリント
国語で習った阿鼻叫喚という四字熟語が頭に浮かぶ。
壁際にあったピンクと茶色の何かは、粘着式鼠捕り&それに貼付いた鼠の皮と肉だった。
準備室から逃げ出した後ドアを封鎖、全員教室に戻って臨時学級会の結果、
保健室に行き(先生は朝の会前に、準備室でさっきの鼠に遭遇し具合が悪くなったらしい)
皆で先生にごめんなさいを言ったが、先生は一週間ぐらい許してくれなかった。
体の半分の皮と肉ががベロンと剥がれて、理科室にある人体見本みたいになっても
鼠はあんなに駆け回れるんですね。体どうなってんだ。すごいなあ。

朝の6時に起こしてください

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285 名無し物書き@推敲中? sage New! 2009/03/24(火) 18:18:57
私の先輩が外国に行った。
言葉が出来ないので、
「朝の6時に起こしてください」
という簡単なことが言えない。
そこでまず、腕をパタパタさせて飛ぶまねをし、コケコッコーと鳴いた。
それから指を使って、「6」を何度も見せた。
そうしたらボーイが「分かった、分かった」というふうにニコニコと
大きくうなずいて、向こうに行った。
しばらくしたら、ゆで卵を6個持ってきた。

DVカフェ

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35 :名無しさん@恐縮です:2009/03/26(木) 11:43:56 ID:Vff6545y0
DVの男から離れられない女って多いだろ?
だから考えたんだよ、DVカフェ
俺「おら、熱いコーヒーだ」
客「え、まだ注文してn・・・」
俺「黙って飲め、この売女!」
客「酷い!他のお客にも聞こえる声で」
俺「いいから人が出したもんをさっさと飲みやがれ」
客「いや、やめてっ。熱い!あつい!ほんとに熱い!しかもブラック!」
と、まあ酷いことをするが、客がレジに行く前に抱きしめて
「ごめんな。俺が駄目なんだ。俺が悪いんだ。二度とやらない。またやり直そう」と慰める。
やばいね。これは社会現象間違いなしだね。

土下座の仕方

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338 :名無しさん@HOME:2009/01/21(水) 11:34:41 O
さっき電車降りたら改札から出る時に駅員さんがもう一人の駅員さんに
注意かなんかしようとしたところで私に気付いて、「だから何が言いたい
かと言うとありがとうございます」になってしまって、すまんと思いつつ
吹きそうになった。
337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:20:54
土下座の仕方
1、青ざめます。ともかく顔から笑みを消しましょう。笑って誤魔化す癖は直しましょう。
2、最大で5歩ほど素早く後ずさりしましょう。その時下がるにつれてやや前屈みになり、次の行為を或る程度予想させましょう。
3、スーツ着用だろうとなんだろうと、ともかくその場に足を開いて正座します。裾が伸びるなど気にしてはいけません。
4、相手を一瞬だけ見上げます。じっと見てはなりません。
5、そして一気に渾身の力を込めて頭を振り下ろします。開いた足の間に上半身をめり込ませる形でやります。
6、そして相手に最大の敬意を込めて、本心を伝えましょう。言葉を飾ってはいけません。
7、相手の許しの言葉を待ちます。それでも許しをいただけない場合は、やや上半身をあげ、首を思い切り上げ、今度は少しばかり長く相手を見つめます。
8、そして再び頭ごと上半身を振り下ろします。二度目のこの時は、頭を地面に打ち付けましょう。
9、それでも許しを与えないようなら、相手を殴り倒してその場から去りましょう。他にやることがあるはずです。

ねこさんが私のカバンの中で

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698 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2010/01/28(木) 11:12:03 ID:yV3M0V2D0
ねこさんが私のカバンの中でどっしりと寛いでやがった
    ∧、、∧  退かんよ むりむり いやなんですけど
彡・ω・ミ    やだ ださないで あ、エサ?
彡つ と ミ     いいっす だまされないです でかけるんすか?
彡、つ、、、つ     んじゃもうワシもつれてきゃいいと思うんですけど

サンタクロースはカミサマ

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663 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 10:46:23 ID:fGWhDPWF
和んだというか感謝した話。
中1の時、親の転勤でいきなりアメリカの学校に通う事になってしまった。
中1で田舎の中学でやってた英語なんで「Hello,this is pen」のレベル。
ひたすら「This is ○○」のレベル。
コミュ力はある方だと思っていたが完全にお手上げ。日本人なんて学校で自分一人。
ESLという英語が第一言語じゃない生徒の為のクラスへ入れられたんだけど、
クラスのほとんどはヒスパニック。先生も授業中はほとんどスパニッシュ。アウェー感はんぱない。ここでも友達作りに失敗。
ほかの授業も、周りは発言をどんどんして、グループワークをするっていうのに、ただ黙って小さくなってノートをとり続ける自分。ぼっちパネェ
元々が友達が多かっただけに、孤独に耐えられずに学校で腹痛を起こすこともしばしば。
そんな自分を見つけてくれたのは、サンタクロースだった。
酔っ払ったサンタクロースを想像してくれたら良い。
赤ら顔で顔中が真っ白な髭の先生。流石にサンタクロースほど髭は長くないんだけど、ビジュアル的にはそんな感じ。
太った大きな赤ら顔のおじいさんで、いつも笑ってて、いつもジョークを言う先生だった。
学校の隅で一人で弁当を食べてたある昼休み、サンタクロースがいきなりやってきて、「コニチワ」と挨拶してくれた。
びっくりしてると、「コニチワ、ワタシは○○デス。アメリカ人デス。どうぞヨロシク」と拙い日本語で挨拶してくれた。
ただびっくりした。
人気者のサンタクロースは、自分には遠くて眩しい先生だったのに、今、目の前でたどたどしく挨拶してくれた。
私も、ぼっちの寂しさで色々切羽詰ってたんだろう、驚く先生放置でぶわあああと涙流して号泣。
おどおどするサンタクロースは、私の頭を撫でたり、抱き締めたり、擦ったり、あわあわと動揺。
なんとか思い出した英語で「Thank you, Im so glad」と繰り返してた。
664 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 10:48:24 ID:fGWhDPWF
それから、お昼休みはサンタクロースのオフィスに行くのが習慣になった。(オフィスは個人部屋。職員室がない)
オフィスでサンタクロースは、よくホットチョコレートを出してくれた。
そして言語力が必要になる歴史にさっぱりついていけていなかった自分に補習もしてくれた。
ちょくちょく「ダイトウリョ」「ミンシュシュギ」とか日本語を挟んでくれる優しさが、また嬉しかった。
多分、事前に私が詰まりそうな単語を調べていてくれたんだと思う。歴史以外の教科でも、いつでも快く助けてくれた。
そして授業中のジョークに日本のことを色々取り入れてくれるようになった。
サンタ「NYはしょっちゅうキングコングに攻撃されてるけれど、しょっちゅうUMAに攻撃されてる国があるんだよー。どこか分かる?」
生徒「は?えーっと、・・・・やっぱりNY?」
サンタ「ちがうよ、JAPANだよ、TOKYOだよ!ゴジラだよ!」って具合に。
丁寧にゴジラの写真までプリントアウトしてきてくれたり、授業中に歴史DVDをみる時、ゴジラのPVをみせてくれたり。
そうやって日本のことを色々と話題提供してくれたお陰で、クラスのみんなが私に親しみを覚えてくれて、仲間に入れてくれるようになった。
サンタ「Helloは日本語でコニチワだよ、じゃ、○○(私)に言ってみよう、せーのっ」
生徒「コニチワー!」とか。だからみんなが私をみつけると「コニチワ(・∀・)」って声を掛けてくれるようになった。
だんだん、歴史のクラスに受け入れられていくのが分かった。そしてそのクラスメイトからの紹介でどんどん友達ができるようになった。
そして一緒にランチを過ごす友達が沢山できて、やがてサンタクロースのオフィスから足の遠のいていった私を、
サンタクロースは「ヨカッタネェ、ヨカッタネェ」って喜んでくれた。
665 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 10:50:04 ID:fGWhDPWF
そして卒業セレモニーで、"一番頑張った生徒"に選ばれて表彰される事になって、全シニアと保護者の前で短いスピーチをする事になった。
そんな所だったんだけど、スピーチではもちろんサンタクロースの事を話した。
自分がどれだけ不安だったか。どれだけさみしかったか。どれだけ嬉しかったか。どれだけ救われたか。どれだけ感謝しているか。
サンタクロースには感謝してもしきれないし、受け入れてくれていったクラスメイトも大好きだということをスピーチした。
サンタクロースと歴史クラスの仲間達が泣いてた。自分も泣いてた。
アメリカの卒業式は沈黙で厳かで涙で・・・ってのじゃなくて、歓声あげて、バルーン持込で「WE LOVE MY
○○」とかいっぱいプレート持ってくるような派手なのに、
自分のスピーチですすり泣く人が出て、自分も写真撮られているのにずるずる汚い顔で涙や鼻水たらしながらスピーチした。
スピーチが終わると、サンタクロースが駆け寄ってきて、抱き締めてくれた。
サンタクロースにも一言どうぞって事で、サンタクロースが私の話をしてくれた。
最初、いきなり自分のクラスに英語の話せない生徒が入ってきてどうしよかと思ったとか。
どうやって授業をしていけばいいのか不安だったこと。
本当は中国人かと思ってたこと。一人ぼっちの私をとても心配していたこと。仲良くなりたかったこと。
友達ができていくのをみる事ができて、本当に嬉しかったこと。
私は、サンタクロースの、あの大きな腕や胸や抱き締められたときに胸にぶつかってくるようなお腹の大きさと暖かさを絶対に忘れないと思った。
そして彼がいたから、今はアメリカの大学にも進学できた。本当に感謝している。
感謝なんて二文字じゃ伝えられないくらい感謝している。
サンタクロースは何も言わなかったけれど、ネットで日本のことを色々調べてくれた事も、
心配してくれていたことも、一人の生徒としてとても愛してくれたことも、
私に素晴らしい青春をくれたことも、全部全部忘れない。
今でも、サンタクロースは、私のカミサマです。
長文しつれいしました。

なぜ人を殺しちゃいけないか?

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14 ノイズ2(アラバマ州) :2009/10/25(日) 20:47:20.44 ID:UrPJs0 q
なぜ人を殺しちゃいけないか?
社会学的理由「役割理論によると殺人者という役割になってしまい
今後コミュニケーションが不利になるから。」
心理学的理由「道徳的不快感と生理的不快感が生まれるから。」
経済学的理由「一人死んで一人刑務所に入ると
合計2人分の国内GDPが減るから。」
国際政治学的理由「無差別な攻撃者が一番損をするのは、
アクセルロッドのゲーム理論より明らかだから。」
生物学的理由「人を殺す人間は刑務所に入るか死刑になり、
適応価が下がり自然淘汰されるから。」
政治学的理由「これも小泉改革のツケにされるから。」
文学的理由「ラスコーリニコフは苦悩したから。」
歴史学的理由「一人殺したら殺人者になり、無罪になるには
組織的に大量に殺さないとダメだと
チャップリンが言ってたから。」
哲学的理由「殺していい理由も殺してはいけない理由もない、
カントのアンチノミーであり理性の能力を超えているから。」
物理学的理由「エヴェレット解釈によれば人を殺せなかった可能世界は
必ず発生するので殺せない。」
化学的理由「撃っても煮ても焼いても質量保存の法則により
総質量は変わらないので無駄だから。」

にんげんていいな

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789 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2009/03/19(木) 08:54:40 ID:qUKYnj9t
私の携帯は子供が保育園に行く時間になるとアラームがなる設定にしてある。
ちなみに流れる曲は日本むかしばなしの「にんげんていいな」
そんな携帯を会社に忘れてきた。
会社は専務や部長が早く出社してきて、私は最後に出社する事になるので
会社では延々私の携帯が鳴り続けてる状態になってしまいます。
会社について専務に「すいません携帯五月蠅かったですよね?」と聞くと
「おーなんや、あんたの携帯人間になりがたっとったぞ」
wwwwサーセンwww

苛立ちを感じるのは私だけでいい。

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32 名前:彼氏いない歴774年[] 投稿日:2010/01/29(金) 04:48:25 ID:TE5oygxg
バイトしてるコンビニに可愛いカップルが来店。
彼女が特に可愛いくて、小柄でふわふわした感じ。全力で守ってあげたいタイプ。
彼氏はサッカー部に入ってます系のイケメン。
彼女「ねねね!○○くん、おでん♪おでん♪さや、たまごさん食べたーい(´∀`)」
彼氏「おおっ、うまそー。でも、今おでん食ったら夕飯食えなくなるぞ?」
彼女「さや良い子だからちゃんとごはんも食べるよお〜(≧≦)」
彼氏「ほんとかー?てかお前もっと食べて大きくならなきゃだもんな。」
って彼氏が彼女の頭をポンポン叩いて
彼女が「今に大きくなるもん!」
ってピョンピョン背伸びしたとこで、レジにお客さんが並んだから後は聞いてない。
カップルって普段からあんな漫画みたいな会話をしてるのか〜
ほっこりしたよ

33 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 05:12:54 ID:+I6UW4n+
>>32に苛立ちを感じるのは私だけでいい。
34 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2010/01/29(金) 05:26:09 ID:w8X8f47j
>>33
いや私だけでいい

ビルゲイツの収入

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ビルゲイツの収入
秒給 約2万円
分給 100万円
時給 7千万円
日給 5億7000万円
月給 100億円
年棒 1200憶円

ビルゲイツは落ちている一万円拾うよりもその数秒を働いていたほうが稼げる

ある日、ビルゲイツ、マイケルジョーダン、ダライラマ、バックパッカーの4人が同じ飛行機に乗り合わせた

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ある日、ビルゲイツ、マイケルジョーダン、ダライラマ、バックパッカーの4人が同じ飛行機に乗り合わせた
突然、操縦席の方から爆発音がし、白い煙が流れてきた・・
慌てて機長がやってきて言うには、
「みなさん、よい知らせと、悪い知らせがあります
悪い知らせは、この飛行機が墜落しつつあるということです
よい知らせは、機内にはパラシュートが4つあるということです」
と言うなり、その内の一つを掴んで飛び降りてしまった
マイケルジョーダンが立ち上がった
「私は世界一のスポーツ選手だ。私が死ねば子供たちが悲しむだろう
私はこのパラシュートを使う権利がある」
そう言って、飛び降りてしまった
次にビルゲイツが立ち上がった
「私は世界一頭のいい男だ。私が死ねば世界の経済は混乱に陥るだろう
私はこのパラシュートを使う権利がある」
そう言って、飛び降りてしまった
ダライラマが立ち上がった
「息子よ。私はもう十分生きた。悟りを開き死を恐れることもない
最後のパラシュートはあなたが使いなさい。私は機と運命を共にしよう」
バックパッカーが立ち上がった
「ヘイ、坊さん、心配いらないぜ
さっき世界一頭のいい男が掴んでいったのは、俺のバックパックだ」

じーちゃんにPSP買ってもらった^^

2010年1月30日土曜日 · 0 コメント

ただしGOだけどorz
誕生日にPSP頼んでたんだ
ヤバそうだったから形落ちで良いと言っといたんだ
そしたらじいちゃん気を使ったのか最新のを買ってやったと言ってきた
じいちゃんニコニコしながらくれたんだが正直困った
一応お礼は言っといたが今日売っ払ってきた
ばあちゃんに聞いたら
店員が最新のにしといた方が良いって言ったんだって
この店員殴ってきて良いか?

ドッポン便所

2010年1月29日金曜日 · 0 コメント

小学2年くらいのころドッポン便所に衝撃与えるとデュアー!って叫ぶ
ウルトラマンの人形落としたんだよ、何気なくそのまま糞したら糞が
ウルトラマンにあたって便所のそこからデュア~!デュア~!って、しかも
いい感じにエコーかかってやたら怖かった。その後泣きながら次の日まで
布団に包まってた。それ以来ウルトラマンを見るたびに怖くて仕方がない


末期ガンの患者が入院していた。

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ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。一人は窓側のベッド、
もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男はドア側のベッドの
男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」
「桜の花がさいたよ。」
「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしてい
た。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来
ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめ
た。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア
側のベッドの男は、自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの
男を見殺しにした。 窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

俺のオカンが作る味噌汁は最高に美味しい。

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俺のオカンが作る味噌汁は最高に美味しい。
朝は家族で残さず飲むし、その日一日の活力だ。
しかし俺は当時反抗期。家族なんざダチの前では鼻クソ同然。
朝は食わずにガッコに出陣。オトンも次第に朝飯抜きが普通に。
それでも作る馬鹿なオカン。必ず食卓には朝飯の和食が鎮座ましまし。
クダラネー。意地でも食わねー。あ、晩飯は部屋の前に置いといて。
最近姿の見えないオカン。最近帰りの遅いオトンを毎晩待ってるせいか俺
との時間帯チグハグだ。
たまにはいいかと思い立ち、オカンの朝飯食ってみる。嗚呼、美味い。
やっぱ味噌汁最高だ。
オカンの差し向かいでの朝飯の久しぶり。オトンも今日は食ってくみた
い。
美味しい?美味しい?と聞いてくる。しつこいオカン。はいはい、美味し
い。
こんなにがんばっちゃった♪とオカンの差し出す右手を見て
俺とオトンは胃の内容物を全部リバース。
オカンの右手はドロドロで。血管浮き出て肉こそげ落ち。変な体液ダラダ
ラダラ。
そういやオカンは変だった。左手でスプーン使って和食をパクパク。
誰もオカンを見ていなかった。ずっと前から見向きもせずに。
ずっと前から狂ってたのね。どうしようもない昔から。
沸騰してるお湯の中に何回かすらわからないくらい。
本人にも意味もわからず右手を入れて。とれたみたいね良いダシが。
そういや両親結婚写真。オトンだけしか写ってないけど。
オカンそういやアナタ誰?

市販のスパゲティには気をつけな

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333 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 00:52:17
ID:ADU50TY/O ID抽出
シェフやってるけど市販のスパゲティには気をつけな
工場で作ってるから、作業員はもちろん手袋をしてるだろ?
鼻糞ホジリたい時どうすると思う?
手袋外すのもバカらしいからスパゲティでホジってんだよ
まぁ俺も手は清潔に保たなきゃならんから気持は分かるけど
勘弁して欲しいよなぁ

シンジ アスカ リツコwww

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行き付けのホールに手作りTシャツを着てくる70歳くらいの
変わった爺さんがいた
手作りといっても、3枚セット千円で売ってるような白Tシャ
ツに
マジックでいろいろ自分で書いてるだけなんだけど
ちょうどエヴァが稼動し始めた頃に、何か影響でも受けたのか
Tシャツにデカデカと「使徒」ときたねえ字で書いたTを着てきたw
それが他のエヴァ打ちに結構うけちゃって、以降爺さん調子に乗って
エヴァの手作りオリジナルTを着てくるようになった
最初は「奇跡の価値は」「瞬間、心、重ねて」とか割とまともだったんだ
けど
途中から「シンジ アスカ リツコwww」や「暴走族
モード」みたいな
爺さん狙ってるのか?みたいなのになって
終いには「金枠熱い」とか「きのう格納庫出ました」とか報告になってて
ワロタw

あとエヴァ常連でいつも真紫の無地Tシャツ(もろ初号機カ
ラー)着てる爺さんもいた
別に普通でいいんだけど、なんか歩いてる姿みると噴出しちゃってたwww

リオレウス 「最近妻のDVが酷すぎる」

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 イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」
イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」
アカムトルム 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」
アカムトルム 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」


3 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:06:40.25 ID:LPHKyoba0
ガルルガ 「ゲリョ公ォォォ!!」
ゲリョス 「…………ガ…………カ……」
ヒプノック 「……ひでぇ……頭のクリスタルが……」
ガルルガ 「ちっ……ヒプノック! ゲリョ公のケツ持て。ここを出るぞ」
ヒプノック 「……あァ。人間どもめ……狂ってやがる! 毒ガスに爆弾だとォ……デンジャラス過ぎるぜ!」
ガルルガ 「…………許せねェ……戦うことさえもしねぇのか……!」
ゲリョス 「………………」
ヒプノック 「ブラザー! ゲリョ公が……」
ガルルガ 「気絶しただけだ。とにかく、毒ガスに、人間がいねェなら処置がねェ。ゲリョを救護隊に連れてくぞ」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:06:50.89 ID:1bgiBLox0
みっけた
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:07:35.22 ID:7s0jgZzaO
キターー(゜∀゜)ーー
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:07:59.95 ID:fiXAUPQi0
DV発見www
楽しみにしてたぜぇ、体調は大丈夫か?
7 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:09:51.99 ID:LPHKyoba0
>>6
ありがとうございます。余り分量は多くないですが、投稿をさせていただきます
ヒプノック 「…………? ……!」
ガルルガ 「……?」
ヒプノック 「…………おい、ガルルガ……俺らァ、どうやらハメられたみてぇだぜ」
ガルルガ 「あん? 寝ぼけたこと……言ってんじゃ…………」
ヒプノック 「何か聞こえるぜ……Oh,Sit! こりゃ、人間のアレだ……」
ガルルガ 「アレ……? まさか……! ……奴ら、俺らを最初ッから誘い出すつもりだったのか……!!」
8 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:11:07.44 ID:LPHKyoba0
ヒプノック 「ありゃぁ……竜撃槍……! しかも、動くように車輪がついてやがる……」
ガルルガ 「こっちに来る……しかも、乗ってる人間! 奴ら、マスクをつけてやがる!! 自分らは安全なのか……!」
ヒプノック 「ど……どうすんだ! こっちに来るぞ! オレ達ァ竜じゃねぇ! あんなの受けたら、一発でお陀仏だ!!」
ガルルガ 「……ちぃぃ!」
9 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:12:09.16 ID:LPHKyoba0
ガルルガ 「(ゴゥッ!!)」
ヒプノック 「……! ブラザーの火の玉でも……傷がつかねぇ! 人間ども……あんな奥の手を隠してやがった!!」
ガルルガ 「はぁ……はぁ……駄目だ……毒で、体が痺れてきやがった……」
ヒプノック 「Very,シット……俺もだ……逃げるぜ、ブラザー……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:12:55.02 ID:29NzSHbT0
サイト作ったのにvipに立てる必要あるのかね?
11 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:13:03.72 ID:LPHKyoba0
ガルルガ 「……俺ァ……逃げねェ……」
ヒプノック 「何アホ言ってんだ! あんな戦車には、俺達みてぇなスモールバードはかなわねェ!」
ガルルガ 「……ここで逃げたら……正真正銘のアホになっちまう。かかさまにも顔向けができねぇ……!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:13:26.90 ID:XIlMzQOpO
パー即でやれって屑ゴミ死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:14:40.10 ID:aw/ZIjwgO
きたあああああああ
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:15:01.24 ID:XIlMzQOpO
パー即でやれ屑ゴミ

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:15:52.95 ID:npzfjXLt0
>>12
225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555225555
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:16:09.70 ID:JtKRYJY1O
>>10
誰でも天狗になる事はある
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:17:29.27 ID:GOee0cvO0
>>1さん
この時間帯は荒れやすいです
構わず続けてください
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:18:36.48 ID:29NzSHbT0
>>16
天狗かどうかは別にしてサイトのが楽なんだからいちいちvipで書くのは非効率
19 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/05(火) 21:19:17.27 ID:LPHKyoba0
少し恐怖を感じました
パート速報というところに移動した方がいいでしょうか
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:19:38.50 ID:XIlMzQOpO
パー即でやれって
屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:19:41.26 ID:1bgiBLox0
かまわん続けろ
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:20:26.31 ID:GOee0cvO0
>>1
荒らしにびびらなくていいですよ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:20:32.63 ID:XIlMzQOpO
パー即でやれ
屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:20:44.33 ID:yqGn/GfM0
まーた自治厨か
VIP警察(笑)でも頼んでこいよwwwwwwwwwwwww
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/05(火) 21:20:45.00 ID:29NzSHbT0
恐怖を感じた()笑
他人の批評をいちいち気にする性格ならなおさらサイトで書くべき


http://plaza.rakuten.co.jp/MikenekoMilk/
続きは作者さんのホームページで読んでください

ウカムトルム 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」

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 イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」
http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_4092.html
イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」
http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_9592.html
アカムトルム 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」
http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_805.html


1 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:25:13.56 ID:Xjk4FDAN0
■イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」 あらすじ
[1章]
旧沼地で小さな女の子を拾ったイャンクック。彼は女児を連れ帰り、保護します。
モンスターの間での確執に巻き込まれ、女児はドドブランゴに目をつけられてしまいます
そこを助けたのは、フルフルに呼ばれたティガレックス地獄兄弟でした
2 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:26:19.24 ID:Xjk4FDAN0
[2章]
薬物中毒で暴れているグラビモスの息子、バサルモスは逃げ出し、金レイアと銀レウスに保護されます
一方、危機を脱したイャンクック達は、蜂の毒にやられ遭難した黒グラビモスを発見します
黒グラビモスを助けるため、キングチャチャブーに応援を頼みに向かう、イャンクックと地獄兄弟
そんな中、薬物の禁断症状に苦しむグラビモスは、人間のハンターに捕獲されてしまいます
また、イャンガルルガ、ヒプノックに、女児を守るキリン達が眠らされてしまい……
4 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:27:51.06 ID:Xjk4FDAN0
[3章]
三年前のシュレイド城攻略作戦にて、勝利間際に躊躇をするラオシャンロン
ドドブランゴ、シェンガオレンはそれに対し、嫌悪感をあらわにします
その頃、イャンクックは、森の家族を心配しながら、妙な胸騒ぎを感じていました
7 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:30:34.96 ID:Xjk4FDAN0
やっと立った……
3章の途中からとなります
やはり、書きながら投稿ということになりますので、低速をご容赦ください
13 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:38:36.88 ID:Xjk4FDAN0
—朝—
クック 「(……やはり雨……か。生温く、変な雨だ……)」
クック 「(太陽も中途半端に昇っている……)」
クック 「(私は一足先に休んだが、ナルガは、迷いを振り切ることができたのだろうか……)」
クック 「(余計な気負いをして、危険が及ばなければいいが……)」
クック 「(……あれは、キングチャチャブー……? 何だ? こんな、朝早くに……しかも一人だ……)」
14 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:41:27.32 ID:Xjk4FDAN0
キングチャチャブー 「…………」
クック 「……キング。何を見ているんだ?」
キングチャチャブー 「……(じろり)…………てめぇ……にゃ、関係ねェ」
クック 「…………」
キングチャチャブー 「…………」
クック 「……そうか、邪魔をしたな。しかし、この雨だ……体を壊さないようにな……」
17 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:47:16.46 ID:Xjk4FDAN0
キングチャチャブー 「…………」
クック 「その割には、視線が尋常ではないが……? 何だ?」
キングチャチャブー「……気づかねェか……愚図が……」
クック 「……!! あれは……!」
キングチャチャブー 「………………」
クック 「人間達の砦の門が…………開いている!?」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 21:47:19.86 ID:9H6K3SfQO
三章って今書いてるやつなんじゃないん?
20 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:48:28.26 ID:Xjk4FDAN0
>>18
はい、そうです。
今のものは、3章の途中からとなっております
三年前のシュレイド城攻略作戦、その過去編の続きです
22 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:52:23.92 ID:Xjk4FDAN0
キングチャチャブー 「…………今から、数分前に……な。見張りの戦士が報告してきやがった……」
クック 「これは……!? 人間達は、砦を明け渡すつもりなのか!?」
キングチャチャブー 「…………偵察に出た戦士たちが……戻らねェ」
クック 「な……っ!?」
キングチャチャブー 「……嫌な臭いだ……あの中から……死臭がする」
クック 「ラオシャンロンに知らせねば……」

25 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 21:59:28.75 ID:Xjk4FDAN0
キングチャチャブー 「先ほど…………ギザミ一族が、突撃を開始した……」
クック 「……!!」
キングチャチャブー 「じきにシェンガオレンが動き出す……オレ達ァ……巻き込まれンのァ、御免だ……」
クック 「そんな……私たちには、ラオシャンロンの命令は、何にも出ていないぞ!」
キングチャチャブー 「……馬鹿どもがよ……おおかた、手柄ァ狙って先走った……」
クック 「……あれは……シェンガオレン! 馬鹿な! もうじき砦に到着してしまうじゃないか!!」
キングチャチャブー 「…………」
29 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:03:35.60 ID:Xjk4FDAN0
>>24
気長にお待ちくださいね
クック 「キング! 何をしている!? ギザミ一族を止めねば!!」
キングチャチャブー 「奇面族は…………ここで、手を引く…………」
クック 「何!? あれは、絶対に人間の罠だ! キング、私たちを見捨てるのか!?」
キングチャチャブー 「……契約外のこたァ……しねェ主義でな……」
クック 「契約外……?」
キングチャチャブー 「毒よ…………ありゃァ……毒爆弾の臭いよ…………」
クック 「何だって!? 人間は、血迷ったのか!? そんなことをすれば、自分たちも……」

34 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:09:16.58 ID:Xjk4FDAN0
キングチャチャブー 「…………見ろ。シェンガオレンの侵攻を見て、開戦と勘違いした馬鹿野郎どもが……突撃を始めた……」
クック 「あれは……グラビモスの隊じゃないか……まだ、何の命令も出ていないぞ!」
キングチャチャブー 「先走りってやつァ……怖ェな。打ち合わせェ、しねェからこうなる」
チャチャブー 「ビィ!(サササッ)」
キングチャチャブー 「…………報告しろ」
チャチャブー 「ビィ! 先遣隊は連絡途絶! 一番隊から十四番隊は所定位置で待機しています!」
キングチャチャブー 「……引き上げだ。この戦、手ェ出す価値もねェ」
チャチャブー 「ビィ! ビッ! ビィ!(ササササササッ)」
40 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:16:30.59 ID:Xjk4FDAN0
ナルガクルガ 「……クック! 何が起こっている!? 俺の隊の半数がいなくなっているぞ!」
クック 「ナルガ……!? 何……そんな、馬鹿な……!」
キングチャチャブー 「大方……あの中だな……早死にが望みか…………それも、また自由」
クック 「このままでは、むざむざ毒の中に飛び込むようなものだ! 止めねば!!」
ナルガクルガ 「待て! クック!!」
クック 「(バサァッ! バサァッ!)」
キングチャチャブー 「馬鹿が…………死にてぇ奴は、死なせときゃいい…………」
チャチャブー 「ビッ! ゴッドファーザー! 全軍撤退準備ができました!」
キングチャチャブー 「…………あばよ…………オレたちァ、一足先に奇面の里へ戻るぜ…………」
ナルガクルガ 「…………(ちぃぃ!)」

44 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:20:20.98 ID:Xjk4FDAN0
クック 「(ぐっ……雨で、臭いが分からなくなっている……!)」
クック 「(まだヤマツカミ様たちは、気づいていらっしゃらないのか!!)」
シェンガオレン 「(ズゥゥゥゥン…………ズゥゥゥゥン…………)」
クック 「(ギザミ一族……! 総出じゃないか……勝手な真似を……!)
クック 「(……あれは、両耳ガルルガさん!)」
クック 「両耳ガルルガさん!(バサァッ! バサァッ!)」
両耳ガルルガ 「クックさん! ガルが……あの子が、勝手にギザミ達についていってしまったの!(バサァッ! バサァッ!)」
クック 「何だって!? この攻撃は、ラオシャンロンの……」
両耳ガルルガ 「こんな命令は出ていないわ! それに、人間の砦が……何だかすごく、不気味な雰囲気なの!!」

48 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:24:15.26 ID:Xjk4FDAN0
クック 「くっ……やっぱりか。キングチャチャブーが、人間が毒を充満させていると……」
両耳ガルルガ 「えぇ!? これは……罠!? そんな……ガル!!」
クック 「急ごう。今なら、まだ間に合うかもしれない」
両耳ガルルガ 「分かったわ。スピード出すわよ!」
クック 「ああ! ゆくぞ!!」
両耳ガルルガ 「(ガル…………無事でいて……!!)」

59 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:38:59.40 ID:Xjk4FDAN0
—別エリア—
ウカムルバス 「ちょっぉっとちょっとぉぉぉ! なぁによこれ! 聞いてないわよーぅ! こんなのぅ!」
アカムトルム 「アゴ美! カニに混じってヤ・ン・グたちが見えるわよぅ!!」
ウカムルバス 「ンなぁんですってぇ? キバ代ぉ、こんなの予定にあったかしら?」
アカムトルム 「ラオちゃん……もしや、アタシ達のことはもー頼りにしないってことなんじゃないかしら?」
ウカムルバス 「なっ……キィィ! あーんなにモーションかけたのに、今更スルーってわけ?」
アカムトルム 「許せないわ! アタシ達という貴重なステディを無視して!!」
62 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:48:03.88 ID:Xjk4FDAN0
ウカムルバス 「とりあえず、ラオちゃんにもいっちょ直談判よ!」
アカムトルム 「アゴ美! ラオちゃんが生意気言うなら、アゴクラッシュやっちゃいな!」
ウカムルバス 「承知よォ! ラオちゃん……オカマ怒らすと怖いわよぉぉぉ!」
ヤマツカミ 「(ザザザザザ)アゴ美、キバ代! いるか!!」
アカムトルム 「……っ! なぁによおじいちゃん! アタシ達、今、恋という名の怒りの炎に燃えてるの!」
ウカムルバス 「じゃぁぁーましないでくれるぅ!?」
ヤマツカミ 「それどころじゃないんじゃ! お主ら、急いで仲間達を止めてくれ!!」
66 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:53:38.17 ID:Xjk4FDAN0
ウカムルバス 「…………えぇぇぇ!? 毒ガスゥゥゥ!?」
アカムトルム 「んまっ! 人間はどこまで行っても野蛮ねぇ」
ウカムルバス 「そうよねぇ。ここまで来ると見上げたものだわぁ」
ヤマツカミ 「去り際にキングチャチャブーが言い残して行ったんじゃ。もはや、ギザミ一族を抑えられるのはお主らしかおらぬ!」
ウカムルバス 「そうはいっても……ねェ、キバ代? アタシ達も、毒ガスの中に入らなきゃいけないの?」
アカムトルム 「やぁねぇ。お肌が汚れちゃう。カニなんていーじゃない別にぃ」
ウカムルバス 「ヤング達も、勝手に出ていったんでしょーぅ? 自分の身くらい自分で守って欲しいわぁ〜」

70 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 22:59:13.44 ID:Xjk4FDAN0
ヤマツカミ 「わしからのお願いじゃ。行っとくれ……!!」
ウカムルバス 「えぇぇぇぇ〜〜やぁよぉ、もう。あの子達、多分死にたいのよぉ」
アカムトルム 「そうよそうよぉ。やりたい子にだけやらしとけばいいの。それに、こんな雨の中出て行ったら、鱗が汚れちゃう」
ヤマツカミ 「このじじいが、頼んでも駄目か……」
ウカムルバス 「だぁってぇ、ラオちゃんが止めてないんでしょーぅ?」
ヤマツカミ 「違う! ラオシャンロンは、シェンガオレンを止めるために、動き出した」
アカムトルム 「……!!」
ウカムルバス 「…………何ですって……? ラオちゃんが、ここに来るの? 」

73 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:04:20.62 ID:Xjk4FDAN0
ヤマツカミ 「もうじき、彼自身がこの砦に突撃をかける。その時までに、若者たちを退避させねばならぬ」
アカムトルム 「……だってさぁ。どうするぅ、アゴ美ぃ?」
ウカムルバス 「そうねぇ、キバ代。でもぉ、ラオちゃんのお顔に傷でもついたら、大変だわぁ」
アカムトルム 「うぅっ、気乗りがしないわ。地面だってこれ、どろんこじゃないの」
ウカムルバス 「ほんとやぁねぇ。あたしたちのつるつるの美肌が、ささくれ立っちゃう」
ヤマツカミ 「頼めるか、お主たち……わしは、テオと共に皆の衆を下がらせにゆく」
ウカムルバス 「…………あっ、おじいちゃん、ちょぉっとぉ!」
アカムトルム 「……えぇ? これ、アタシ達行かなきゃいけない系?」
ウカムルバス 「選択の余地がない系? かーんべんしてほしいわよーぅ」
79 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:13:03.76 ID:Xjk4FDAN0
—シュレイド城—
ガルルガ 「(人間め……ついに俺達の力に、恐れをなして降伏か……)」
ガルルガ 「(ケケ……ッ! ナルガの野郎、チキンなこと言いやがって。どうってことねェじゃねーか)」
ガルルガ 「(あんなガン黒よりも、俺の方が沢山殺せる。殺れる! 俺の方が、実力がある!!)」
ガルルガ 「(どこだ……ゲス人間ども……突き殺して、燃やし殺してやる……)」
ガルルガ 「(一匹も逃がさねェ。人間は敵だ、クズだ。下品で卑しい生き物だ)」
ガルルガ 「(たらふく殺してやる……)」
81 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:15:27.49 ID:Xjk4FDAN0
ガルルガ 「(……昨日の夜……かかさま、ナルガの野郎と……)」
ガルルガ 「(あんなに楽しそうに…………)」
ガルルガ 「(……かかさまは、俺の前では、あんな風に笑ったりはしねェ……)」
ガルルガ 「(くそっ……くそっ……! 許せねェ……ナルガ…………)」
ガルルガ 「(あんな脆弱野郎なんかより、俺の方が殺れる! 殺れるんだ!!)」
ガルルガ 「(お手柄目の前にして、森に帰れだァ……? かかさまは、俺の実力を分かってねェ)」
ガルルガ 「(なら見せつけてやる……俺が、どんだけ強くて、どんだけ戦えるのか!!)」

86 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:23:50.74 ID:Xjk4FDAN0
ヒプノック 「YO、何か気配がねェな。城門の中にも、誰もいやしねェ」
ゲリョス 「(チッチッチッチッ)」
ガルルガ 「ゲリョ、舌打ち止めろ」
ゲリョス 「………………」
ガルルガ 「しかしよ……確かに不気味だな……雨のせいで、霧も深くて前がよく見えねェ」
ヒプノック 「ヘイ、ブラザー。やっぱよ、一旦ビッグボスのとこに戻った方がいいんじゃねェか?」
ガルルガ 「…………野郎のことを言うな。あんな軟弱野郎の命令なんざ、屁でもねェ」
ゲリョス 「…………クケッ……ケッ……軟弱…………(ニタニタ)」
87 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:26:11.75 ID:Xjk4FDAN0
ヒプノック 「Oh,でもよ……」
ガルルガ 「ンだァ? てめぇ……ビビってやがんのか?」
ヒプノック 「い、いや……そんなことはねぇよ。俺達はレジェンドになるんだ、だろ?」
ガルルガ 「怖気づいたんなら消えろや……俺一人でやれる……」
ゲリョス 「(チッチッチッチッチッ)」
ヒプノック 「ま、待てよ。俺もトゥギャザーするってよ!」
89 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:30:44.59 ID:Xjk4FDAN0
ガルルガ 「(しかし……マジで誰もいねェな……)」
ガルルガ 「(人間どもは、ここを捨てて逃げ出したのか?)」
ガルルガ 「(いや……この砦を越えれば、もう、すぐに人間の根城だ……)」
ガルルガ 「(まさか、昨日の戦闘で、本当に皆殺しにしちまったのか……?)」
ガルルガ 「(ちぃっ。だとしたら、わざわざ抜け出して、カニ野郎に便乗してきた意味がねェ)」
ガルルガ 「(せめて生き残りハンター、一人だけでも首を取らなきゃァ、かかさまに……)」
ガルルガ 「…………」

97 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:46:35.47 ID:Xjk4FDAN0
ヒプノック 「ヘイ、ガルルガ! 何かよ、さっきから臭くねェか?」
ガルルガ 「あん? ……そういや、確かに臭ェな……何だ? 何か、腐ったみてェな臭いだ」
ヒプノック 「下から流れてきてるぜ。何の臭いだ? 鼻の奥が気持ち悪ィ」
ゲリョス 「(くんくん)…………」
ヒプノック 「人間の姿も見えねぇし、気分が悪ィな。ソーバッド。獲物はどこよ?」
ゲリョス 「…………(チッチッチッチッ)」
ヒプノック 「ヘイ、ゲリョ公! 勝手に動き回るな!」
ゲリョス 「…………」
ヒプノック 「ちぃ。いつ見ても何考えてるかわかんねぇ奴だ」
99 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:50:06.38 ID:Xjk4FDAN0
ガルルガ 「煙を出してやがる……爆弾か!?」
ゲリョス 「グ……ガ…………ガガ…………(ズゥゥン)」
ヒプノック 「ゲリョ公!!」
ゲリョス 「か……体…………う………………動か……ね………………」
ガルルガ 「……毒か!? あの煙出してる玉!!」
ヒプノック 「WAHT(何)!? 毒玉!?」
ガルルガ 「……人間が一度だけ、使ってるとこを見たことがある……」
ヒプノック 「…………ヘイ、良く見ると……街のいたるところに、あの玉あるぜ……」
100 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:53:45.90 ID:Xjk4FDAN0
ガルルガ 「…………ちぃっ。この霧、あれのせいか」
ヒプノック 「おいおい……」
ゲリョス 「…………ガ……ガ…………(ズル……ズル……)」
ヒプノック 「ゲリョ公を連れて出ようぜ。このままじゃ、俺達もやべェ」
ガルルガ 「…………ちっ…………」
ゲリョス 「ガ……(カチッ)」
ガルルガ 「……?」
ゲリョス 「(ズドォォォォォン!!)」
ヒプノック 「!!? がっ…………何だ!? 爆発した!!」
101 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:55:52.18 ID:Xjk4FDAN0
申し訳ありません、体力的にきつくなってまいりましたので、今日はこれで休ませていただきます
>>98
ご期待に沿えず、申し訳ありません
皆さんのご反応によりましては、以降の投稿を控えさせていただこうと思います
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 23:56:23.69 ID:IZsSdOKs0
>>1
乙!
オレは続けてほしい

106 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 23:57:23.99 ID:Xjk4FDAN0
それでは、長時間ご閲覧ありがとうございました
明日も休みですね。皆様も、ゆっくりされてください
今日は、失礼をさせていただきます

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 23:59:31.94 ID:KXB7AFNO0
三毛猫氏おつかれー
115 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/04(月) 00:03:15.98 ID:NrFQA/780
そうですね、パー速というものがいまいち良く分からないのですが、考えさせていただきます
こちらに投稿することがマナー違反なのでしたら、そのようにいたします
やはり、このスレが残っていまして、私の体力、気力がありましたら
明日、ないしは明後日の21:00〜にこちらに来させていただきます
残っていませんでしたら
リオレウス 「最近妻のDVが激しすぎる」
というスレタイを、一応予定させていただきます
116 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/04(月) 00:04:37.84 ID:NrFQA/780
お疲れ様でした
目を通してくださったみなさんに、感謝をいたします
それでは
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 00:04:44.10 ID:GqMW3I/wO
タイトルwwww
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 00:05:42.38 ID:z/0wp5/40
次はDVかwww
待ってる!
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/04(月) 00:05:50.18 ID:62h73zdc0
>>116乙!
しっかり治してくださいね

http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_5764.html
↑リオレウス 「最近妻のDVが激しすぎる」

ウカムルバス 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」

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http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_4092.html
↑前前作
http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_9592.html
↑前作 

469 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:07:24.63 ID:oez/cUC10
こんばんは皆さん
GWに入りましたね。体調の方は、いかがでしょうか
昨日、今日と蒸し暑くなって参りましたが、夜分は冷えこみますね
今日は、私の具合が優れないということもあり、申し訳ありませんが、書き溜めをすることができませんでした
もしよろしければ、低速になりますが、書きながら投稿をさせていただきたいと思います
十二分に注意をいたしますが、物語接合上、繋がらない部分が出てくるかもしれません
その際は、ご了承をください
474 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:17:15.36 ID:oez/cUC10
—3年前—
ラオシャンロン 「…………」
ウカムルバス 「……ちょっとやりすぎじゃないかしら」
アカムトルム 「ここまでやることはないと思うのよ、アタシ達」
ラオシャンロン 「…………」
ウカムルバス 「確かにねェ、人間はアタシ達のとこに土足で上がりこんでくるけどネ」
アカムトルム 「だからっていって、皆殺しにする必要もないと思うのヨ」
ウカムルバス 「今までどーり、てきとーにあしらって、てきとーに追い返すことって、できないのかしら?」

476 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:20:20.14 ID:oez/cUC10
ショウグンギザミ 「シェ…………愚問だな…………オカマども…………」
ウカムルバス 「何よ! アタシ達は真・面・目に、ラオちゃんとお話してるのよーぅ! 失語症は黙ってらっしゃい!!」
アカムトルム 「そうヨ! アゴ美のアゴクラッシュが炸裂するわよーぅ!」
ウカムルバス 「ラオちゃぁ〜ん、こーんな薄気味わるぅ〜ぃ奴らと戦うよりも、アタシ達と、さっさと帰ってイイコトしましょ」
ショウグンギザミ 「…………シェ…………シェ…………腰ぬけどもが……(ニタニタ)」
アカムトルム 「うるっさいわねヤドカリ親父! 黙ってらっしゃぃ! やるの!? アゴ美のアゴは何でも砕けるのよーぅ!!」
ウカムルバス 「ちょっとキバ代ぉ、さっきからアゴアゴうっさいわよ」
477 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:21:37.44 ID:oez/cUC10
ショウグンギザミ 「……ぶくぶくに太った……醜い竜どもの…………戯言には……つきあいきれんまでよ…………」
ウカムルバス 「ちょっとアンタ! あたしのアゴくらいたいのぅ!?」
ドドブランゴ 「……全くだ。ここまで来てしまったからには、もはや行けるところまで行くのみよ。臆病者は去れ……」
アカムトルム 「なぁぁんですって!?」
ドドブランゴ 「貴様らには分かるまい……蹂躙され、略奪され続けてきた、我ら一族が、どれだけこの時を待ち望んでいたか……」
ウカムルバス 「しぃぃったこっちゃないのよーぅ!! ちょぉっと! アタシ達の話、邪魔しないでくれるぅ!?」
ドドブランゴ 「…………聞く価値もない。もはや、戦いは架橋に差し掛かった……一族の血気を止めるのは、不可能よ……」
479 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:23:13.90 ID:oez/cUC10
ウカムルバス 「だぁかぁら、それはアンタ達だけでやりなさいって。アタシ達は、ラオちゃん連れて帰るから」
アカムトルム 「そうよぅ。これ以上アタシ達が暴れたら、ホントのホントに、人間根絶やしになっちゃうわ」
ショウグンギザミ 「それがどうした…………我らは、そのために…………ここにいる…………シェ……キシャ……」
ラオシャンロン 「…………」
金レイア 「……ンだなァ。アゴ美とキバ代の言うとおりだっぺェ」
銀レウス 「こんくらい痛めつけりゃァ、もう十二分だァ。シュレイド城こえりゃァ、人間の子供だぢさいるだ」
金レイア 「そっげな無抵抗なァのブッ殺しても、しゃァねェべぇ」
ドドブランゴ 「金銀……貴様らまで臆病風に吹かれおったか……」
481 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:24:59.77 ID:oez/cUC10
金レイア 「ンだァ。正直そうだァ」
ウカムルバス 「…………」
アカムトルム 「…………」
銀レウス 「金さんとよォ、話ィすたんだけんどもよ、やっぱす、こんりゃァやりすぎだぁ」
金レイア 「これ以上やっだら、おらだちにも被害が出るだ」
ドドブランゴ 「……戦いの中で死ぬのなら、本望よ……我らの民は、その覚悟はできている……」
金レイア 「ふんぬぅ……おめだぢはどぅだ?」

484 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:27:45.36 ID:oez/cUC10
キングチャチャブー 「……オレ達は、依頼を受け……その結果ここにいる。戦いが終わりというなら、そこで帰るまでよ…………」
銀レウス 「あいがわらず主体性がねェなァ」
キングチャチャブー 「一人殺せば……それから十人殺しても、百人殺しても、罪は変わらねェ……戦争という枠ン中じゃァな」
ナナ・テスカトリ 「…………わたくしは、金さんと銀さんに賛成ですわ。これ以上の戦いは無意味です」
キングチャチャブー 「…………」
485 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:30:46.52 ID:oez/cUC10
ナナ・テスカトリ 「この戦いには、わたくしの教え子達も沢山参加しています。彼らが取り返しのつかない怪我を負う前に……」
テオ・テスカトル 「……全くだ。若い者は、血気が流行りすぎている。人間も必死だ。このままでは必ず死者が出る」
ドドブランゴ 「……戦いに死者はつきものだ。貴様らは、みすみす勝利を目の前にして、それで引き上げろと言うのか……」
ナナ・テスカトリ 「その、何をもって勝利とするのかを、ウカム様と、アカム様は仰っているのではないでしょうか、ドド様」

487 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:32:05.25 ID:oez/cUC10
ウカムルバス 「そーのとうりよぉ。アタシ達は、もーじゅうぶんなの。満足したわ」
アカムトルム 「そーよぅ。よわっちぃ人間踏み潰しても、ぜーんぜん面白くないわぁ。それより、帰ってイイコトしましょぅよぉ」
シェンガオレン 「……気色……悪ィんだよ……オカマども…………」
ショウグンギザミ 「…………父上…………起きて…………らっしゃったのです…………か…………キシャ…………」
ウカムルバス 「カニどもうるさいよ! 今はアタシ達が話してンのよ!!」
アカムトルム 「いい加減にしないと、アゴ美のアゴクラッシュが炸裂するわよ−う!!」
488 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:33:13.91 ID:oez/cUC10
シェンガオレン 「…………いいじゃ……ねえか…………帰れ、役立たずども…………」
ウカムルバス 「ンなんですって!!」
アカムトルム 「キィィ! アンタ、誰に話をしてるか、分かってるの!」
シェンガオレン 「あぁ……どうしようもねェ……臆病者の……くそ野郎……くそオカマとな…………ガキが…………」
ウカムルバス 「!! ……ちょぉぉ〜っと、カチンときたわ」
アカムトルム 「アンタが勝手なことばっかりするから、アゴ美が今日、みんなの盾になったんじゃなぃ! ナメんじゃないわよ!」
シェンガオレン 「………………知るか…………役立たずどもは…………みな、死ね…………邪魔だ……」
489 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:35:03.51 ID:8xAfd/1y0
ヤマツカミ 「アゴ美、キバ代、落ち着くんじゃ。シェンも、そんなに攻撃的では、話し合いにならぬ」
シェンガオレン 「…………(ニタニタ)」
ウカムルバス 「……!! でぇもぉ、おじいちゃん、このカニ生意気なのよ!!」
アカムトルム 「ンもう! 不愉快だわ! 行きましょ、キバ代。アタシ達の美肌が、磯臭くなっちゃう!」
ウカムルバス 「もう、寝る! ラオちゃん! とにかく、アタシ達、これ以上は割に合わないから、考えさせてもらうわよーぅ!」
ラオシャンロン 「…………」
490 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:37:25.31 ID:8xAfd/1y0
ヤマツカミ 「……行ってしまったかぃ……何だい、話し合いにならん……」
ランゴスタクイーン 「…………あたいはここを外すよ。無駄な議論は……あんたたちでやりな……」
金レイア 「女王蜂よ! ちょっくらまぢぃ! …………行っちまッだ……」
キングチャチャブー 「オレも……戻らせてもらう。民が待っているからな……」
ラオシャンロン 「…………」
シェンガオレン 「…………ケッ…………猫の手など……いらねぇ…………獣臭ぇ、蛮族どもが…………」
ナナ・テスカトリ 「シェン様! 彼は、わたくしたちの仲間ですよ!」
キングチャチャブー 「…………カニ料理は食い飽きたもんでな…………食材の言葉なんざァ……聞こえねェな……」

492 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:45:19.36 ID:8xAfd/1y0
シェンガオレン 「…………」
ショウグンギザミ 「…………」
ナナ・テスカトリ 「行ってしまわれた……これでは、集会になりません!」
テオ・テスカトル 「ラオシャンロン、とにかく、明日の攻撃をどうするか、それくらいは話し合わないと」
ラオシャンロン 「…………そうだな。その通りだ」
ドドブランゴ 「決まっている……明日は、シュレイド城に攻め込む。貴様らが臆病風に吹かれるなら、いいだろう。わしらがゆく」
495 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 21:53:27.93 ID:8xAfd/1y0
ショウグンギザミ 「…………シェ…………キシェ……ギザミ一族も…………準備は……できている…………」
シェンガオレン 「……皆殺しの…………な…………」
ヤマツカミ 「……お主ら、先ほどから聞いていたが、どうにも、この戦いの主旨を、間違えてはおらぬか?」
シェンガオレン 「…………何ィ…………?」
ヤマツカミ 「わしらは、人間の侵攻を威嚇するために集まった。殺すことが目的ではないのじゃ」
ナナ・テスカトリ 「ええ。その点では、もう、十分目的は達したと、わたくしは思いますわ」
テオ・テスカトル 「私も同感だ。それに、これ以上、我が校の生徒達が蛮虐に走るのは、いい気分はせぬ」

500 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:03:25.78 ID:8xAfd/1y0
ドドブランゴ 「……戦士は、戦ってこその戦士だ……テオ、ナナよ……貴様ら、何のために戦闘を彼らに教えた……?」
ナナ・テスカトリ 「わたくしが教えたのは、人殺しのすべではございませんわ。大切な人の身を守るための、力のありようです」
シェンガオレン 「…………キシェ……キシェ……キシェ……キシェ……キシェ!!」
ナナ・テスカトリ 「……!」
テオ・テスカトル 「シェン殿、我が妻は、何かおかしなことを言っただろうか」
シェンガオレン 「おかしすぎて…………はらわたが飛び出るかと…………思ったぜ………………キシェ……キシェ!!」
ショウグンギザミ 「シェ……シェ……(ニタニタ)」
510 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:10:12.47 ID:8xAfd/1y0
シェンガオレン 「簡単だ…………人間、皆殺しに……すりゃぁ…………敵は、もう、どこにもいねェ…………」
ナナ・テスカトリ 「……しかし、それはもはや威嚇ではなく、単なる蛮行ではないでしょうか?」
ドドブランゴ 「……ナナ、テオ……貴様らには分かるまいよ」
テオ・テスカトル 「ドド殿……何を、ですか?」
ドドブランゴ 「ぬるま湯で育っている貴様らと、貴様らの教え子には、分からぬことがある……」
ナナ・テスカトリ 「…………」
512 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:13:36.47 ID:8xAfd/1y0
ドドブランゴ 「一族の悲しみと、苦しみ…………それを、貴様らは、蛮行の一言で片付けるか…………」
ナナ・テスカトリ 「だからと言って、何をしても許されるわけではないのでは? 感情論では、命は語れません」
ドドブランゴ 「……貴様の言葉は、人間に対して発せられるべきものよ…………愚女が…………」
テオ・テスカトル 「…………我が妻に対する罵倒は許さぬ。ドド殿とはいえ、聞き捨てならぬな」
ドドブランゴ 「…………」
ナナ・テスカトル 「あなた様、良いのです。ドド様、少々言葉が過ぎました。ご容赦を」
ドドブランゴ 「…………」
514 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:19:19.62 ID:8xAfd/1y0
金レイア 「……おめら、喧嘩はよそでやれェ」
銀レウス 「んだんだ。餓鬼じゃねンだがらよぉ」
シェンガオレン 「…………」
ヤマツカミ 「ラオシャンロン、どうするんじゃ?」
ラオシャンロン 「…………シェンの長、ドドの長、あなたたちの言い分は分かります。もっともだ」
ドドブランゴ 「…………」
ラオシャンロン 「鬱積した恨み、つらみ……悲しみ、絶望……犠牲になった仲間は、数知らず……」
515 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:23:48.11 ID:8xAfd/1y0
ラオシャンロン 「私は、その亡骸を見てきた……人間に蹂躙され、骨のみになった無残な遺骸も、この目で、しかと」
シェンガオレン 「…………」
ドドブランゴ 「…………」
ラオシャンロン 「さぞや、無念であっただろう……さぞや、心をお痛めなさっただろう……その苦しみ、察するに余りあります」
ヤマツカミ 「…………」
ラオシャンロン 「しかしながら……おふた方。しばし、私に考える時間を、いただけませぬか?」
517 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:29:05.72 ID:8xAfd/1y0
ドドブランゴ 「……この、敵の根城を目の前に、怖気づいたのか……」
ラオシャンロン 「いいえ……ギザミ一族、そしてブランゴ一族の武勇は、この両眼に刻み込まれております」
ドドブランゴ 「…………」
ラオシャンロン 「あなた方のお力があれば、人間を殲滅することも可能でしょう。そして、人間はそれに値する愚行をしました」
シェンガオレン 「……なら…………何でだ……? なにゆえ……すぐに殺らせねェ……」
ラオシャンロン 「…………」
シェンガオレン 「獲物ォ…………目の前によォ…………いつまで……生殺しすりゃァ…………気が済むよ…………」
519 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:31:55.01 ID:8xAfd/1y0
ラオシャンロン 「私たちは、住処から離れすぎています。分かりませんか?」
ドドブランゴ 「…………!!」
ラオシャンロン 「……そうです。今、住処に残っているのは、女、子供……老人のみ。襲われれば、ひとたまりもありません」
ドドブランゴ 「……その前に、叩き潰すことを提案しているのだ……」
ラオシャンロン 「偵察隊が……人間達が、他所に助けを求めにいく動きを見せているとの、情報を掴んできました」
テオ・テスカトル 「……!」
ナナ・テスカトリ 「……!」
521 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:34:35.72 ID:8xAfd/1y0
ラオシャンロン 「私たちが今、すべきこと……それを、見定める必要があります」
シェンガオレン 「…………知るか…………弱ェ奴らは死ぬ…………それが、自然の……摂理じゃァねェか…………?」
ナナ・テスカトリ 「……わたくしたちが守るべきものは、子供たちです。それが、一番大切なことです」
シェンガオレン 「……黙ってろ…………バカ女…………てめェらの……出る幕じゃ…………ねぇ…………」
テオ・テスカトル 「………………(グルルルルルル)」
ヤマツカミ 「テオよ、不敬じゃ」
テオ・テスカトル 「…………失礼した」
シェンガオレン 「……労害は…………すっこんでろ…………止められても…………オレァ……やるぜ? 腰抜けは……死ね……」

524 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:38:07.16 ID:8xAfd/1y0
ヤマツカミ 「シェン……暴言が過ぎる。戦いとはいえ、本質を見誤っては、犠牲になった仲間にも、申し訳が立たん」
シェンガオレン 「…………死んだのァ…………弱ェからだ…………クズどもが……いくら死のうが……オレぁ……知らん……」
金レイア 「……いんやァ……そりゃぁ、アンタ、ちょいっと違ぇべ」
銀レウス 「すったごと言っちまっだら、おめ、何のだめに戦ってンだァ?」
シェンガオレン 「……決まってる…………血だ……」
ナナ・テスカトリ 「……!」
シェンガオレン 「血が…………足りねェ……………………」

529 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:44:16.72 ID:8xAfd/1y0
ヤマツカミ 「……長とは思えぬ言葉じゃな」
シェンガオレン 「何とでも…………言え…………」
ラオシャンロン 「シェンの長、ドドの長。明日の正午だ……」
シェンガオレン 「…………?」
ラオシャンロン 「明日の正午まで、お待ちいただけないだろうか。私の顔を、立てると思って……」
シェンガオレン 「………………」
ドドブランゴ 「…………良かろう。我が戦士たちに、そう伝える……」
ラオシャンロン 「ドドの長……すまない」

535 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:51:20.25 ID:8xAfd/1y0
シェンガオレン 「…………(ズシン……ズシン……)」
ショウグンギザミ 「(ギロ……ズシン……ズシン……)」
ヤマツカミ 「……行ってしまった。あの者たち……分かっているのか? 本当に……」
銀レウス 「はぁぁ〜……カニはどぉーも苦手だなぁ金さんや」
金レイア 「んだなァ。あいづら、余計なごとすねぇどいいげんども」
ナナ・テスカトリ 「……ラオシャンロン様。人間が増援を呼んだというのは……?」
ラオシャンロン 「……そのように、私は聞いています」
ナナ・テスカトリ 「あぁ……何てこと……」

538 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:53:35.83 ID:8xAfd/1y0
テオ・テスカトル 「子供たちがもし襲われでもしたら……」
ヤマツカミ 「……フルフル達が残っておる……上手く立ち回ると思うがの……心配じゃ」
ナナ・テスカトリ 「あなた様、わたくし、一足先に火山へと戻ります」
テオ・テスカトル 「ああ。それがいいだろう。ラオシャンロン、妻を先に帰らせてもよろしいか」
ラオシャンロン 「……仕方がないでしょう。それをお願いしようと思っておりました。クシャル姉妹も、連れて行ってください」
テオ・テスカトル 「承った。我が妻よ、すぐに彼女たちと共に、ここを発つのだ。子供たちを守りなさい」
ナナ・テスカトリ 「かしこまりました、あなた様。失礼をいたします(スッ)」
543 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 22:58:41.98 ID:8xAfd/1y0
ヤマツカミ 「…………ラオシャンロン、引き際を誤ると、あとが怖いぞぃ」
ラオシャンロン 「分かっております、森の神よ。少し……考えさせてください」
ヤマツカミ 「…………」
テオ・テスカトル 「それでは、私も失礼する。ラオシャンロン、少し休まれよ」
ラオシャンロン 「はい。あなた方も、お仲間のもとへ、お戻りください。あまり遅いと、みな不安になる」
ヤマツカミ 「……そうさせてもらうとするかいな……」
金レイア 「んだなァ。ラオぉ、あんま難しぃく考えんじゃぁねぇよ」
銀レウス 「そんだな。おめさんが、全部しょうこだぁねんだ。みぃんな、仲間だかんな」
ラオシャンロン 「ご老人方……お心遣い、痛み入ります」
552 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:18:55.46 ID:8xAfd/1y0
—深夜、別エリア—
クック 「(人間達の砦に動きはない……)」
クック 「(……もう一ヶ月近く、巣に帰っていない……蒼レウス……子クック達……)」
クック 「(私は……無事に戻ることができるんだろうか……)」
クック 「(それに、ラオシャンロンの侵攻……これは、どう考えてもやりすぎだ……)」
クック 「(抵抗力がない人間達の、野営地を襲うなんて……)」
クック 「(沢山死んだ……あの中には、私のように……家に、家族がいる者もいたのだろうか……)」
554 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:22:12.42 ID:8xAfd/1y0
ナルガクルガ 「クックよ。何を、見ている……」
クック 「あァ、ナルガ……休まないのかい?」
ナルガクルガ 「…………眠れなくてな…………」
クック 「…………そうか。こちらへ、来るといい。夜風が当たる」
ナルガクルガ 「…………お前は…………」
クック 「? どうした?」
ナルガクルガ 「…………いや……気にするな。これは酒だ。飲め」
555 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:25:24.85 ID:8xAfd/1y0
クック 「悪いな(グビリ)うむ、美味い」
ナルガクルガ 「……(グビリ)」
クック 「お前は……森に、想い人はいないのか? 気には、ならないか?」
ナルガクルガ 「…………こんな顔をした男を好く、物好きな女はいないな。俺は一人身よ……」
クック 「……そうか」
ナルガクルガ 「……独りが気楽だ……独りはいい。余計なことに、気を回さずに済む……」
557 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:29:37.03 ID:8xAfd/1y0
ナルガクルガ 「女ァ守って、餓鬼守って、そんながんじがらめの生活ァ、俺はまっぴらだ。神経を疑う」
クック 「……はは。違いない」
ナルガクルガ 「………………」
クック 「…………(グビリ)」
ナルガクルガ 「…………歯ごたえがなかった」
クック 「……何がだ?」
ナルガクルガ 「ここに近づくにつれ、人間の抵抗が弱まってきている。今日は、無抵抗に近かった」
559 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:30:44.45 ID:8xAfd/1y0
クック 「…………」
ナルガクルガ 「胸の奥がな……ムカムカする。この感情は、何だ? このイラつきは……何だ?」
クック 「…………」
ナルガクルガ 「俺ぁ、人間が嫌いだ。反吐を吐くほど嫌いだ。奴らは小ずるく、卑しく、卑怯だ。威厳も尊厳もありはしない」
クック 「……(グビリ)」
ナルガクルガ 「だが……抵抗も、逃走もせず……ただ、ただ恐怖の目で俺を見る。あの目だ……あの目が……」
クック 「…………」
ナルガクルガ 「気にいらねェ(グビリ)」

561 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:40:04.58 ID:8xAfd/1y0
クック 「それは、お前が戦士だからだよ……ナルガ」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「……戦いとは、その先にあるものを見据えんと、途端に空虚に、むなしくなるものさ……」
ナルガクルガ 「クックよ。俺は、殺してもいいのか」
クック 「…………」
ナルガクルガ 「このまま、命令の赴くまま、殺してもいいのか。皆殺しにしてもいいのか」
クック 「それは……私にも、分からん。誰にも分からん」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「ただ……私は、妻や、子供が安心して……ハンターの脅威がない世界で暮らせるよう、それだけを願っている」
562 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:45:56.80 ID:8xAfd/1y0
クック 「殺す理由、戦う理由、そんなものは分からん……ただ、それだけだ」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「それだけなんだ……」
ナルガクルガ 「…………(グビリ)」
両耳ガルルガ 「クック、見張り交替の時間よ」
クック 「あァ、両耳ガルルガさん。息子さんは、大丈夫だったかい?」
両耳ガルルガ 「ええ。少し前に出すぎて、爆弾が耳をかすっただけ。いたって無事。ナルガさん、こんばんは」
ナルガクルガ 「…………ああ」

569 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:50:40.47 ID:8xAfd/1y0
両耳ガルルガ 「お酒? 私にもくれない?」
ナルガクルガ 「……(スッ)」
両耳ガルルガ 「どうも(グビッ)〜〜っ、効くわァ」
ナルガクルガ 「女に飲める酒じゃァねぇ」
両耳ガルルガ 「カッコつけてくれるじゃない。これくらい何てことはないわ(グビリ)」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「……なァ、息子さんは、ここいらで森に帰したほうがいいと、私は思うんだ」
両耳ガルルガ 「…………そうねェ。万が一のことがあって、死んだあの人の後でも追ったらたまんないわ……」
574 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/02(土) 23:55:52.62 ID:8xAfd/1y0
ナルガクルガ 「……ガルルガか……奴は俺の隊だったな……」
両耳ガルルガ 「あの子、どう? 戦士として使えそう?」
ナルガクルガ 「命令を聞かん。あれでは邪魔になるだけだ。性根からどうにかしなければ、使い物にはならん」
両耳ガルルガ 「あははは! はっきり言うわね!」
ナルガクルガ 「…………」
両耳ガルルガ 「……まっ……あの子は、随分と甘やかしてきたから。あの人との、今残ったたった一つの思い出だしね……」
クック 「…………帰すべきだ。もう、勝敗は決した。今なら危険もない。帰り道に襲われることもない」
581 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:05:26.40 ID:UXXN61bI0
>>578
ありがとうございます。夜分冷え込みますが、みなさんもお体ご自愛ください
両耳ガルルガ 「…………分かってる。分かってるよ。明日、帰すつもりなんだ」
クック 「そうか……あんたも、一緒に戻ったらいい」
両耳ガルルガ 「……! 私はまだ戦えるわ! 女だからって、甘く見ないでほしいものね」
ナルガクルガ 「…………戦いの場に女はいらねェ。目障りだ」
両耳ガルルガ 「なっ……言ってくれるじゃない。二人とも。女の強さ、分かってないみたいね」
ナルガクルガ 「…………そのかしましさが、目障りだと言っている」
両耳ガルルガ 「はぁ、青臭いボーヤが、母と大地は敬えって、習わなかった?」
582 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:08:01.32 ID:UXXN61bI0
ナルガクルガ 「……俺は孤児だ。生まれた瞬間に、冷たい谷底に捨てられた」
クック 「…………」
ナルガクルガ 「事故なのか……故意なのかは知らんがな。母も、大地も、俺にとっては忌まわしい単語でしかない」
両耳ガルルガ 「…………ぷっ……(バシバシ)」
ナルガクルガ 「な……何をする……!」
両耳ガルルガ 「なぁに、それ? 悲劇の主人公ぶっちゃってさァ、新手のくどき文句?」
ナルガクルガ 「ひっつくな……」
両耳ガルルガ 「あんた、よく見るといーい男じゃない。そんなしかめっ面してなきゃ、可愛いわよ」
ナルガクルガ 「…………! 離れろ……!!」
588 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:11:45.03 ID:UXXN61bI0
両耳ガルルガ 「ねぇ、そんな野暮なこと言わずにさァ、お姉さんと飲もうよ」
ナルガクルガ 「……ちっ。俺に触るな!!」
両耳ガルルガ 「(ひょい)おぉっと。情熱的なアプローチ! いい男が、そんなしわ寄せてちゃ、台無しだよ」
ナルガクルガ 「〜〜〜……!!」
クック 「両耳ガルルガさん、若い男をあんまりからかうものじゃないよ」
両耳ガルルガ 「私が若い女じゃないっての? まだまだ現役よ」
ナルガクルガ 「…………」
両耳ガルルガ 「あれ? 黙っちゃった? 悲劇の過去の、続きはないの? だーめよ、女の子には最後まで話しなきゃ」
595 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:20:54.53 ID:UXXN61bI0
ありがとうございます。GW、ゆっくり過ごされてくださいね
ナルガクルガ 「…………」
両耳ガルルガ 「……ふぅん、そういうキャラでいくんだ(グビリ)ま。寡黙な男ってのもいいかもね」
クック 「……両耳ガルルガさん、ラオシャンロンの決定は、まだ出ないか?」
両耳ガルルガ 「あぁ、そうねぇ……このまま砦に攻め込んで、終わりじゃない? 人間達、もう抵抗する気ないでしょ?」
クック 「やはり攻め込むのか……」
両耳ガルルガ 「あとは、カニと猿。あいつらをどうにか上が抑えてくれることを願うわ」
ナルガクルガ 「……ギザミ一族は、勝手な行動が多すぎる……今日の侵攻も、八割がた奴らの殺戮だった……」
両耳ガルルガ 「…………(ぐびり)」
596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:21:26.86 ID:j7cBtNcuO
>>552
蒼レウスってのは青クックの間違い?

598 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:23:13.41 ID:UXXN61bI0
>>594
あぁ……そうですね。今気づきました
青クックさんが、クックの奥さんです。申し訳ありません
606 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:37:20.65 ID:UXXN61bI0
お心遣い、痛み入ります。少し気が楽になりました
両耳ガルルガ 「……ま、この戦いも、もうじき終わるわ。いいじゃない。私たちへの被害が、段々減ってるんだから」
クック 「…………私は、そうは思わないんだ……」
両耳ガルルガ 「……え?」
ナルガクルガ 「…………」
クック 「妙な胸騒ぎがする……何だか、酷いことが起こりそうな……」
両耳ガルルガ 「やだ、不安になるようなこと言わないで」
クック 「…………あァ。すまない」
ナルガクルガ 「……いや、俺もそれは感じている」
608 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:40:11.77 ID:UXXN61bI0
両耳ガルルガ 「ナルガさんまで……悪いことが起こって欲しいの? あなたたち」
ナルガクルガ 「い……いや、そういうわけではないが……」
クック 「…………」
両耳ガルルガ 「じゃ、もっと気楽にいきましょ。ほら、顔の皮が突っ張っちゃうわよ。一、二、はい笑ってー」
ナルガクルガ 「…………」
両耳ガルルガ 「……駄目ね。女の子に好かれないわよ。男はね、時々ふっと見せる顔が一番素敵なの。折角いい男なのに」
ナルガクルガ 「……余計なお世話だ(ぷいっ)」
両耳ガルルガ 「あ、ちょっと今照れた? ねぇ照れた?」
ナルガクルガ 「………………」
両耳ガルルガ 「顔赤くなってるわよぉ、照れてるんでしょう?」
ナルガクルガ 「………………」
610 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:41:26.54 ID:UXXN61bI0
クック 「(……あのナルガが、怒鳴りつけないとはな……)」
クック 「(両耳ガルルガさんの人柄もあるのだろうが、彼もまた、不安になっているのだろう……)」
クック 「(……いやな風だ……生温い……)」
クック 「(星も見えない……明日は雨か?)」
クック 「(黒い空だ……まるで、ぶちまけた血のようだ……)」
クック 「(人間の砦には、気配がない…………)」
クック 「(もう、勝利は確定しているというのに、この胸騒ぎは一体何だ……?)」

618 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:49:21.06 ID:UXXN61bI0
申し訳ありません
体力的に、ちょっと限界になってしまいました
折角読んでいただけていたところ、心苦しいのですが、本日は休ませていただいても、よろしいでしょうか
619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:50:14.49 ID:IZsSdOKs0
>>1
無理するな
ありがとう
楽しかったぜ!
620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:50:24.39 ID:fzwJCzVR0
いいともー
休め休め
乙かれさん
ザザミンは幼女で頼む
621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:50:29.45 ID:jQmvOqnW0
ゆっくり休んでまた書けるときに書いて欲しいな
おつかれ!

635 :三毛猫 ◆58jPV91aG. :2009/05/03(日) 00:57:01.61 ID:UXXN61bI0
持続せずに、ご迷惑をおかけいたします
胸の痛みが、少々きつくなってまいりました
このスレに不快な思いをなさった方がいましたら、申し訳ありませんでした
明日、21:00にまた投稿をさせていただきます
このスレが残っていた場合は、ここに
残っていなかった場合は
ウカムルバス 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」
というスレタイで、新しく立てさせて頂きます
それでは、明日は日曜日ですね。イッテQが野球でつぶれてしまったのが、とても悲しいです
みなさま、温かいお言葉、感謝をいたします
おやすみなさい
704 :全盛期のイャンクック伝説:2009/05/03(日) 16:18:23.48 ID:a9++//vJO
・ハンター 3乙なんてざら、上位ハンターですら乙る
・イャンクックは本気を出したことがない
・火球 1発で 3 ヒットは当たり前、乱れ撃ちすれば 8ヒットも
・地上に降りたときの風圧だけでハンターが死ぬのは日常茶飯
・熟練ハンターにより密林のモンスター全員負傷の状況から 1人で逆転
・切れ味が白の武器でも余裕で弾く
・ついばみが速すぎて頭が 3つに見える
・間違ってクエストを受注したハンターが泣いて謝った、心臓発作を起こすハンターも
・あまりに強すぎるからカプコンが弱体化
・その弱体化後でもハンターをなぎ倒す
・グラビモスにビームを仕込んだのがイャンクック
・ハンターを一睨みしただけでダメージを与える
・自分の尻尾を見ようとじゃれていただけでハンターが死亡
・隣のエリアでくしゃみをした時に出た火球がハンターに当たり死亡
・既に克服している音爆弾でもハンターへのファンサービスのため効いたふりをする
・古龍迎撃戦は本来イャンクック迎撃戦として開発されていた
・カプコンからハンデとして目を瞑ってくれと頼まれ実践したが、足踏みだけで勝ってしまう
・全エリアに響く咆哮をする
・ガード中に盾を割られるランスが続出
・密林の木々はほとんどイャンクックが植えたもの
・たまに沼にいるのは出張で植林をしているため
・キノコ、鉱石等が毎回あるのはイャンクックが準備してくれているため
・尻尾を振り回したらハリケーンが起きたことは有名
・鷲掴みにして密林空中遊泳のサービスをしていたがハンターがビビり過ぎるので中止した
・ランゴスタに刺されたハンターを麻痺が切れるまで待つ騎士道精神
・イャンクックを討伐できれば長老になれるというのはもはや伝説
・戦いに疲れ、ラオに体、ラーに力と毛、バサルに鱗、ナナに炎を分け与え今の姿になった

705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 16:22:07.17 ID:A9R5s6e10
>>704
何処まで本当なんだwwwwww
706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 16:25:49.00 ID:2Vhb/EFJO
>>704噂には聞いていたがこれほどとは…ゴクリ
707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 16:29:36.25 ID:PvsXiVWA0
>>704
さすが先生っ!パネェっす!!www

http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_3437.html
↑次作

イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」 その2

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http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_4092.html
↑前回

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:54:18.33 ID:Weenz6vS0
—塔付近、金レイアと銀レウスの巣—
銀レウス 「金さんや……おぅい、金さんやよぉい」
金レイア 「何だい銀さんや……今夕飯できるがんねェ、よよい待ってておくんなせぇなぁ」
銀レウス 「ちょい出てきてくんねぇもんかなぁ」
金レイア 「まーた腰痛かい? ンだから、無茶はせんよぅ言うてるのに……」
銀レウス 「ちゃうよぉ。お客やお客」
金レイア 「客ゥ? こーんな夜更けに誰だいのぉ?」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:54:46.40 ID:OrhQPP0G0
_∠‐ 7  /   /  / /  / l  /!  ハ  l  ハ l  l   丶ヽ\!
/   /!   '  / /  / l / l  ハ  / /  l l、 l    〉、l ′
/   / l    ′/ /‐‐/- .l / l /  l / /-‐-l Lヽ !   ハl
.             / _ / /l   ' /l/l /  l/  l /   ! /   |ハ Y !  | ′
// / / !  l / リ l /___    ′   ´   __」/_ l l l  ヘ
'   /イ  ',  l'   fr"チ卞ミヽ        ,rチ千卞>y j ! 、 _\
// !  ハ  ヘ  l.バrj::::.::ト         lr,:::::.::j /,/  l 、\ `
┏┓  ┏━━┓  /´ l / Y^、 ', ハ ゛ぃ_シ        ヒ_.ソ /}  lヽl\_\
┏┛┗┓┃┏┓┃     !/  ト ヘ ',  ハ        ,        /イヘ. ! `  \ヽ. ┏━┓
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━━━ヽ_ヘ. ',  ヘ               / /v━━━━━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃       .,i´ }、ヽヽ丶       rヽ      イV_        . ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━━━l   い,、\ヽ> _       , イ、/━━━━━━━┛┗━┛
┃┃      ┃┃.       .l  l ′\Nヽヽ`コ ー-‐ ' ´ {`>'-——‐ ¬ 丁ヽ   ┏━┓
┗┛      ┗┛.       .l  j  __ヽ‐'´_rノ       Y        | | |  . ┗━┛
_ _」、 ヽ´      /´  ___   |        | | |     `丶‐- 、
,r‐-'´`´  ;  ゛!      |  /   `‐-l         | | |    /     \
j  、  i´    V _, -‐亠、´ / ̄`‐-|         l l l    l
rr'   ヽ  ヽ   ´  _, イ ´ / ̄丶 」         l l l    l
ハ  '、 ヽ、_冫  _ イ´  l_/       |         / / /      l     \
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:55:47.33 ID:Weenz6vS0
バサルモス 「ひっく……ひっく……」
金レイア 「あんれまぁ、グラビっとこの坊主じゃねぇけぇ。まーたかぃ?」
銀レウス 「家の前で泣いててのぉ。どないすんべか、金さんや」
金レイア 「とっかく、そげんとこいちゃぁ風邪ぇ引くけんの。中いれぇな」
銀レウス 「おうよぉ。ほいよぉ、坊主、あっだけェ飯食わしてやっから、ンな泣くなよぉ」
バサルモス 「うぅ……うう……」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:56:48.31 ID:Weenz6vS0
金レイア 「ンだぁ? まーた父ちゃんにブン殴られたかぃ?」
銀レウス 「今薬草とっできてやっかんねェ。ここ座りぃ」
バサルモス 「ひっく……ごめん……銀のじいちゃん……金のばあちゃん……」
金レイア 「いいっでいいっで。だけんども、オットコの子なら、そんくれぇで泣くんでねぇよ」
銀レウス 「んだァ。じいちゃんもなぁ、わけェころは、頭の鱗なんざあ、毎日剥がれてたわ」
金レイア 「そのせいでじいちゃんハゲてんよ」
銀レウス 「んでもまぁ、わけぇうちはまた生えてくっから。おらみてえにはなんねぇよぉ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:57:21.59 ID:msyXorezO
待望の続編かッ!?
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:57:49.39 ID:Weenz6vS0
銀レウス 「今はァ昔に比べっど平和な時代になったもんよォ。坊主はらっきぃなんだぞぉぃ」
金レイア 「泣くんでねェよ。ほぅれ、交換爺からもらっだこんがり魚Gだぞぃ」
バサルモス 「…………」
金レイア 「食っでみ。ほぅれ」
バサルモス 「(もぐもぐ)……うまい……う……(ぼろぼろ)」
銀レウス 「何だことなァ。オットコの子がそげに泣くんでねぇ。ほーれ、傷みしてみぃ」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:58:44.58 ID:Weenz6vS0
バサルモス 「いてて……」
銀レウス 「しこたまやられたなぁ。ンだぁ? 父ちゃんまーたキノコでラリってんのがい?」
金レイア 「しっかたねぇ親父だなぃ。母ちゃんどした?」
バサルモス 「ママは……しごと……」
銀レウス 「そんでここに逃げてきたんかぁ」
バサルモス 「うん……」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:59:32.93 ID:rZewGYpmO
交換じいさんを殺したんですねわかります
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:59:34.35 ID:OrhQPP0G0
なんだその無駄に重い設定は
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:59:37.66 ID:Weenz6vS0
金レイア 「とりあえず、飯ィ食いなぁね。今日は泊まっていきぃ。明日になりゃぁ、父ちゃんも元に戻っだろうさ」
銀レウス 「ンだなぁ。雪も降ってきだし、しがたねぇ。明日(あすたァ)、じいちゃんが一緒に行ってやっがら」
バサルモス 「ごめん……じいちゃん、ばあちゃん……」
金レイア 「魚冷めっぞぃ。気にすんなってぇ。坊主一匹の寝床ぐらいなら、いつだって用意してあっがらよぉ」
銀レウス 「坊主、今日はじいちゃんとばあちゃんと一緒に寝っぺなぁ」
バサルモス 「(もぐもぐ)うん……うん……(ぼろぼろ)」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:00:27.70 ID:gqDrk2e0O
前回までのあらすじ頼む
途中で寝落ちしたww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:00:50.23 ID:rZewGYpmO
早く地面に帰らせろ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:00:52.98 ID:Weenz6vS0
—深夜—
金レイア 「銀さんやぁ、坊主は寝たがい?」
銀レウス 「満腹になっだらぐっすりさぁ」
金レイア 「あだしらも寝っかねぇ。しっかし、グラビは坊主にゃぁつらーくあだるなぁ」
銀レウス 「三年前のシュレイド城攻略作戦で、あいづひでぇ怪我してっがんなぁ。荒れてんだべぇ」
金レイア 「んだでも、これは酷いべぇ。見てみぃ。頭の鱗が焦げてっぞぃ」
銀レウス 「目にでも当たっだら大変などこだったなぁ」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:01:51.02 ID:Weenz6vS0
金レイア 「とっかく、明日(あすたァ)、火山に連れてってやってくんなましよ」
銀レウス 「わがった。おらが、きっぢり、グラビには説教してやっかんな」
金レイア 「頼んだでぇ、銀さんやぁ」
バサルモス 「グゥ……グゥ……」
金レイア 「こげなちっせぇ子供だっつぅのに、生傷が耐えねぇもんだなぁ」
銀レウス 「シュレイド城の戦いで、おがしくなっだ奴はいっぱいいっがらなぁ」
金レウス 「グラビもこんくらいン時があったんけども……昔のことになっちまったわ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:03:23.97 ID:Weenz6vS0
金レイア 「ラオシャンロンも、そういやァ、目ェよぉ見えんくなった言ぅてたわ」
銀レウス 「歳だべ? あいづも、おら達とたいして変わらんかんねぇ」
金レイア 「んだぁ? もうンな歳かいな」
銀レウス 「んだ。でもよ、何でもかんでもぶくぶく太りゃあいいっでもんじゃねぇよぉ。ラオのは多分そのせいだぁ」
金レイア 「あいづも気にしとったよ。老後の介護は、誰に頼もうどかなぁ」
銀レウス 「だーれもやりたがんねぇべ。あんな小山みでぇな奴、体ァ洗うだけで、一週間経っぢまう」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:05:19.40 ID:B3LK7XeiO
なにこの和むスレwww前スレのウラル貼ってちょ
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:06:21.41 ID:Cj25RCEtO
クック先生の出番はまだかっ!?
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:06:44.93 ID:W+DHtaMJ0
なんでバサルたんがオスなんだよおおおおおおおおおおおおおおお
何でだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:06:46.10 ID:Weenz6vS0
金レイア 「ほんになぁ。んだでも真面目な話、そろそろ後継者とがぁ決めなきゃぁなんねぇべ」
銀レウス 「しっでも、ラオシャンロンの代わりなんでいねぇがらなぁ」
金レイア 「アゴ美とキバ代は頼りになんねぇがんなァ」
銀レウス 「あいづらァ、他人のことなんざァどーでもいいんだっぺ」
バサルモス 「う……グ……グゥ……」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:07:00.67 ID:B3LK7XeiO
>>17
> >>11
ではないがTHX
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:08:37.22 ID:Weenz6vS0
金レイア 「あんらァ、坊主が起きちまっぞ。寝っぺ、銀さんや」
銀レウス 「そうすっかねぇ。ほんだら、坊主を挟んでやっがぃ」
金レイア 「なーんだか昔ィを思い出すなァぃ」
銀レウス 「金さんやぁ、照れでんのがぃ?」
金レイア 「ばーか抜かすなぃ。阿呆言っでねぇではよ寝っぺぇ」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:09:16.24 ID:QT9AWfXi0
顎美www
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:09:41.26 ID:Weenz6vS0
—雪山、フルフルの洞穴、入り口—
ティガ弟 「ふぁぁ……あ゛ッ! 兄者、暇だなァ」
ティガ兄 「ちっ。こんな大吹雪じゃ、巣にも帰れねぇ。シクったぜ。ババァの言うことなんざ、ほいほい聞くもんじゃねーな」
ティガ弟 「……なぁ、ノリでメンチ切っちまったけど、おじきぃ本気(マジ)で怒らせたら、相当ヤバいぜ? どうするよ」
ティガ兄 「ンだぁ? てめぇ、ビビってンのか?」
ティガ弟 「おいおい……寒さでイカれたかい? 誰があのもうろく白ヒゲに。俺が心配してンのは、ラージャンのことだよ」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:11:03.76 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「……あァ……あ゛ーっ……忘れてた。あのバカ猿、調子こくだろうな……」
ティガ弟 「前からあいつ、俺らの縄張りよこせとか、しょっぱいこと言ってきてたじゃん?」
ティガ兄 「確かになァ、ブランゴ一族総出で来られたら、うっぜぇーな」
ティガ弟 「ま、タリぃけどよ。俺と兄者がいりゃあ、あの汚猿なんざぁ屁でもねー……けどなァ」
ティガ兄 「いや……ラージャン来たら、絶対俺らかあいつ、どっちか死ぬぜ。本気(マジ)でかかんねぇとな……」
ティガ弟 「構うこたぁねぇんじゃねぇの? もういっそのことよ……」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:11:52.33 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「やめろや。ナナ先生に言われてるだろォが」
ティガ弟 「……あぁぁ゛、それ言われると……だぁぁ! もう!」
ティガ兄 「先生が悲しむことだけはしねェって約束じゃねェか。あの女(ひと)、俺らが同級生殺したつったら泣くぜ?」
ティガ弟 「ちぃ。先生は優しすぎんだよ。あんなゲス野郎、とっととあの時溶岩に叩きこみゃぁ良かったんだ」
ティガ兄 「おい、弟者。先生の悪口は許さねぇぞ」
ティガ弟 「言ってねぇーよ。ただ、先生の最大の長所が、ゲスに利用されてンのが、我慢なんねぇって言っただけだ」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:13:55.35 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「……ちっ……あのくそ野郎の顔思い出したら、ムカついてきたぜ……」
ティガ弟 「俺もだ……いっちょ、外に向かって大雪玉でも吹っ飛ばすか?」
ティガ兄 「いい提案だぜ弟者。じゃあ、あっちのボボの巣にでも向かってよ」
ティガ弟 「へっへっへ。奴ら、こんな夜中に雪投げ込まれたら、びびって飛び出してくるぜ?」
ティガ兄 「奴らの間抜けな顔でスッキリするか? へへ…………行くぜ、一……」
ティガ弟 「二の……」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:15:18.71 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「さ……」
キリン 「地獄兄弟のお二人とも、見張りご苦労様です」
ティガ兄 「!!」
ティガ弟 「!!」
キリン 「ど、どうしたんですか? 二人で、固まって……」
ティガ兄 「い……いや、俺たちは何もしてねェ」
ティガ弟 「あァ、何もしようともしてねェ」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:16:33.57 ID:Weenz6vS0
キリン 「? フルフルのお婆ちゃんが、もうブランゴさんたちは来ないだろうから、中に入ってきなさいって」
ティガ兄 「あん? ったく、くそババァが。能天気なことぬかしやがって。奴らのしつこさは、折り紙つきなんだぜ?」
キリン 「でも、もう手を出さないって約束をしてくださったじゃないですか」
ティガ弟 「おいおい。いいかい? ねえちゃん。猿だけは信用しちゃダメだ。奴らの約束っつーのは、俺らの約束とは違う」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:17:19.52 ID:Weenz6vS0
キリン 「どういうことですか?」
ティガ兄 「猿の一族にとっちゃァ、自分ら以外は全部劣等種なンだよ。家畜って考え方なんだ」
ティガ弟 「ああ。ねえちゃんは、例えば虫ケラと何か約束して、それを律儀に守るかい?」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:18:05.67 ID:Weenz6vS0
キリン 「虫さんたちも生きているわ。約束したのなら、ちゃんと守らないと」
ティガ兄 「……っがァァ! しょっぺぇ! 何だ? 今時の若い娘は、こういうのがトレンドなのか!?」
ティガ弟 「わからねぇ……わからねぇが兄者……口の中が塩っ辛くて吐きそうだ!!」
キリン 「え……あ、あの……何かおかしなことを言ったかしら……」
ティガ兄 「あのなァァァねえちゃん。みんながみんな、アンタみてーなお花畑だったら、そもそも争いなんて起こんねーの!」
ティガ弟 「そうそう。大人たる者、本音と建前は割り切んなきゃ、やってけねェぜ?」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:19:25.89 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「あの身勝手さ、見ただろ? 奴らは、一度仕留めそこなった獲物は絶対に諦めねぇ」
ティガ弟 「無駄にプライドだけは高ェからな。事情は聞いたけどよ、あのチビ人間、もう終わりだぜ?」
キリン 「そ……そんな……」
ティガ兄 「お……おい。そんな顔すンな。俺らはただ、事実を言っただけで……」
キリン 「女児ちゃん……何も、何も悪いことをしていないのに……」
ティガ弟 「おい、泣くなよ? 絶対泣くなよ? 俺らが泣かせたみてぇじゃねぇか!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:20:22.15 ID:Weenz6vS0
キリン 「(ぐす……)地獄兄弟さんたち……どうすればいいの?」
ティガ兄 「どうすればって、アンタにできるこっちゃ何もねぇよ。ドドのおじきは、横の繋がりが広いから、下手にブチ殺せねぇ」
ティガ弟 「アンタが、猿を一匹も傷つけなかったのは正解だぜ? 敵としてブランゴ一族に総出で狙われたら、命はねぇだろうさ」
キリン 「いいえ……私……怖くて、何もできなかっただけなんです」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:21:38.53 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「…………」
キリン 「それに、女児ちゃんとドドさまを引き合わせてしまったのも、私の責任なんです」
ティガ弟 「…………」
キリン 「私が、お婆ちゃんの傷薬を、人間の里に取りに…………女児ちゃんを連れて行かなければ……」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:22:51.23 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「まァ……ババァはそれで良くなったんだろ?」
キリン 「え……」
ティガ弟 「クックのおっさんも、傷を治すことができたじゃねぇか。いーじゃんそれで」
キリン 「でも…………」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:29:52.22 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「おじきが帰ってくりゃあ、遅かれ早かれ見つかってたさ。早かったか、遅かったかの違いってこと」
ティガ弟 「ま、帰ってきてソッコーっつーのは悪運にもホドがあるっつー問題だけどな」
ティガ兄 「ちげぇねぇ! ガヒャヒャヒャ!!」
ティガ弟 「悪運もまた運ってなァ! ヒャッヒャッヒャ!! いーことあるぜーいつか!! いつかな!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:31:26.22 ID:Weenz6vS0
キリン 「…………ありがとう。少し、元気が出ました」
ティガ兄 「そうか? よくわかんねーけどな!」
ティガ弟 「んじゃ、兄者よ。中に入るか? 確かによ、こんな猛吹雪じゃァ猿も出歩けねーだろ」
ティガ兄 「……ンー……だなァ。こりゃ、明日も続くかもしんねェ」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:32:55.07 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「あーあ。桜レイアちゃんと塔行く予定だったのに……残念でした、だぜ、兄者よォ」
ティガ兄 「……あァ゛!! 忘れてた!! ンだよ畜生が!! マジかよ!!!」
キリン 「す……すみません」
ティガ弟 「あぁこっちの話。気にすんな」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:34:20.10 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「弟者! 何でさっさと言わなかったァァァァ!」
ティガ弟 「さぁぁ〜。俺も今思い出したしィィ」
ティガ兄 「どーすりゃいーんだよこれェェ!!」
ティガ弟 「兄者、また次があるさ。女なんざぁ、星の数ほどもいるって」
ティガ兄 「そーいう問題じゃねぇんだよ! 蒼レウスがいねぇ時にやっと呼び出せたんだぞ!! てめぇ責任とれ!!」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:35:43.13 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「知るかっつーの! 俺達にはナナ先生さえいりゃあいいんだよ!」
ティガ兄 「それとこれとは話は別だ! スッタコがァァ!」
ティガ弟 「何をォォォ! 聞き捨てならんぞ兄者!! あんなビッチ、先生の足元にもおよばねェじゃねぇぇぇかッ!!」
ティガ兄 「桜レイアちゃんの悪口を言うなやァァァ!!」
キリン 「ふっ……二人とも落ち着いてください! 入り口が……入り口が壊れる!」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:37:11.13 ID:Weenz6vS0
キリン 「(あぁ……何なのこの人たち……)」
キリン 「(ん……? 何だろう……崖の下、何か動いてる……?)」
キリン 「地獄兄弟さんたち! 何かいます!」
ティガ兄 「あんだとォォォ!?」
ティガ弟 「っつせぇ黙ってろィィィィ!!!」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:38:15.26 ID:Weenz6vS0
キリン 「それどころじゃないです。もしかしたら、ドドさまたちかも……」
ティガ兄 「どォォーでもいいンだよッ今ァンなことはよォォォ。てめっ、外出ろや。コルァ?」
ティガ弟 「んだぁ? やんのかコラァ?」
ティガ兄 「上等だァ買ってやんよォォ!」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:40:25.35 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「てめーから外出ろやオルァ!」
ティガ兄 「あぁぁ゛ん? てめぇから出るのが礼儀っつーもんだろーが!!」
ティガ弟 「礼儀のレの字も知らねェ分際で生意気なんだよォォォォ!」
ティガ兄 「一字一句間違わずにてめぇのケツに刻み込んだろかァァァァ!?」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:41:18.18 ID:Weenz6vS0
キリン 「(何か聞こえる……)」
××××× 「ギャォォォォォ! ギャォォォォォ!」
キリン 「(あれは、助けを求める声だわ……誰かが、雪の中で迷ってるんだ……!)」
キリン 「地獄兄弟さんたち! 誰か遭難してます!」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:43:04.77 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「むささびドラゴンがァァ!!」
ティガ兄 「んだとォ? せむしトカゲがぁぁぁ!!」
キリン 「同じ顔です! 二人とも、話を聞いて!!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:44:50.31 ID:Weenz6vS0
キリン 「……話を!! 聞いて!!(ピシャァァン!)」
ティガ兄 「(バリバリバリ)ギャァ!」
ティガ弟 「(バリバリバリ)ビャァ!」
キリン 「あ……今のは……雷!? 私、初めて雷を呼べた……!!」
ティガ兄 「…………」
ティガ弟 「…………」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:46:38.38 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「…………何だ? 今一瞬目の前が真っ白になったような気がしたんだが……」
ティガ弟 「…………俺もだ兄者。まるで、先生に叱られた時のようだった……」
ティガ兄 「この体に走る痛みは……懐かしいあの……」
ティガ弟 「……恋の衝撃……!!」
××××× 「ギャォォォォ!! ギャォォォォォォ!!」
キリン 「さ、行きますよ二人とも」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:47:57.11 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「ンだぁ? 誰か騒いでやがるな」
ティガ弟 「バッカじゃねぇの? ヒャハハ! 遭難してやがんの!!」
ティガ兄 「お、おいねえちゃん! 外はあぶねぇ。凍っちまうぜ!」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:48:42.70 ID:Weenz6vS0
キリン 「もう私一人で行きます!」
ティガ弟 「ちょっ、そういうわけにはいかねぇだろ。兄者、行くぞ」
ティガ兄 「なんだよクソっ……しゃぁぁーねぇーな……今日は厄日だぜ」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:49:50.62 ID:Weenz6vS0
—雪山、フルフルの洞穴、内部—
女児 「おじさん……」
クック 「女児、どうして私に相談しなかった?」
女児 「私……あのね……」
クック 「どうして勝手に出て行ったのかと聞いているんだ。答えなさい」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:52:29.70 ID:Weenz6vS0
女児 「私……私(ひっく)」
クック 「泣いても駄目だ。キリンちゃんにも言ったが、お前は、危うく殺されかけていたんだぞ?」
女児 「ごめんなさい……おじさん、ごめんなさい……ゆるして……」
クック 「許す許さないの問題ではない。私が言っているのは……」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:55:02.22 ID:Weenz6vS0
フルフル 「まぁ、そのへんで良いだろう。クック、この子は、傷薬を取りに人間の里まで降りた。ドドに遭ったのは不可抗力だ」
クック 「しかしフルフルさん。迂闊すぎる。この子には、自分が何であるかという自覚がない!」
女児 「(びくっ)」
クック 「それでは、いくら守ろうとしても無駄だ。受ける側がこれでは、ラオシャンロンも……」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:56:06.98 ID:Weenz6vS0
女児 「ごめんなさい……ごめんなさい! おねがいおじさん、わたしをすてないで!」
クック 「何を……私はそんな話はしていない!」
女児 「ごめんなさいぃぃ……うぇぇぇぇん……」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:57:02.25 ID:Weenz6vS0
クック 「…………」
フルフル 「女児よ、あんたが里まで行って、あたしの傷薬を取ってきてくれたのは、感謝をするよ」
女児 「(ひっく……ひっく……)」
フルフル 「あたしもクックも、あんたを怒っているのではないのだよ。心配していたのだ」
女児 「しんぱい……」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:00:26.45 ID:Weenz6vS0
フルフル 「あァ。あんたのことを、大事に思っているからこそ、クックはここまで言うのだ。分からないかい」
女児 「わたし……わたし、しっぱいしたから……」
クック 「…………」
女児 「しっぱいしたから、おじさんに、すてられるんじゃないの……?」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:01:03.13 ID:P4GCnxC10
しえん
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:02:37.72 ID:Weenz6vS0
クック 「そんなことはせん。ならば、駆けつけたりはしなかった……」
女児 「おじさん……」
クック 「危ないじゃないか……もし、傷ついて、取り返しのつかない傷を負ってしまったら」
女児 「…………」
クック 「どうするんだ……」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:04:41.65 ID:Weenz6vS0
女児 「ごめんなさい……! 私、もうおじさんにだまって、勝手なことしない……」
クック 「……うむ……」
女児 「(ぐす……)」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:08:10.65 ID:Weenz6vS0
クック 「来なさい、凍えているだろう。温まらなければ」
女児 「…………」
クック 「もう、私の体は大丈夫だ。フルフルさんもな……」
フルフル 「人間の薬は、よく効くねェ」
女児 「(ぎゅ……)」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:10:32.15 ID:Weenz6vS0
キリン 「お婆ちゃん! お婆ちゃん、大変なの!! 動ける!?」
フルフル 「む……キリンが入り口で騒いでるね」
クック 「そういえば、地獄兄弟が入ってこないな……礼を言わねばならんというのに」
フルフル 「あんたらは動くんじゃないよ。あたしが行くよ」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:13:13.66 ID:Weenz6vS0
フルフル 「どうしたぃ、キリンよ。地獄兄弟も何ぐずぐずしてるんだい」
ティガ兄 「うっせぇくそババァ! てめーのおかげで今日はトコトン厄日だぜ!!」
ティガ弟 「地獄から来た俺たちに、一日に二回も人助けさせるなんて、どういう了見だコルァ! 殺す気か!!」
キリン 「お二人とも、静かにしてください!」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:14:15.46 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「はぁ……はぁ……(ガチガチ)」
フルフル 「ん……このにおいは、グラビんとこの嫁かい? どうしたんよ」
キリン 「ものすごい熱なの! もう、ほとんど意識がないわ!! 病気かしら!?」

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:16:12.85 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「も……申し訳……ありません……か……体……が……」
フルフル 「火山の竜が、こんな吹雪の中歩いてたら、体力がなくなるのは当たり前さね。地獄兄弟、奥に運んでやりな」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:18:23.95 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「あーあー腹減ったなァァ!」
ティガ弟 「腹が減って動けねェなァァ!!」
ティガ兄 「もう一歩も動けねェなァァ!!」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:20:56.11 ID:Weenz6vS0
フルフル 「ぶつくさ言うんじゃないよ。あたしはねぇ、あんたたちが子竜のころ、トイレの世話まで……」
ティガ兄 「わぁぁーったよ! ちぇっ、運べばいーんだろ運べば!」
ティガ弟 「おばさん重いんだからよぉぉー、ちょっとは自分で体ァ動かす努力しろよォ!」
黒グラビモス 「申し訳……あり……ません…………」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:22:02.17 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「ぶっはぁぁ! 疲れたァァ!!」
ティガ兄 「おらァ! これで文句はねぇだろ!」
クック 「やや……! 黒グラビさん!? どうしてこんな雪山に……!!」
女児 「うわぁ……おっきい、黒い竜さん……」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:28:08.78 ID:Weenz6vS0
フルフル 「女児が持ってきてくれた薬が、まだあったね。飲ませておやり」
キリン 「ええ。分かったわ。おばさま、聞こえる? このお薬を飲んで……」
黒グラビモス 「(ごく……ごく……)」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:28:39.44 ID:fggcFTbmO
女児 「うわぁ……おっきい、黒い〇〇〇……」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:29:01.30 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「……はぁ……はぁ……」
キリン 「熱が引かないわ。お婆ちゃん、どうしよう!」
フルフル 「慌てるんじゃないよ。そんなにすぐに効くものかい。しかし……違うにおいもするね……もしかして……」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:29:41.50 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「ババァよぉ、これただの疲労じゃぁねーぜ」
ティガ弟 「あァ。俺らも昔やられたことがあンだ。こりゃ、兵隊ランゴスタの毒だな」
クック 「黒グラビさん、しっかりするんだ! 私だ、クックだ。分かるかい?」
黒グラビモス 「イャン……クック様……ど……どうして…………こ、ここに……」

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:39:48.07 ID:Weenz6vS0
フルフル 「ここは、あたしの洞穴だよ。あんたを見つけて運び込んだのさ」
黒グラビモス 「フルフル……さま……?」
クック 「確かに、これはランゴスタの毒だ。こんなに沢山、柔らかい目の近くを刺されている……」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:40:50.69 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「刺されすぎると、あの腐れ蜂どもの毒でも、すっげぇ効いてくんだよなァ?」
ティガ弟 「ラリってきたりしてな? 慣れると快感になってくるぜ。ギャハハ!」
ティガ兄 「キメすぎだぜおばさんよォ? 中毒死だなァこりゃ!」
キリン 「お二人とも、不謹慎です!!」

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:41:34.98 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「さむい……こごえてしまう……バサル……いま……いま、ママが……かえるから……」
フルフル 「ふむ……ランゴスタの巣の中に入ったのか……反撃を受けたとみえるね」
クック 「どうしてそんなばかなことを!! しっかりするんだ、黒グラビさん!!」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:42:26.60 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「どうしてって……おっさん、そりゃ、ランゴが集めてるキノコとかよ、ハチミツとかよ、それ狙ったんじゃね?」
ティガ弟 「あいつらそーとータメこんでっからな」
ティガ兄 「何だっけ? マンドラゴラとか、混沌茸とかよ、そういうヤクの元になるキノコがいっぱいあんだよ」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:43:13.42 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「おいおいヤク分捕る前にラリっちまったか? ダッセェーなぁ!」
ティガ兄 「じごーじとくじゃね?」
ティガ弟 「違ェねぇ!! まぬけドラゴンだ! ゲヘヘ!!」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:44:06.84 ID:Weenz6vS0
キリン 「…………(ピシャァァァン!!)」
ティガ兄 「(バリバリバリバリバリ)ギャァァァァ!」
ティガ弟 「(バリバリバリバリバリ)ビャァァァァ!」
クック 「キリンちゃん……雷を覚えたのか……!」
ティガ兄 「……(ビリ)………(ビリ)………」
ティガ弟 「……(ビリ)………(ビリ)………」
キリン 「この人たち、下品です……」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:45:38.85 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「……(ビリ)………(ビリ)………」
ティガ弟 「……(ビリ)………(ビリ)………」
フルフル 「しかし、解毒剤なんてここにはないねェ。ランゴスタに刺されすぎて、毒が頭に回っちまったんだ……」

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:46:44.79 ID:Weenz6vS0
クック 「どうすればいい? 黒グラビさんは、子供のころから知っている。助けてやりたい!」
フルフル 「ランゴスタの毒は、はやり病のようなものだよ。クイーンが抗体を持っているはずさね……しかし……」
クック 「クイーンが……そんな……彼女は、ドド以上に話が通じないじゃないか」
フルフル 「うむ……そうさね……」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:48:09.85 ID:Weenz6vS0
キリン 「その、クイーンさんに解毒剤を分けていただければ、おばさまは助かるの? なら、私行くわ!」
フルフル 「おやめ。同じ目に遭って、死ぬのが落ちだよ」
キリン 「どうして!? だってこのままじゃ、この人、熱で死んでしまうわ!!」
フルフル 「無論、黒グラビを見捨てたりはせぬよ。しかし、闇雲にランゴスタの巣に突っ込んでも、いかんともしがたいのよ」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:49:06.73 ID:Weenz6vS0
クック 「どういうことだ?」
フルフル 「蜂族は、猿族以上に、敵か、同族かという目で判断をする。巣に近づく者はみな敵よ。話し合いなどできまい」
クック 「ぐぅ……」
フルフル 「それに、クイーン以外はたいした知性を持っていないのだよ。虫族とはそういうものだ」
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:49:55.75 ID:Weenz6vS0
クック 「では、クイーンと何とかして話をせねばなるまいな……」
フルフル 「だが、集会は一ヵ月後だからね……とても間に合うまいよ」
女児 「おじさん……この竜さん、どくでくるしいの?」
クック 「ああ。何とかしてやりたいのだが……」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:50:46.45 ID:Weenz6vS0
女児 「目のまわりがはれてる……私、水でふいてあげるよ!」
クック 「やってあげてくれ。毒針が残っているかもしれないから、気をつけてな」
女児 「うん! ……わ……熱い……くるしそう……」
フルフル 「女児、あたしの後ろに湧き水があるよ。草に浸して使うがええ」
女児 「分かったよ、お婆ちゃん。黒い竜さん……今、ふいてあげるからね……」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:51:31.67 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「はぁ……はぁ……」
女児 「よいしょ……よいしょ……」
キリン 「女児ちゃん、私も手伝うわ。私の背中を台にして」
女児 「お姉ちゃん、ありがとう……」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:52:12.31 ID:Weenz6vS0
キリン 「……お婆ちゃん、地獄兄弟さんたちにお願いすることはできないかしら……?」
フルフル 「さすがのこいつらも、巣に入ってはひとたまりもないだろうねェ」
ティガ兄 「……(ビリ)………(ビリ)………」
ティガ弟 「……(ビリ)………(ビリ)………」
キリン 「そうなの……じゃあ、どうしたら……」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:53:05.28 ID:Weenz6vS0
フルフル 「その道の専門家に頼むしかあるまいね」
キリン 「専門家……?」
フルフル 「ああ。旧密林に、蜂どもも食べてしまう、猫の奇面王がおる。奴に警護してもらえば、中まで入れるだろう」
クック 「チャチャブーの王(キング)か! そうだな! 彼に頼めば、道を開いてくれるかもしれない!!」

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:53:53.90 ID:Weenz6vS0
キリン 「じゃあ私、すぐに旧密林に行く!」
フルフル 「この吹雪じゃぁ無理だ。お前たちも遭難しちまう。朝になれば、少し収まるだろう。その時に行きな」
女児 「私も行く!」
キリン 「女児ちゃん……」
クック 「だめだ」
女児 「え……」

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:58:00.25 ID:Weenz6vS0
クック 「女児は、ここに残るんだ。キリンちゃんもだ。私が行ってこよう」
キリン 「そ……そんな……」
女児 「おじさん……! けががまだ、ぜんぶなおってないのに! 私もいっしょに……」
クック 「お前は、ここでフルフルさんと一緒にいるんだ。フルフルさん、頼む」
フルフル 「ああ、その方がいいだろうねェ」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:58:42.72 ID:Weenz6vS0
女児 「やだ! おじさんとはなれたくない!!」
キリン 「私もご一緒するわ!」
クック 「黒グラビさんの命がかかっているんだ。虫が相手では、お前達を、危険から守る暇がないかもしれない」
女児 「いやだよ……私も……」
クック 「聞き分けてくれ。みすみす危険だと分かっている場所に、子供たちを連れて行きたくないのだ」

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:00:06.17 ID:Weenz6vS0
女児 「(ぐす……)」
フルフル 「あとは、黒グラビが、吹雪が弱まるまでもつかどうか……」
キリン 「おばさま……」
黒グラビモス 「……はぁ…………くるしい……うぅ…………」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:00:30.59 ID:Weenz6vS0
フルフル 「とにかく、刺されたところを拭いてやったら、体を温めようぞ。クック、火を起こしておくれ」
クック 「分かった……ところで、地獄兄弟はまだ感電しているのか?」
ティガ兄 「……(ビリ)………(ビリ)………」
ティガ弟 「……(ビリ)………(ビリ)………」
キリン 「ちょっと強く雷を落としすぎたかしら…………」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:01:40.19 ID:Weenz6vS0
—朝—
キリン 「雪が収まってきたわ……」
女児 「黒い竜さん、がんばって。わたし、ずっとおいのりしてる! だから、もうちょっとだけがんばって!」
黒グラビモス 「はぁ…………はぁ…………に…………人間…………ちゃん………………」
女児 「お婆ちゃん! 黒い竜さんが、しゃべった!!」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:03:01.41 ID:Weenz6vS0
フルフル 「おぉ。良かったわぃ……まだ大丈夫そうだな……」
黒グラビモス 「ありがとう……ありがとう…………」
フルフル 「解毒剤が来るまで、あんたは余計な体力を使うんじゃないよ。喋ンなくともいいさね」
黒グラビモス 「バサルを…………息子を…………ひとり、で…………火山に……………………」
フルフル 「バサル坊主がどうしたぃ?」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:04:32.36 ID:Weenz6vS0
黒グラビモス 「あの人…………………………バサルを………………(ゲホッ! ゲホッ!!)」
女児 「しっかりして! しゃべっちゃだめだよ!!」
フルフル 「うぅむ……キリンや、水を汲んできておやり。木の実の殻を使うがええ」
キリン 「分かったわ、お婆ちゃん」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:06:29.52 ID:Weenz6vS0
クック 「だいぶ雪が弱まったな……よし、それでは、そろそろ旧密林のチャチャブーの国に行ってくる」
フルフル 「あァ。とは言っても、まだ視界は悪いかんね。十二分に気をつけな」
クック 「分かっている。みんな、黒グラビさんを、頼むぞ……女児、心配するな」
女児 「うん………………おじさん…………」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:07:57.29 ID:Weenz6vS0
フルフル 「待ちなクック。キングと取り巻きどもに、こいつを渡してやんなよ」
クック 「これは……高級マタタビじゃないか!」
フルフル 「あいつらは物欲に滅法弱いのよ。最初に全部渡しちゃァいけんよ。少しだけちらつかせりゃ、言うことを聞く」
クック 「助かる。かたじけない」
フルフル 「あとは、この婆の名前でも出せばいいさ。あたしは、ここで黒グラビと子供たちを見てるから、安心して行ってきな」
クック 「ああ。すぐに戻ってくる!」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:09:38.29 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「んじゃ、俺らはここでオサラバするかンな? オサラバするかンな!?」
ティガ弟 「兄者、もー無理だって。太陽昇っちまったじゃん」
ティガ兄 「桜レイアちゃんは……待っていてくれる! 待っていてくれるはずなんだよォ!!」
ティガ弟 「……あ゛ー駄目だこりゃ……」
フルフル 「地獄兄弟よ、出来りゃぁ、クックについてってやってくれるとありがたいんだがねェ」
ティガ兄 「あぁぁぁあん!? ン馬鹿言うなやァァ! 俺達ァこれから予定があンだよ!! 勝手にやってろ!!」
ティガ弟 「俺は別に何もねーけどな」
ティガ兄 「弟者ァ! 貴様ァァ!!」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:13:05.79 ID:Weenz6vS0
フルフル 「別に、無理にとは言わんよ。ただ、リオレウス家族の洞穴は、丁度チャチャブー王国の近くにあると思ってね」
クック 「地獄兄弟、共に来てくれれば、これほど心強い味方はいない。頼めないか?」
ティガ弟 「……まァ、確かにリオ家は密林にある。でもな……てめぇら、ナメてんのか?」
ティガ兄 「くそババァ……俺らをパシりと勘違いしてやがんじゃぁねぇだろうな?」
ティガ弟 「おぅともよ。おっさん、悪ィけどもう俺らにゃぁ関係ねェ。やるならあんたらだけでやれや。特に予定はねーけどな」
ティガ兄 「俺はあるンだよ!!」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:13:45.40 ID:Weenz6vS0
フルフル 「そうかい……残念だねェ。ナナ・テスカトリにあんた達の後見人を頼まれて、はや十年……そろそろ潮時かねェ」
ティガ兄 「なっ……ババァ! 何企んでやがる!?」
ティガ弟 「先生を使って脅しても無駄だぜ! しわくちゃ労害くそばばぁ!!」
フルフル 「いや、何。あたしは別にいいのだよ。あんた達の暴れっぷりにはホトホト手を焼いてるかんねェ」
ティガ弟 「ちょっ……何するつもりだ!」
ティガ兄 「何をチクる気だァァ!!」

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:19:05.53 ID:gsFixDnk0
フルフル 「そういえば、先々週、ボボの家族が泣きながらここに来たねェ……」
ティガ兄 「!!」
ティガ弟 「!!」
フルフル 「ドス一族のギアノス兄ちゃんも、確か…………」
ティガ兄 「くっ……汚ねェぞ!」
ティガ弟 「チ……チクる気ならやってみやがれ! こ……怖くもなんともねェぞ!!」
フルフル 「あァ。あたしはね……別に、いいのだよ? ナナに『あのこと』を言ってもねェ」
ティガ兄 「……!!」
ティガ弟 「……!!」

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:22:25.48 ID:gsFixDnk0
ティガ弟 「(ひそひそ)兄者……このババァ、まさか『あのこと』を……」
ティガ兄 「(ひそひそ)弟者……いや、バレてねぇはずだ……じゃあ『あのこと』か?」
ティガ弟 「(ひそひそ)どのことだよ……心当たりが多すぎて分かんねぇ」
ティガ兄 「(ひそひそ)まったくだぜ……でも、もしかしたら適当抜かしてんじゃねェのか……」
ティガ弟 「(ひそひそ)いやでもよ……万が一ってこともあるじゃねぇか……『あのこと』がバレたらヤベェって……」
ティガ兄 「(ひそひそ)『あのこと』も知ったら、先生怒るよな……」
ティガ弟 「(ひそひそ)『あのこと』もな……洒落になんねェぞ……ドス一族は随分虐めたからな……」
フルフル 「…………」
ティガ兄 「…………」
ティガ弟 「…………」

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:24:00.43 ID:gsFixDnk0
キリン 「地獄兄弟さんたち、私からもお願いします。おじさまを、助けて……」
フルフル 「キリン……」
クック 「キリンちゃん……」
キリン 「おじさまに協力してくださったら、私のたてがみでも、角でも、何でも差し上げますから……」
ティガ兄 「……!!」
ティガ弟 「……!!」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:25:01.36 ID:gsFixDnk0
キリン 「お願い……あなたたちの強さを、信じさせて……!!」
ティガ兄 「……がッ!! やめろねえちゃん! 頭なんて下げンなァァ!!」
ティガ弟 「女に頭下げられたァァ!!」
ティガ兄 「地獄の権威が地に落ちるゥゥゥ!! 俺たちが! よりにもよって!」
ティガ弟 「感謝されて! しかも頼られているゥゥゥゥ!! 女に!! 気持ち悪ゥゥゥゥ!!」

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:26:27.81 ID:gsFixDnk0
女児 「こわいかおの竜さんたち……わたしも……わたしもおねがいします! おじさんをたすけてください!」
ティガ兄 「人間の女にまで頭下げられたァァ!!」
ティガ弟 「しょっぺぇ! しょっぱすぎる展開だぞ兄者ァァ!!」
ティガ兄 「ちぃぃぃぃぃ!! 外道めらァァ!! わぁぁぁぁったよ! ただ、旧密林までだぞ! おっさんそれでいいな!」
ティガ弟 「しょぉぉがねぇーな……しょっぱすぎて死ぬかと思ったぜ……」
クック 「すまない、この恩は、いつかちゃんと返させてもらうからな……」
ティガ弟 「ならとっとと解放してくれることを願うよ!!」
ティガ兄 「まったくだぜ! オラ行くのか!? 行かねェのか!?」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:27:35.37 ID:gsFixDnk0
クック 「これで何とかなりそうだ……それじゃ、黒グラビさん。もう少しだけ辛抱するんだ。行ってくるよ」
黒グラビモス 「はぁ……はぁ……す……すみま…………せん…………バ……バサル…………」
女児 「おじさん……(ぎゅ)」
クック 「……いい子にしているんだぞ。地獄兄弟、ゆくぞ!」
ティガ兄 「じゃーな! くたばれババァ!!」
ティガ弟 「二度と来ねェかンな!! くそばばあ! とっとと老衰で死ね!!」
フルフル 「…………やっと行ったか。まったく、騒がしい馬鹿どもだよ」
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:36:16.08 ID:WEUWxiRH0
女児 「おじさん……だいじょうぶかな……」
フルフル 「地獄兄弟は、知能は足りんが、戦闘力だけは一級だかんね。チャチャブーごときにゃやられやせん」
キリン 「間に合うといいのだけれど……」
フルフル 「翼があるから、ひとっとびさね。キリン、あんたが行ったら、かえって足手まといになるわ」
キリン 「うん……黒グラビのおばさま、がんばって……」
黒グラビモス 「ウ……ウゥ…………」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:38:33.50 ID:WEUWxiRH0
—雪山のふもと—
ガルルガ 「うぅぅぅ〜寒ぃ。腹が凍えるゥゥ(ガクガク)」
ヒプノック 「ヘイ、ガルルガよぉ。こんな雪の中、マジにクックはフルフルんとこ行ったのかよ(ガクガク)」
ガルルガ 「あァ間違いねェ。優等生どもがよ……くそ面白くもねぇ!」
ヒプノック 「Yo、でも、ドドが戻ってきたンなら人間の餓鬼なんてよ、もうすでにダイ(死亡)してんンじゃねェか?」
ガルルガ 「だとしたらドドを許さねぇ。クックも! 人間も味方する奴も、全部敵だ!」
ヒプノック 「ヒャァ! 今日もキレまくってるな! ドドも恐れねぇ、さすが『キレたナイフ』だ!」
ガルルガ 「くそ猿どもに渡してたまるかよ……あれは俺が最初に目ェつけたんだ……」
ヒプノック 「……ビッグボスに止められてンじゃねェのォ? 怒らせたらマジ怖いぜ」
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:39:36.44 ID:WEUWxiRH0
ガルルガ 「あんなガン黒の言うことなんざ! 前々から、あの野郎は大きい顔しやがって……気にくわなかったぜ!」
ヒプノック 「ヒュゥ! 大胆発言! やっぱ次のビッグボスはガルルガしかいねぇよ!」
ガルルガ 「軟弱野郎どもが大きな顔しやがって……イラつくぜまったくよォ」
ヒプノック 「でも、仲間内で戦うのはラオシャンロンが禁止してるじゃねぇか。ノーモアバトル、ノーモア戦争。ヘドが出る!」
ガルルガ 「…………」
ヒプノック 「それに、フルフルには、あの馬鹿兄弟(ブラザーズ)がついてるぜ? こりゃVery厄介だ」
ガルルガ 「ちっ…………」
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:41:31.55 ID:WEUWxiRH0
ガルルガ 「…………ン? 何か飛んでるな…………」
ヒプノック 「ありゃあ……クックと馬鹿兄弟じゃねぇか。でもどこ行くんだ? 」
ガルルガ 「何も背中に乗ってる節はねェな……くく……何だ? 別行動かァ?」
ヒプノック 「Yo! こりゃチャンス! マジラッキー! つまり洞穴には、おいぼれとスモールガールだけってことだ!」
ガルルガ 「ドドに先越されちゃたまんねぇ。無駄な手間が省けてるうちに、あの小娘さらうぜ……」
ヒプノック 「WHY(何で)?」
ガルルガ 「……ようは俺が殺さなきゃァいいんだろォ? 運ぶだけだ。運ぶだけなら誰にもバレずにコトを済ませられる」
ヒプノック 「ヘイ、ブラザー、どこに運ぶのさ? ドドのハウス(家)に?」
ガルルガ 「バッカ! 猿に渡してどうすんだよ……おい、火山によォ、ヤク中が一匹いたよなァ?」
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:42:43.75 ID:WEUWxiRH0
ガルルガ 「バレないように、こっそりとやんだよ。子供だ。勝手に抜け出すこともあるだろ。そこをヤク中に襲わせて……」
ヒプノック 「ヒュゥ! グラビか! 確かにあいつなら、ラリった末の事故って片付くぜ!!」
ガルルガ 「足元にちょい、と置いてくるだけだ。俺たちは人間がつぶれるとこを、物陰からじっくり鑑賞って寸法よ……」
ヒプノック 「GOODプランだぜ! 悪知恵大将はやっぱあんただ!」
ガルルガ 「クックやフルフルの絶望の顔が目に浮かぶぜェ」
ヒプノック 「Oh,Yes! そうと決まったら、フルフルの洞穴まで猛ダッシュ! だ! ぜ!」
ガルルガ 「ああ。汚ねぇ人間め……たっぷりと恐怖を味あわせてやる……」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:43:30.08 ID:WEUWxiRH0
—旧密林—
イャンクック 「はぁ……はぁ……ぐっ……」
ティガ弟 「おい……おっさん!? 兄者! おっさんの高度が下がってやがる!」
ティガ兄 「ンだとォ!? ちぃぃぃ! まだ猿どもにやられた傷が、完全に治ってやがらねぇんだ!!」
ティガ弟 「このままじゃ墜落するぜ!! 兄者、受け止めねぇと!」
ティガ兄 「弟者! 右から挟めやぁ!」
ティガ弟 「任せろやぁぁぁ!!」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:44:10.46 ID:WEUWxiRH0
ティガ弟 「(ドザザザザッ!)…………っ……痛てててて…………腹の鱗が剥けたぜ…………」
ティガ兄 「あぁ゛くそが! (ゴキ、ゴキ)おっさん! おいコラァ!」
イャンクック 「ぐっ……うぅ……す……すまない。落ちてしまったのか…………」
ティガ弟 「世話ァ焼かせんなァ! 殺されてぇのか!!」
ティガ兄 「ちぃっ。着地点がズレちまった。俺たちァ、こんな森ン中じゃ、滑空できねェから飛びたてねェ」
イャンクック 「すまない……っ……ぐ……」
ティガ弟 「おっさん……右羽が裂けてやがる。何で今まで言わなかった! クラァ!」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:45:02.15 ID:WEUWxiRH0
イャンクック 「これしき……どうということはない。飛んだらキズが開いてしまった……それだけだ……ぐっ……」
ティガ兄 「これで雪山から飛んできたってのか……」
ティガ弟 「はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜……もーどーすんだよ。出オチ甚だしいぜ」
イャンクック 「大丈夫だ……まだ飛べる……」
ティガ弟 「んじゃ一人で行けや。俺達ァ、一回降りたら、高ェとっから飛び降りねぇと、飛行できねぇんだよ」
イャンクック 「失敗した……君達、苦労をかける……」
ティガ兄 「いや……そうでもねぇらしい」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:48:16.16 ID:Weenz6vS0
××××× 「(ガサガサガサ)何やらすごい音がしたわ……あなた、見てきなさい」
××××× 「(ガサガサガサ)えぇぇ? やだよ! 凶暴な奴だったらどーするんだよ!?」
××××× 「(ガサガサガサ)戦いなさいな。その結果死んだとしても、大丈夫。ちゃんと私が骨を拾うから」
××××× 「(ガサガサガサ)勘弁してくれよ……お前が行けばいいだろ?」
××××× 「(ガサガサガサ)あなた、か弱い女性に偵察をさせるつもりなの? ハンターだったらどうするのよ!」
××××× 「(ガサガサガサ)それこそお前が戦えよ! 一ひねりだろぉ!?」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:49:10.74 ID:Weenz6vS0
ティガ弟 「ヒャッハァ! ツイてるぜ! あの情けねェ声と、ドSな声は!!」
ティガ兄 「リオママとリオパパじゃねぇか!」
リオレウス 「うぅ……何で俺が……(ひょこ)あー……誰かいますかー……?」
ティガ兄 「パパさんよォ! ここだここォ!」
リオレウス 「ひぃ! 何かいた!(ガサガサガサガサ)」
リオレイア 「(ひそひそ)あなた!! 何がいたの!? ハンター!?」
リオレウス 「(ひそひそ)分からない! 分からないがきっと恐ろしいものだ! お前、行って倒してこいよぉ!」
リオレイア 「(いそひそ)情けない……男なら当たって砕けて死んできなさい! そんな軟弱な夫に育てたつもりはないわ!!」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:49:57.46 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「ひぃぃ! 尻尾はやめて! 毒はだめ!」
リオレイア 「行きなさい。私はここで見守っているわ。強くなりなさい」
リオレウス 「くぅぅぅ! 死んだらお前のせいだからな!」
リオレイア 「死ぬほど戦えたら、少しは見直してもいいわ」
リオレウス 「あぁ……俺はここで死ぬんだ……妻に見放されて、俺は死ぬんだ……」
リオレイア 「動かなければ、どっちみちここで死んでもらうわよ」
リオレウス 「えぇぇぇ゛!? びぃぃぃぃ! お助けェェ゛!」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:50:48.38 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「ちくしょぉぉぉ! 死なばもろともォォォ゛!!(ズシンズシンズシンズシン)」
ティガ兄 「あの馬鹿親父、突撃してくるぞ!」
ティガ弟 「何でだよ!? あぁ! くそ! 止めるぞ兄者!」
ティガ兄 「スタンバイだ弟者!」
リオレウス 「キェェェェェ!!」
ティガ兄 「ふんっぬっ! はぁ゛ッ!!」
ティガ弟 「ふんっぬっ! はぁ゛ッ!!」
リオレウス 「(ズドンッ!)ぐぅっはぁぁぁ!」
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:51:45.65 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「な……何だ……はね……跳ね返された……」
リオレイア 「(ひょこ)あなた、何をしているの。あら! 地獄兄弟の坊やたち。ごきげんよう」
ティガ兄 「はぁ……はぁ……はぁ……」
ティガ弟 「はぁ……はぁ……はぁ……」
リオレウス 「お前…………」
リオレイア 「何よ。無様な格好よあなた。早く起き上がりなさい」
リオレウス 「鬼か……」

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:53:14.26 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「何すんだ……」
リオレウス 「何だ……地獄兄弟か……お前! 何攻撃させてくれてんだ! ごめんよ君達! こいつのせいなんだ!」
リオレイア 「あなたが勝手に向かっていったんじゃない。人に責任を擦り付けないで欲しいわ」
リオレウス 「向かっていかなきゃ殺すって言われたんだけども!」
リオレイア 「うるさいわ。あら……イャンクックさん。どうかなさったの? 空から落ちてきたような気がしたのだけど」
イャンクック 「やぁ……リオさん達。久方ぶりだな……」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:54:07.98 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「お前……人の前だからって猫被ろうとしても無駄だぞ! 今日こそははっきり言わせてもらう。俺はお前の……」
リオレイア 「やかましいわね……ごめんなさいねェ。今黙らせますよ(きゅ)」
リオレウス 「ピィ! (ビクンッビクンッ)」
ティガ兄 「相変わらずだなママさん!」
ティガ弟 「躊躇なくパパさんを締め落とす、その姿サイコーにカッケェぜ!!」
リオレイア 「ありがと。皆さんおそろいで、どうかした? 桜レイアなら、さっき蒼レウスとナナ先生のところに出かけたわ」
ティガ兄 「マジでか!? くっそぉぉぉ! 入れ違いかよ!」
クック 「……………………」
リオレイア 「…………何か事情がおありのようね」
クック 「ああ……」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:55:25.74 ID:Weenz6vS0
リオレイア 「…………ふぅん。そんなことがあったの。イャンクックさんも災難ねぇ」
クック 「お見苦しいところを……」
リオレイア 「ドドさんが帰ってきてるっていうのは知らなかったわ。足がお悪いんですもの、不覚をとったのは仕方ないわ」
クック 「……そういうわけで、チャチャブーの王国に急がねばならない。方向だけでも、教えてもらえないか?」
リオレイア 「あの蛮族どもと交渉に行かれるの? ……まともに話し合いなんて、できないと思うけれど」
クック 「それでも、クイーンランゴスタに会わねばならない。そのためには奇面王の力が必要なんだ」
リオレイア 「うぅん……とりあえずその羽のキズはどうにかした方がよくってよ。あなた、とっとと起きなさい(ゲシッ)」
リオレウス 「……ん? ん……あぁ? 何だ……俺は気を失っていたのか……」
リオレイア 「あなた、ハチミツの血止め持ってたでしょう? 出して」
リオレウス 「えぇ? 何で?」
リオレイア 「イャンクックさんが怪我をしているのよ。血止めくらいはした方がいいでしょう」

237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:56:42.15 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「あれ……イャンクックさん。お久しぶり……すまん、どうせ妻が失礼をしていたと思うが……」
リオレイア 「早くしなさい」
リオレウス 「はい……どこにしまったかな……あァ、あったあった。どうしたんだ、この傷は……」
クック 「ちょっと、不覚をとってしまってね……」
リオレウス 「これでよしっ……と。少し経てば血は止まるけど、激しい動きは禁物だよ」
クック 「あァ、だいぶ楽になった。すまないね、おふた方」
リオレイア 「いいんですよ。薬を塗るくらいしか能がありませんからこの人」
リオレウス 「お前…………」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:58:36.17 ID:Weenz6vS0
ティガ兄 「俺らも、このおっさんとチャチャブーの国に行かなきゃなんねーんだよ。どっちだっけ?」
リオレウス 「奇面族の? それなら、この先の地下洞を抜ければ、彼らの里の入り口に出られるけど……」
リオレイア 「ちょっと待って。イャンクックさん、少しお家で休んでいかれない? 顔色が真っ青よ」
クック 「そういうわけにはいかない。この先だな……ありがとう。また後日、お礼に伺うよ」
リオレイア 「これくらいのことで、お気になさらないで。うーん……そうね……じゃあ、あなた。ご案内してさしあげて」
リオレウス 「え? ……えぇぇえ!? 俺が!? 自分が行けよ!!」
リオレイア 「私はこれから、蒼と桜と私のお夕飯を作らなきゃいけないの」
リオレウス 「俺の分は!?」
リオレイア 「ご案内をちゃんとまっとうできたら考えないでもないわ」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:59:55.79 ID:Weenz6vS0
リオレウス 「ちくしょう……ご一緒させていただきます」
ティガ兄 「えぇぇ〜……パパさん来んのォ?」
ティガ弟 「いいよ無理すんなよ」
リオレウス 「何をぅ! 君たち! 明らかに俺を馬鹿にしているだろう!!」
ティガ弟 「ああ、邪魔」
リオレウス 「何だとぅ!?」
リオレイア 「そう言わないで。肉の盾くらいにはなるわ」
リオレウス 「お前ェ!」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:00:35.73 ID:EaEV7Bdb0
ティガおとなしいなwww
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:00:59.45 ID:8xAfd/1y0
ティガ兄 「ママさん行っちまったな」
ティガ弟 「いつ見ても大人の色香だぜ。乳くせぇガキとはえらい違いだ!」
リオレウス 「……ちくしょう…………」
ティガ弟 「いや、ほんと無理すんなよ。パパさん、帰れって」
ティガ兄 「あんたが戦力として役立つ場面が、想像できねェよ」
リオレウス 「ごくごく一般で平凡な飛竜である俺に何を求めてるってんだ!」
ティガ兄 「うわっ、逆ギレしやがった。ウゼッ!」
リオレウス 「何をぉぅ!? そういえば、俺はまだ、君と桜の交際をだな!」
ティガ兄 「あーあー聞こえない聞こえない」
クック 「……レウスさん、すまない。先を急ぐんだ」
リオレウス 「あ……あぁ。チャチャブーの国ならこっちだ。どうも記憶がないんだけど、道すがら事情を聞かせてくれないか」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:02:18.31 ID:8xAfd/1y0
リオレウス 「……何だって!? 黒グラビ奥さんが! そいつは一大事だ」
クック 「毒が頭に回ってしまっている。早く、クイーンに解毒剤をもらわないと危険だ」
リオレウス 「ふぅむ……グラビ君は、三年前のシュレイド城の戦いで、大きな傷を負ってから、おかしくなってしまってる」
クック 「グラビさんが? どういうことだい?」
ティガ兄 「…………」
ティガ弟 「…………」
リオレウス 「これは、あまり口外してはいけないことなんだけど……どうも彼は、心を病んで麻薬に溺れてしまっているとか」
クック 「何だって!? ……じゃあ、黒グラビさんは、彼のために、その材料を探しに……」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:03:04.81 ID:8xAfd/1y0
リオレウス 「シュレイド城の戦いは、沢山の仲間達に深い傷を与えたから……クスリに溺れた者も少なくはないし……」
クック 「……そのことは、ラオシャンロンは知っているのか?」
リオレウス 「勿論だ。父さんと母さんが、彼の息子のバサルモスを保護したことがあって。その時に、グラビ君を見に行った」
クック 「…………」
リオレウス 「怪我の後遺症は勿論のこと、どちらかというと禁断症状に苦しんでいるようだった」
クック 「黒グラビさんは優しいからな……彼の苦痛を、和らげてやりたかったのか……」
リオレウス 「ラオシャンロンは、絶対にクスリは止めるようにって厳命したんだが……こんなことになるなんて……」
クック 「……私は、そんなことは知らなかった……」

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:04:29.62 ID:8xAfd/1y0
ティガ兄 「……ケッ。弱ェからそうなンだ」
ティガ弟 「心も体もな!」
リオレウス 「君たち! そうやって軽々しく他人を非難するものじゃない。大体君たちは年上を敬う気持ちってものがねェ……」
ティガ兄 「ケッ…………」
ティガ弟 「…………」
リオレウス 「……着いた。ここを抜ければ、チャチャブーの国だけど……本当に行くのか? あいつらは下品で頭がおかしいぞ」
クック 「大丈夫だ。こちらには備えがある(スッ)」
リオレウス 「高級マタタビか。うーん……通じるかな……」
クック 「駄目かな?」
リオレウス 「いや。キングにはそれでいいかもしれないが、門番には、どちらかというと宝石の方が喜ばれる。物欲の塊だから」
クック 「宝石? そんなものは持ってきていないな」
ティガ兄 「俺らも持ってねェな」
ティガ弟 「あァ。きんきらした飾りなんざァ、男の持ち物じゃねェ」
リオレウス 「…………はぁ…………俺が出すよ…………」
門番チャチャブーA 「止まれ……」
門番チャチャブーB 「合言葉を述べろ……」
リオレウス 「ピュアクリスタルをやるから通せ。キングに用がある(ポイッ)」
門番チャチャブーA 「………………」
門番チャチャブーB 「………………」
クック 「(宝石を拾って考え込んでいるぞ……)」
クック 「(人間が使うような刃物を持っている……下手に前に出ないほうが良さそうだ)」
258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:05:53.83 ID:8xAfd/1y0
門番チャチャブーA 「(ごそごそ)」
門番チャチャブーB 「(ごそごそ)」
クック 「(宝石をしまった……しかし目を剥いてこちらを睨みつけている……)」
ティガ兄 「ンだコラァ! やんのかオルァ!」
ティガ弟 「上等だァかかってこいやァ!!」
リオレウス 「バカ……! 下がってろ!」
門番チャチャブーC 「…………」
門番チャチャブーD 「…………」
クック 「(何!? 増えた……いや……続々と中から出てくる……しかも全員、刃物を持っている!)」
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:06:38.19 ID:8xAfd/1y0
リオレウス 「……カブレライト鉱石もあるぞ。これは珍しい、陽翔原株だ(ポイッ、ポイッ)」
リオレウス 「急いでいる。門を開けて通せ」
門番チャチャブーA 「(ごそごそ)」
クック 「(一匹レウスさんに近づいてきた……)」
門番チャチャブーA 「…………オレに……もう一個よこせ…………」
リオレウス 「……持って行け。ドラグライト鉱石だ」
門番チャチャブーA 「…………門を開けろ…………」
チャチャブー達 「ピィィィ! ピィィィィ!」
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:07:25.90 ID:8xAfd/1y0
クック 「レウスさん、すまない……随分と宝石を……」
リオレウス 「こいつらは、群れて襲ってくるから、怒らせると危険なんだ。これくらいで済むならいい方だ」
ティガ兄 「……むなくそ悪ィぜ。どいつもこいつも死んだ魚のような目ェしやがって……」
ティガ弟 「噛み殺してやりてぇ、ドブ沼みてェな目だ。ナタぎらつかせやがって……」
チャチャブー達 「………………」
クック 「(子供も大人も、みな刃物を持ってこちらを睨んでいる……)」
クック 「(これは殺気だ……ブランゴ族のような威嚇ではない……侵入者に対する、殺意だ……)」

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:08:13.03 ID:8xAfd/1y0
リオレウス 「いつ来ても気分がいい場所じゃないな……」
クック 「前にも来たことがあるのかい?」
リオレウス 「あァ。蒼レウスが小さい頃、こいつらに捕まったことがあって。レイアを抑えるのに苦労した……」
ティガ弟 「アン? ンだァ、このおどろおどろしい音楽は……」
ティガ兄 「不気味な太鼓だぜ……火を燃やしてやがる」
リオレウス 「儀式の最中なんだろ。いいか? 地獄兄弟。決して噛み付いたりするなよ? 目玉抉り出されるぞ」
ティガ兄 「こんなチビども、襲ってきても皆殺しにしてやらァ」
リオレウス 「ここにいるのは、ほんのごく一部だ。地下には数百匹も隠れてる。戦えば無傷じゃ済まない」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:09:29.17 ID:2T7f3qQl0
ティガ弟 「ちっ。くそつまんねぇトコに来ちまった」
クック 「(何だ……円形の広場の中央で、炎が燃え盛っている……)」
クック 「(沢山のチャチャブーが、回りながら踊っている……炎の中央で燃えているのは……)」
クック 「(あれは……! ガウシカ族やケルビ族! 縛られて、丸焼きにされている……!!)」
クック 「(死んでいるようだが……ムゴい! チャチャブーとは、こういう種族だったのか!)」
ティガ兄 「……ッ、音楽が止まったな」
クック 「(踊りも止まった……)」
クック 「(全員が、刃物を担いでこちらを睨んでいる……)」
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:10:08.98 ID:YbBhax9M0
リオレウス 「イャンクックさん、用があるんだろ? 早く」
クック 「あ……あァ。チャチャブーの皆さん、邪魔をしてすまない。急ぎの用で、キングと話がしたいんだ」
チャチャブー達 「………………」
ティガ兄 「あ゛ーッ!? 何とか言えコルァ!! くそ猫が!」
クック 「やめるんだ……私達は、キングにお願いをしに来たんだ。他意はない」
チャチャブー達 「………………」
クック 「(停止している……何故だ? とても、不気味な雰囲気だ……)」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:11:32.23 ID:YbBhax9M0
チャチャブー 「ビィィィ! ビィィィ!!!」
クック 「な……音楽がまた鳴り始めた……!」
リオレウス 「チャチャブー達が整列していく……良かった。キングのお出ましだ」
クック 「(炎の向こうから……ひときわ大きいチャチャブーが出てきた……キングだ!!)」
ティガ弟 「くそ……この耳障りな太鼓はどうにかなんねェのか!!」
キング 「…………ブフゥゥゥ〜…………(もぐっちゃ、もぐっちゃ)」
ティガ兄 「野郎……ナメてんのか……肉食いながら…………!」

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:12:19.30 ID:YbBhax9M0
クック 「キング! 私だ、イャンクックだ。力を貸して欲しい!」
キング 「…………」
クック 「一刻を要するんだ。頼む!!」
キング 「…………(げっぷ)……クックゥ? …………礼儀ィ……なってねェんじゃねェか……」
ティガ弟 「ンだこらぁぁあ!!」
リオレウス 「やめろ!」
クック 「……そうだな、すまなかった。気が急いてしまったようだ。これは、高級マタタビだ。皆で分けてくれ」
キング 「……(くいっ)」
チャチャブーA 「……(とことことこ)よこせ……」
クック 「これだ」
チャチャブーA 「…………(サッ!)…………ゴッドファーザー…………どうぞ……」
キング 「……(くんかくんか)……ぺろ…………ふん…………」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:13:01.00 ID:YbBhax9M0
クック 「まだ沢山ある。頼みを聞いてくれれば、全て差し上げよう」
キング 「……………………誰を、殺してほしい…………?」
クック 「違う。ランゴスタクイーンに会いたいんだ。彼女のところまで、あなた達に警護をお願いしたい」
キング 「ヤクを探してんのか……? てめェ……そんな風にはみえねェがな…………」
クック 「訳を話す。刃物を下ろさせてくれ」
キング 「…………(くいっ)」
チャチャブー達 「(ザッ)」
クック 「(全員綺麗に陣を……さすが、奇面族の戦士……)」

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:14:17.95 ID:YbBhax9M0
キング 「…………」
クック 「……そういうわけなんだ。なるべく、双方に犠牲が出ないようにしたい。蜂を皆殺しにして欲しいわけではない」
キング 「…………めんどくせェな…………」
クック 「そう言わずに……頼む。黒グラビさんは、子供の頃から私は知っている。彼女は……仲間だ」
キング 「…………」
クック 「こんなことで、失いたくはない……」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:15:22.17 ID:YbBhax9M0
キング 「……女王蜂には……オレが行かねば、余計な争いになる……てめェよ……オレに、腰ィ上げろってか?」
クック 「命令ではない。お願いをしているんだ。頼む……」
ティガ兄 「おっさん!? こんなデブに頭下げンな!」
キング 「…………」
クック 「ただ、クイーンの所に辿りつかせてくれればいい。お願いだ……」
ティガ弟 「おっさん!」
キング 「…………女か、よォ…………」
クック 「……?」
キング 「酒だろォが……頼みごとってのァ、そいつが礼儀だ……」
283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:16:19.49 ID:YbBhax9M0
クック 「(これは……殺気!? 周りのチャチャブー達から……!!)」
クック 「(刺激をしては駄目だ……)」
クック 「……私のような、しわがれた労害でよければ、終わった後、美味い酒をご馳走するよ。共に、飲み明かそう」
キング 「…………」
クック 「……付き合うよ」
キング 「…………ツチハチノコの地酒だ……」
クック 「え……」
キング 「…………在庫が……足りねェ……」
クック 「分かった。約束する」
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:17:08.85 ID:YbBhax9M0
キング 「…………」
クック 「…………」
キング 「……奇面の民……一番隊は、オレと共に来い……」
チャチャブー達 「ビィィィ!!(ジャキン!)」
キング 「蜂は殺すな……打ち落とせ……」
チャチャブー達 「ビィィ! ビッ! ビィィ!」
クック 「じゃあ……! キング……!!」
キング 「ゆくぞ……夕餉の時間までには……戻る……」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:18:44.88 ID:YbBhax9M0
—火山—
ガンランス 「ッあぁぁ〜熱ッィ! こんなトコ来ンじゃなかったぜ!」
ヘビィ 「まーた収穫はカニだけか(ジャラジャラ)しかも今日のは小ぶりだ……」
ライト 「やっぱよぉ、大物は、こんな村の近くにゃもういねェんだって。シュレイド城のアレで奥地にいっちまったんだ」
ハンマー 「…………」
ガンランス 「無駄足かよ。ちっ……」
ライト 「クーラードリンクも切れてきたし、もう帰ろうぜ?」
ヘビィ 「あぁぁ〜、そうすっか。ふぅ……酒でも飲みてぇ」
ガンランス 「パブにでも行くかァ?」
ヘビィ 「つっても、ふもとの里は病気にやられてんじゃん。オレァやだぜ。伝染されんのはよ」
ライト 「隣町まで降りんのもなァ」
ガンランス 「はぁ……考える気力もなくなるぜ。とにかくよ、こっから出ようぜ? 脳みそまで煮えちまう」
294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:20:22.19 ID:YbBhax9M0
ハンマー 「…………お前達は帰れ。俺は、もう少し探索をしていく」
ヘビィ 「はぁぁ? もー何もねぇって。ここらあたりは、鉱石も採リ尽くしちまったから、歩くだけ無駄無駄」
ハンマー 「しかし、ここまでの準備賃のモトをとっていない……せめて、竜の鱗でも見つけないと、本当の無駄足になる」
ガンランス 「だーかーらー、もう無駄足なんだっての。あーあーいいよ好きなだけ残りゃぁいいさ。俺ァ帰る」
ヘビィ 「同感だな。ま、せいぜい死なないよーに気をつけな」
ランス 「また会えればの話だけどな」
ハンマー 「…………」

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:23:06.71 ID:YbBhax9M0
ガンランス 「ちっ……。もう汗で地図がぐっちゃぐちゃだ」
ヘビィ 「一度溶岩から離れようぜ? じゃぁーな、ハンマー」
ライト 「誰か回復薬もってたらくれよ。喉が渇いて死にそうだ」
ヘビィ 「ほらよ。これで最後だ」
ライト 「ありがてぇ」
ハンマー 「…………(ん? 何だ……あの溶岩の隣……妙に乱雑に岩が積まれている……)」
298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:23:49.13 ID:YbBhax9M0
ハンマー 「(いや、崩れているのか……?)」
ハンマー 「(…………やはり、これは何か、大きなモノが這い出た後だ……)」
ハンマー 「(よく見れば、地面も抉れている……)」
ハンマー 「(溶岩へ続いている……これは……まさか……)」
ライト 「……ぷはぁ。生き返ったぜ(ポイッ)」
ヘビィ 「おいおい、ゴミ投げ捨てんなよ」
ライト 「どーせ時間が経ちゃぁ、満ちてきた溶岩で燃えるだろ」
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:24:30.00 ID:YbBhax9M0
××××× 「グルル……グ……ルルル……」
ハンマー 「(あの声は……!)」
ハンマー 「三人とも! そこを離れろ!!」
ガンランス 「あぁん? だから俺達は帰るって……」
グラビモス 「ブグォォォォォォッ!!!」
ヘビィ 「な……何だァ!?」
ライト 「後ろだ! ありゃ……鎧竜じゃねェか! 溶岩の中から……でけェ!!!」
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:25:13.23 ID:YbBhax9M0
グラビモス 「グル……グル……グル……グル……」
ハンマー 「(何だ……この鎧竜。様子がおかしいぞ……)」
ハンマー 「(胸の鱗が全て剥がれている……それに、目の色が……)」
グラビモス 「キシャァァァァァ………………」
ハンマー 「……!! よけろ!」
ガンランス 「くそっ……俺の後ろに隠れろ!!(ガシャコン)」
304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:26:41.40 ID:YbBhax9M0
グラビモス 「(ゴゥゥゥゥゥゥッ!!)」
ハンマー 「(熱線を吐いた……!!)みんな!!」
ガンランス 「……っ……ガ……ガードが……き……かねぇ……(ガク……)」
ヘビィ 「……ガンランス!!」
ライト 「……野郎!!」
ハンマー 「(ガシャコン)みんなを守らねば……」
グラビモス 「(バシュゥゥゥゥゥゥ)」
ハンマー 「……ッ! 催涙ガスか!?」
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:27:44.93 ID:YbBhax9M0
ヘビィ 「…………う……ぁ……」
ライト 「く……そ……目が……」
グラビモス 「シャァァ! シャァァァ!! ギャォォォォ!!!(ズンズンズンズンズン)」
ヘビィ 「(ドゴォ!)がぁぁ!!」
ライト 「(ドガ!!)ぐはぁ!!!」
グラビモス 「グルル……グル! ギャォォォォ!! ギャォォォォ!!(バシュゥゥゥ、バシュゥゥゥゥ)」
ハンマー 「間違いない……あの鎧竜、正気をなくしている……!」
312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:31:57.72 ID:CbQ/Cg460
ハンマー 「このままではみんなが危ない……俺がやらねば……!」
ハンマー 「うおぉぉぉぉ!!(ズンッ!)」
グラビモス 「ギャァァ!」
ハンマー 「(よろめいた……効いている! 弱っているのか!!)」
ハンマー 「っうぉぉぉ!(ズン! ズン!)」
グラビモス 「ギャァァ! ギャァ!」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:32:41.79 ID:CbQ/Cg460
ライト 「くそ……! ハンマー、これを使え!!(ビュン!)」
ハンマー 「(パシッ)これは……シビレ罠! 助かる!」
グラビモス 「キシャァァァァァァ……!!」
ハンマー 「(熱線を溜めている! くそ……!)」
ヘビィ 「ハンマー! 目をつむれ!!(ヒュッ!!)」
ハンマー 「……! 閃光弾か!」
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:33:24.72 ID:CbQ/Cg460
グラビモス 「(パシャァァ!)ギャォォォォォ!!」
ハンマー 「効いた……! 今のうちに、シビレ罠で……!!」
ライト 「……いょっしゃぁ! マヒったぜ!」
ヘビィ 「くそ竜が! 捕獲弾をブチこんでやる! 思い知れ!!(ドゴッ! ドゴッ!)」
グラビモス 「ギャァ! ……………ガ…………グ…………(ゆら……ズゥゥゥゥン!)」
ハンマー 「はぁ……はぁ……」

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:34:19.31 ID:CbQ/Cg460
ヘビィ 「いぃやっほぅ! でかしたぜ! ハンマー!!」
ライト 「こりゃでけぇ! 村に持ってって解体したら、当分生活にゃ困らねェ!!」
ハンマー 「…………いや……俺が攻撃する前に、この竜は随分と弱っていた……」
ヘビィ 「関係あるかよ! いやぁ、しっかしこりゃ、村からアイルーたらふく連れて来ねぇと、運べねぇな」
ガンランス 「…………っつ……」
ライト 「ガンランス! 無事だったか」
324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:35:02.77 ID:CbQ/Cg460
ハンマー 「…………とにかく、誰か村に下りてアイルーと、他のハンター達を連れて来てくれ」
ガンランス 「……ちっ……大口開けて寝てやがる。ムカつくぜ! くそ竜が!(ドガッ)」
ハンマー 「やめろ! 起きてしまったらどうするつもりだ!」
ガンランス 「あぁ? 今度こそ突き殺してやんよ(ジャキン)」
ライト 「じゃ、俺が降りてくるわ。ちょっくら待ってな」
ハンマー 「ああ、頼む」
325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:36:08.56 ID:CbQ/Cg460
—数時間後、火山別エリア—
銀レウス 「ふぅぅぅぅぅ〜〜火山は暑っちぃぃぃのぉぉぉぉぉ、じいちゃんには辛いわぁ」
バサルモス 「パパ……もう、怒ってないかな…………」
銀レウス 「もーぅさすがに、母ちゃん止めてっぺぇ。だーいじょうぶだぁ。もしものとぎは、じいちゃん守ってやっがらなぁ」
バサルモス 「うん…………じいちゃん……ありがとう……(ぼろぼろ)」
銀レウス 「まーた泣くんでねぇ。オットコの子だべぇ? ほんだばぁ、こっくらで弁当にでもすっかい?」
バサルモス 「え? 弁当……?」
銀レウス 「おめさんの家はもうちっとかかっがんな。金さんが作ってくれだんだぁ。うんめェぞぉ」
バサルモス 「ばあちゃん……俺、うれしいよ……」
銀レウス 「こっち来なぁ。じいちゃんと一緒に食べっぺなァ」
328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:37:00.15 ID:CbQ/Cg460
×××× 「(バサッ! バサッ!)あぁぁぁ! 銀さん! 何でここに!? バサルも!」
バサルモス 「あ……こんにちは……」
銀レウス 「あんれまぁぁ、ガブラスの小僧じゃねぇっけぇ。ひんさしぶりだなァ」
ガブラス 「い、いや、それどころじゃねぇんでぇ! でも丁度良かった!」
銀レウス 「どしたぁ、そげに慌ててよぉ」
ガブラス 「人間のハンターが、下層に攻め込んできてるんだ!! グラビモスがやられた!!」
バサルモス 「え!? パパが!!?」
銀レウス 「何じゃとゥ? なしてこげなおもてに出てきただ!」

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:39:55.28 ID:CbQ/Cg460
バサルモス 「パパ……! じ、じいちゃん、どうしよう!!」
ガブラス 「十や二十じゃねぇんでぇ! 猫と人間が、大勢で、眠らせたグラビモスを連れてこうとしてんだぃ!」
銀レウス 「そげな数……戦争でもやらかすつもりがぃ!」
ガブラス 「おいらも、上飛んでただけで、人間に矢を撃たれた! どうーすりゃいいんでぇ!」
バサルモス 「パパ……助けなきゃ……!」
銀レウス 「待つんだぃ坊主!」
バサルモス 「で……でも、パパが人間の里に連れてかれちゃうよ!」
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:41:42.84 ID:8xAfd/1y0
銀レウス 「……黒グラビはいんがったがぃ?」
ガブラス 「い……いや、グラビモスだけだ。今、下層はパニックになってる。じき、みんなこの上層に避難してくる!」
バサルモス 「ママ……もしかして、人間に……!」
銀レウス 「いんゃ、引きずってねェんなら大丈夫だぁ。グラビも、ラリってだんだべぇ……」
ガブラス 「おいら、テオさんとナナさんに知らせてくる!」
銀レウス 「今からじゃァ、旧火山は間にあわねぇ……そんれに、ハンターが多すぎるだァ」
ガブラス 「銀さん! じゃぁどうすりゃ……」
銀レウス 「……キバ代を呼ぶぞぃ。流石に、おら一匹じゃァ無理だァ」
ガブラス 「アカムトルムを!? でも、あのオカマ、溶岩の下に引きこもってて、出てこねェじゃん!」
銀レウス 「すっても、あいづの力がありゃぁ、グラビを助けられるべぇ」
ガブラス 「でも、どうやって……!」

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:43:04.48 ID:8xAfd/1y0
銀レウス 「このちかぐに、おら達古株しか知らねェ溶岩下への抜け道があンだァ」
ガブラス 「マジでか! さすが銀さん!!」
銀レウス 「んだども、そこを抜けるにゃぁ、あっづい溶岩の中の石ィ抜いで、他の溶岩を、脇に流さなきゃぁなんねぇ」
バサルモス 「じいちゃん! 俺やるよ!」
銀レウス 「あァ。おめぇなら溶岩に潜れっかんなァ。オットコの子なら、じいちゃんと一緒に、父ちゃん助けっぺ!」
ガブラス 「分かった! おいらは、間に合わなくても、とにかく超速でテオさんとナナさんに知らせてくる!!」
銀レウス 「途中の仲間だちにも、上層を動くなっつってぐれ」
ガブラス 「合点承知だぜ!!」
銀レウス 「坊主ぅ、いっくぞぅい」
バサルモス 「うん! じいちゃん!!」

341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:44:29.75 ID:8xAfd/1y0
—雪山、フルフルの洞穴—
黒グラビ 「うぅ…………バサル……」
女児 「黒い竜さん、がんばって…………」
キリン 「日が頭の上まで昇ってしまったわ……おじさま……地獄兄弟さんたち……」
フルフル 「熱が高いね……キリンや、外で雪を集めてきておくれ」
キリン 「ええ、分かったわ、お婆ちゃん」
フルフル 「しっかりするんだよ、黒グラビ。お前の子供が待ってるよ」
黒グラビ 「うう…………」

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:46:38.92 ID:8xAfd/1y0
キリン 「(おじさま……お願い、間に合って……)」
キリン 「(雪はだいぶ収まったけれど、まだ降ってる……)」
キリン 「(私は、ここで待つことしかできないの……?)」
キリン 「(…………早く、雪を集めなきゃ…………)」
キリン 「(木の実のお椀に、詰め込んで……)」
キリン 「(これでよし……と。戻らなきゃ……)」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:47:18.37 ID:8xAfd/1y0
キリン 「(……あら……何だろう、変な、甘い匂いがする……)」
キリン 「(入り口の方から……)」
キリン 「(不思議な匂い……ハチミツが燃えたような……)」
キリン 「(ん? 入り口に誰かいる……おじさまかしら!)」
キリン 「おじさ……うっ!」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:48:34.04 ID:8xAfd/1y0
キリン 「(な……何? 急に、目の前が、ぐらりって……)」
キリン 「(何この……眠気……)」
キリン 「(もしかして……この匂い…………)」
キリン 「(眠っちゃ……眠っちゃだめ…………)」
キリン 「(眠っちゃ……)」
キリン 「(ドサッ)…………」
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:49:17.22 ID:8xAfd/1y0
ヒプノック 「……Yo! 効果てきめん! 俺の睡眠ガスにはどんな女もイ・チ・コ・ロパーフェクツ!」
ガルルガ 「見慣れねェのがチラッと見えたな……念のため、もっとガスを吐き出して、流し込め」
ヒプノック 「Oh,Yes! ババァもガキもみんな仲良くおねんねしな!(ヒュゥゥゥゥ)」
ガルルガ 「……ケケッ……クックめ。生温い理想は通用しねェって、教えてやるぜ」
第三章に続きます
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:54:31.98 ID:8xAfd/1y0
前回に続きまして、投稿をさせていただきました
ここまでで、同様に原稿用紙100枚程度になります
本当なら、連続でスレを立てることは好ましくないのでしょう
不快な思いをした皆様もいらっしゃるかもしれません
今回は、途中で連続投稿規制に何度も引っかかり、IDが安定しませんでした
重ねて申し訳ございませんでした
途中で、本当に投稿して良いのでしょうかと、かなり不安になりました
ご期待に添えなかったかもしれませんが、ご容赦ください

アカムトルム 「最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ」
というスレタイで立てさせていただきます
もし、このスレが残っていた場合は、このまま投稿をさせていただきます

http://fox0326-paste.blogspot.com/2010/01/blog-post_805.html
↑次作 最近アゴ美の顎関節症が酷くてねェ

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