3月。
寒さの中にも春の陽気がちらつき始めている東京。
駅のホームで電車を待つ。
憧れの駅。
賑やかなホーム。
周りで待つ人々。
新しい春に想いを寄せているみたいだ。
泣いてる人がいる。
満面の笑みに涙が光る。
私の頬にも涙が伝う。
私はお守りから小さな紙を取り出した。
大事な探し物が書かれた紙だ。
私はその紙をギュッと握りしめた。
電話をする声。
「あ、電車来たみたい。じゃS駅に12時ね。」
多分君はそれに間に合わない。
数字の書かれた小さな紙が
宙を舞った。
数字の書かれた小さな紙が
宙を舞った。
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