287 名前:1/2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 02:06:24 ID:cVPhM3lf
高校時代のある日、担任の先生(地学教師)が朝の会で
「地学準備室にネズミが出るので誰か捕まえて欲しい」と訴えた。が、
誰も立候補しないので、夕方になって先生が仕方なく自分で粘着式の鼠捕りを置いていた。
翌日、朝の会で先生が
「鼠が罠にかかったけど、怖くて触れないので誰か処分して欲しい」と訴えた。が、
誰も立候補しないので、先生は準備室に入れず、地学の授業が自習になった。
さらに翌日、朝の会で先生が
「誰か鼠捕りごと捨ててきて。1000円あげるからお願い」と訴えた。もう涙目。
さすがに可哀想だし1000円欲しいので、クラス皆で見に行ったら、ドアを開ける前から
罠にかかった鼠のもの凄い叫び声が聞こえて来て、怖くなって引き返した。授業は自習。
そのまた翌日、先生が朝の会に来ない。いつまで待っても来ないので、クラス皆で
職員室まで探しに行ったら、保健室へ行ったらしいとの情報が。
何人かの女子が代表で保健室へ様子を見に行った。
その日は一限目が英語だったので、とりあえずクラスの何人かで地学準備室へ行き、
教材の準備をしていた所、壁際の床にピンクと茶色の何かを発見。
よく見ようと近寄った瞬間、背後からクラスメイトの悲鳴。振り返ると
288 名前:2/2[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 02:07:25 ID:cVPhM3lf
右半身は普通に茶色い毛皮、左半身は肉&骨むき出しの超デカい鼠が
腹から躍り出たを内臓ひらひらさせながら部屋中を疾走していた。
泣き叫び逃げ惑う友人達、倒れる花崗岩標本、砕け散るチョーク、舞うプリント
国語で習った阿鼻叫喚という四字熟語が頭に浮かぶ。
壁際にあったピンクと茶色の何かは、粘着式鼠捕り&それに貼付いた鼠の皮と肉だった。
準備室から逃げ出した後ドアを封鎖、全員教室に戻って臨時学級会の結果、
保健室に行き(先生は朝の会前に、準備室でさっきの鼠に遭遇し具合が悪くなったらしい)
皆で先生にごめんなさいを言ったが、先生は一週間ぐらい許してくれなかった。
体の半分の皮と肉ががベロンと剥がれて、理科室にある人体見本みたいになっても
鼠はあんなに駆け回れるんですね。体どうなってんだ。すごいなあ。
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