ある日の昼休みのこと
AとBは給食を早く食べ終わったために誰よりも早く教室に戻って来た
「なあ、A」
「何?どうかしたの?」
「呪いのビデオって知ってる?」
「え?」
「Kちゃんに貰ったんだけど」
この手の話題は有名なので逆に驚く、どうせ嘘だと思うけど
「どうしてKちゃんが?」
「さぁ、よく分からないけど1人で見て7って言われたんだんだけど怖くて、でも
面白そうだよ」
「分かった、じゃあ明日の放課後で良いかな?」
「良いよ、でもなるべくこのことは内緒で」
「どうして?人は多いほうが良いと思うけど?」
「Kちゃんにばれちゃうかもしれないから、一応」
「早かったね」
「ああ、うん」
Kちゃんが先に帰ってきてC君Dちゃんも遅れて戻ってきたので今日この話はもうし
なかった
次の日の放課後 B君の家に行くことになり、B君の家に2人で歩いていた
「今日は親はいるの?」
「今日はいつも父さんがいる日だけど」
「なら安心だね、何してるの?」
「今日はホラー映画か何か見るって言ってたけど、仕事はよく分からないや。こ
こが自分の家だよ」
B君が家の鍵を開けた
「ただいま、父さんいるの?、父さん?」
「いないの?あの部屋の電気は付いてるけど」
「ほんとだ」
ドアを開けると電気が付けっぱなしでビデオレコーダーの電源と扇風機も付いて
いた
「あれ?この中に入ってるのは呪いのビデオだ、どうしたんだろう」
「とりあえず持っていこうよ」
ビデオレコーダーからビデオを取り出してB君の部屋に入った
「ドキドキするね、こういう時って」
「もう良いから早く!」
ビデオをレコーダーに入れ再生ボタンを押す、流れ始めたのは何かのアニメだっ
た
「何だ、別におかしくないじゃないかww」
「ええええぇぇぇww」
2人は笑い合い、その後しばらくはアニメを見ていておやつのアイスを食べていた
「B君少しトイレ借りても良い?
「良いよすぐそこにあるから分かると思うよ?」
「ありがとう」
ガチャン
「あれ、いつの間にアニメ終わってたんだ?」
ガチャン
「ただいま〜、アニメ終わったん…Bどこにいるの?」
そこには再生が終わり画面青くなったテレビとアイスの棒が残されていた
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