796 :本当にあった怖い名無し :sage :04/09/27 23:37:17 ID:1j2NzGmr
もう10年くらい前の話ですが、東海道新幹線に乗っていた時のこと。
三人がけの窓際に私、通路側に小さな2-3歳くらいの女の子、真中にそのお母さん。
女の子は電車大好きらしく、「ちっ!かっ!ちぇっ!てっ!はぁいねぇ〜!」
(=新幹線って速いねー)と、すごく嬉しそうでした。
まだ「ん」が上手に言えないみたいで、言葉足らずがまた可愛かった。
結構喋りっぱなしでしたが、いかに自分は電車を好きかと延々お母さんに語っており、
将来は絶対電車の運転士になりたい、等と言っていました。暴れることは一切ナシ。
周囲もうるさいというよりも、あまりに微笑ましくて、車両全体あたたかい雰囲気。
指定席だったので車掌さんが切符拝見ーと来た時、女の子大興奮。
「あっ!!ちっ!かっ!ちぇっ!の、はぁ(息継ぎ)、うっ!てっ!ちゅさんだ!
かっこいいー!!」(=新幹線の運転手さんだ、格好いい!)まさにかぶりつかん勢いw
で、白い制服に帽子の車掌さん。「新幹線好きなの?」と女の子に。
女の子更に大興奮。またもや自分は将来電車の運転士になりたい話をする。
車掌さん、とても優しい笑顔で、自分の白い帽子をちょこんと女の子にかぶせて、
彼女たちの降りる駅までかぶってていいよ、と。
その後は本当に女の子が嬉しそうで、周囲の私たちもとても楽しい時間でした。
蛇足。一応夜で窓の外は見えなかったんだけど、やっぱり窓側がいいかと思って
女の子のお母さんに「良かったら席替わりましょう、どうぞ」と言ったところ、
その前の段階で女の子はお弁当等の車内販売にも興奮しまくりだったため、
「通路側でいいです、うるさくてごめんなさいね」とお母さんもとても丁寧な人でした。
始終優しい静かな声で女の子と話していたお母さんにも好印象。
当時新幹線は仕事で月イチ以上で乗ってた私でしたが、
女の子のことも車掌さんのことも、今でも忘れられないあたたかい思い出です。
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