人間の脳が「物質」であることには、誰も異論がありません。

2010年2月4日木曜日 ·

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人間の脳が「物質」であることには、誰も異論がありません。 
しかし、脳内には物質以外の「何か」がある(筈)と考える人が居ます。 
・・それは願望思考・自己欺瞞という「観念論的誤謬」です。 
人間の脳を構成する千億個の神経細胞は軸索を伸ばし、突端から分泌する神経伝達物質で、他の神経細胞に情報を伝えるだけです。 
勿論、脳内には核分裂のような原子核反応もありません。 
分子生物学と生理学の対象分野「分子レベルの現象」が全てです。 
「この宇宙」で人間の脳だけが「特殊な物質」であるとする科学的根拠は全くありません。 
人間の脳も地球上における「物質の進化」の一過程にすぎず、人間の脳が造り出す『意識』も何ら「特別」ではありません。 
『意識』は『クオリア』を持つ動物全部に生成する現象です。 
「何を思うか何を意志するか」は、あらかじめ物理・化学法則により決定されております。 
自由(意志)感は文字通り『感じ』にすぎません。 
量子論の「不確定性」は意識には何の関係もない「単なる観測問題」です。 
以上が「超・大統一理論」=量子論と相対性理論の統一後に残存し得る『唯一の最終真理(思想)』の輪郭です。
全宗教全観念論は徒労です。 



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