614 ：名74系統 名無し野車庫行 ：2006/01/08(日) 21:57:43 ID:/NG0zs40
知り合いの運ちゃんから聞いた話。今月３日か４日の出来事。
信号待ちのときに４歳くらいの子供が両替機に１０円玉投入。（ばっちり見てた）当然ながらそのまま出てくる。
運「１０円玉は受け付けないから戻ってくるよ」
にもかかわらず
子「運転手さん、５００円入れたのに１０円しか出てこない」
運「ボク、それは１０円しか出てこないんじゃなくて、いまボクが入れた１０円がそのまま戻ってきたんだよ」
子供は振り向き母親らしき人（２０代後半）に助けを求めるように視線を向ける。
母親らしき人は、運転手ごときにびびってんじゃないわよと言わんばかりにあごでしゃくる。
子「今ボクはちゃんと５００円入れました」
運「運転手さん今見てたけど、ボクが入れたのは１０円玉だよ」
子はまた振り向いて助け求める、そして母親はまたあごでしゃくる。
615 ：名74系統 名無し野車庫行 ：2006/01/08(日) 21:58:09 ID:/NG0zs40
子供は、言うに事欠き、
子「それじゃ両替はいいから入れた５００円を返してください」
運「ボク、何回も言うけど、入れたのは１０円だったんだよ。なのに５００円を返せって話はないよ」
子、また振り返る。母親ノーリアクション、子供は泣きそうな顔をして黙った。
運「運転手さんがここで５００円出すのは簡単だけど、それをやるとボクのためにならないからお金は出さないよ。どうしても５００円両替したのを出せというなら一度お母さんのところに戻ってさっきのお金は間違っているからちゃんと５００円玉を頂戴といってもらっておいで」
母、たまりかねたように、
母「Ｕ（子供の名前）！ Ｕ！ こっちのお金でやって」
と、今度は５００円玉を子供に渡す。
そして両替してる最中に
運「ボク、さっきやろうとしてたことは泥棒と同じだからね。これからもう絶対やっちゃだめだよ」
と、マイクは切ったけどバス中に聞こえる声で言った。
そしたら、子供は理解したかどうかは不明だが頷いて母親のところに戻っていった。
母親は両替したお金をむしりとると、降りるまで終始無言。
子供は不安げに母親を見詰めるが、彼女は一瞥すらくれようとせず、話しかけても一切受け答えしなかった。
降りるバス停に来ると彼女はすっくと立ち上がり、
母「Ｕ、降りるよ」
と吐き捨て、手を引くこともしなければ待つこともせず、
616 ：名74系統 名無し野車庫行 ：2006/01/08(日) 21:58:54 ID:/NG0zs40
さっき両替してたのにバスカードで足早に降りていった。
だが子供は、運転手の傍を通るのが怖かったらしく、運賃箱の後ろでまごまごしてた。
すると一度降りた母親、
母「Ｕ！ なにしてるの！ ぐずぐずしないで！」
と声を荒げて、子供の手をむんずと掴み引きずるように降りていった。
以前に成功してたからこそ、味をしめて再犯したと思われる。
似たような詐欺に合わないようご用心。
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