クリスマスも過ぎた師走の日、その朝は雲ひとつ無く青空が広がってい
た。
ただ外はとても寒く、雪が深く積もり、しんと静まり返っていた。
朝食に肉をフライパンで焼いてステーキにして食べた。
冷蔵庫には食べきらない程の大量の肉が入っているため当分の間は毎日肉
を食って過ごす事になりそうだった。
夜、母親が突然わめき出した。私の顔を見て狂ったように喚いているが、
何を言っているのかさっぱり解らなかった。
おそらく私の母親は気が狂っているのだろう。
コンビニで弁当を買ってきたのか一人で食べている。私の分は無く、腹が
減った私は冷蔵庫を
漁ってみたが諦め駅まで出かけ、ファーストフード店で夕食を済ませる事
にした。
私は大掃除がまだ残っていた事を思い出した。
家に帰る途中、雪がちらつき始めていた。
私は呟いた「初雪か・・・」
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